概要
Astell&Kern KANN ULTRAは、ES9039MPROデュアルDACとOcta-Core CPUを搭載し、回路とアンプを分離したトリプル出力モードを採用した、KANNシリーズ第5弾のプレーヤーです。このハイエンドプレーヤーは、超高出力と低歪・高S/N比の両立を実現し、11月25日に発売されます。
ブランド名: Astell&Kern
モデル名: KANN ULTRA
発売日: 2023年11月25日
参考価格: 299,981円 ※記事作成時点
・専用ケース 参考価格:19,980円 ※記事作成時点
特徴
1. Fueling Your Sound KANN ULTRAは、ES9039MPROデュアルDACを搭載し、PCM 768kHz/32bit、DSD512のネイティブ再生をサポート。最大16Vrmsの超高出力を提供し、KANNシリーズの最高峰の音質を実現します。
2. トリプル出力 トリプルサウンド ヘッドホン出力、プリアウト、ラインアウトの「トリプル出力モード」を搭載。TERATON ALPHAテクノロジーにより、各端子に最適なサウンドを提供します。3.5mm端子にはS/PDIF光デジタル出力も装備。
3. 4段階ゲイン調整と軽量・薄型化 ヘッドホン出力は4段階のゲイン設定が可能で、異なるインピーダンスの機器に最適な動作を実現。大画面5.5インチを搭載し、重量を軽量化・薄型化しつつ、操作性を向上させました。
4. ESS最新フラッグシップDACのデュアル搭載 最新のES9039MPROデュアルDACを搭載。アンプ部を再設計し、クリアで解像度の高いサウンドを各出力端子から提供します。
5. 次世代型Octa-Core CPU Octa-Coreプロセッサーを初搭載。高速でスムーズなUI/UXを実現し、オーディオ回路部は熱やノイズを最小限に抑える専用シールド缶を備えています。
6. デジタルオーディオリマスター(DAR)機能 DAR機能を搭載し、音源のサンプリングレートをリアルタイムにアップサンプリング。PCM 384kHz/DSD256変換再生に対応し、より高い次元での音楽体験をサポート。
7. クロスフィード機能 スピーカーに近い音像を実現するクロスフィード機能を搭載。左右のチャンネルの明確な分離感を調整し、リスニングの疲れを軽減します。
スペック・製品仕様
仕様 | 詳細 |
---|---|
一般仕様 | |
モデル | KANN ULTRA |
ボディカラー | Astro Gray |
ボディ素材 | アルミニウム |
ディスプレイ | 5.5インチ HD 1080 x 1920 タッチスクリーン |
サポートされるオーディオフォーマット | WAV, FLAC, WMA, MP3, OGG, APE, AAC, ALAC, AIFF, DFF, DSF, MQA |
サンプルレート | PCM: 8kHz ~ 768kHz (1サンプルあたり8/16/24/32ビット) |
DSDネイティブ: DSD64(1ビット 2.8MHz), ステレオ / | |
DSD128(1ビット 5.6MHz), ステレオ / DSD256(1ビット 11.2MHz), ステレオ / | |
DSD512(1ビット 22.4MHz), ステレオ | |
出力レベル – ヘッドフォン出力 | [Low Gain] アンバランス 2Vrms │ バランス 4Vrms(条件: 負荷なし) |
[Mid Gain] アンバランス 4Vrms │ バランス 8Vrms(条件: 負荷なし) | |
[High Gain] アンバランス 6Vrms │ バランス 12Vrms(条件: 負荷なし) | |
[Super Gain] アンバランス 8Vrms │ バランス 16Vrms(条件: 負荷なし) | |
出力レベル – プリ・ラインアウト | アンバランス 2Vrms │ バランス 4Vrms(条件: 負荷なし) |
CPU | オクタコア |
DAC | ES9039MPRO x2 |
デコーディングサポート | 最大32bit/768kHzビット対ビット再生 |
入力 | USB Type-C 入力(充電およびPC/MAC用) |
出力 – ヘッドフォン出力 | 3.5mm(アンバランスアウト、光デジタルアウト)、4.4mm(バランスアウト、5極のみサポート) |
出力 – プリ・ラインアウト | 3.5mm(アンバランスアウト)、4.4mm(バランスアウト、5極のみサポート) |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4/5GHz) |
Bluetooth | V5.3(A2DP、AVRCP、Qualcomm® aptX™-HD、LDAC、LHDC) |
寸法 | 3.24インチ(82.4mm)[W] x 5.55インチ(141.1mm)[H] x 0.96インチ(24.4mm)[D] |
重さ | 約13.75オンス(390g) |
機能向上 | ファームウェアアップグレード対応(OTA) |
動作温度 | 0℃ ~ +40℃(32℉ ~ 104℉) |
オーディオ仕様 | |
周波数応答 – ヘッドフォン出力 | ±0.006dB(条件: 20Hz~20kHz)アンバランス │ ±0.004dB(条件: 20Hz~20kHz)バランス |
±0.016dB(条件: 20Hz~70kHz)アンバランス │ ±0.020dB(条件: 20Hz~70kHz)バランス | |
周波数応答 – プリ出力 | ±0.022dB(条件: 20Hz~20kHz)アンバランス │ ±0.023dB(条件: 20Hz~20kHz)バランス |
±0.023dB(条件: 20Hz~70kHz)アンバランス │ ±0.023dB(条件: 20Hz~70kHz)バランス | |
周波数応答 – ラインアウト | ±0.002dB(条件: 20Hz~20kHz)アンバランス │ ±0.002dB(条件: 20Hz~20kHz)バランス |
±0.007dB(条件: 20Hz~70kHz)アンバランス │ ±0.006dB(条件: 20Hz~70kHz)バランス | |
S/N – ヘッドフォン出力 | 115dB @ 1kHz、アンバランス │ 119dB @ 1kHz、バランス |
S/N – プリ出力 | 110dB @ 1kHz、アンバランス │ 126dB @ 1kHz、バランス |
S/N – ラインアウト | 110dB @ 1kHz、アンバランス │ 125dB @ 1kHz、バランス |
クロストーク – ヘッドフォン出力 | 134dB @ 1kHz、アンバランス │ 140dB @ 1kHz、バランス |
クロストーク – プリ出力 | 128dB @ 1kHz、アンバランス │ 128dB @ 1kHz、バランス |
クロストーク – ラインアウト | 129dB @ 1kHz、アンバランス │ 121dB @ 1kHz、バランス |
THD+N – ヘッドフォン出力 | 0.0004% @ 1kHz、アンバランス │ 0.0004% @ 1kHz、バランス |
THD+N – プリ出力 | 0.0012% @ 1kHz、アンバランス │ 0.0005% @ 1kHz、バランス |
THD+N – ラインアウト | 0.0013% @ 1kHz、アンバランス │ 0.0005% @ 1kHz、バランス |
IMD SMPTE – ヘッドフォン出力 | 0.0006% 800Hz 10kHz (4:1) アンバランス │ 0.0006% 800Hz 10kHz (4:1) バランス |
IMD SMPTE – プリ出力 | 0.0006% 800Hz 10kHz (4:1) アンバランス │ 0.0006% 800Hz 10kHz (4:1) バランス |
IMD SMPTE – ラインアウト | 0.0006% 800Hz 10kHz (4:1) アンバランス │ 0.0006% 800Hz 10kHz (4:1) バランス |
出力インピーダンス – ヘッドフォン出力 | アンバランス 3.5mm (1Ω) │ バランス 4.4mm (1.3Ω) |
出力インピーダンス – プリ出力 | アンバランス 3.5mm (3.5Ω) │ バランス 4.4mm (5.7Ω) |
出力インピーダンス – ラインアウト | アンバランス 3.5mm (6.5Ω) │ バランス 4.4mm (10.7Ω) |
クロックソース | |
クロックジッター | 25pS(典型値) |
参照クロックジッター | 200フェムト秒 |
ストレージ容量 | |
ビルトインメモリ | 128GB [NAND] |
外部メモリ | microSD x1(最大1TB) |
バッテリー | |
容量 | 8,400mAh 3.8V リチウムポリマー |
充電時間 | 約3.5時間(PD 3.0チャージャー使用) |
再生時間 | 約11時間(標準: FLAC, 16bit, 44.1kHz, Vol.50, LCDオフ, ローゲイン) |
対応OS | |
サポートされるOS | Windows 8, 10, 11(32/64ビット) MAC OS X 10.7 |
その他 | |
その他の注意 | – 計測中はオーディオはミュートされていません。 |
どんな人におすすめか
KANN ULTRAは、ハイエンドな音質を求めるオーディオファイルや音楽愛好家に最適です。ヘッドホン、プリアウト、ラインアウトのトリプル出力モードや、高度なゲイン設定、DAR機能など、高度な機能と優れたサウンドパフォーマンスを追求する方におすすめします。また、5.5インチの大画面やBluetooth機能など、快適な操作と高い機能性が求められるユーザーにも適しています。
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