1MORE Fit SE S30 レビュー コスパ抜群!VGP受賞オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン

イヤホン

概要

今回は、世界各国にグローバル展開しているオーディオ機器専門メーカー
「1MORE INTERNATIONAL LIMITED」より、

オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン
「1MORE Fit SE S30(正式名称:1MORE Fit SE Open Earbuds S30)」
(ホワイト)

をご提供頂きましたのでレビューしていきます。

2023年11月24日(金)に発表された、
国内最大級を誇るオーディオビジュアルアワード「VGP2024」にて
「Bluetoothフロート型イヤホン/左右独立型(1万円未満)部門」で部門賞を受賞

参考価格: ¥9,999 税込 ※記事作成時点 モデル名: EF606

※Amazon:2023年12月19日火曜日(火) から 2024年1月1日月曜日(月)まで1500円OFFクーポン付与
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スペック・製品仕様

仕様詳細
カラーブラック/ホワイト
イヤホン重量10g
イヤホンサイズ44.92 × 47.11 × 22.64 mm
ケースサイズ104.8 × 54.6 × 30.0 mm
Bluetoothバージョン5.3
Bluetooth規格HFP/A2DP/AVRCP
再生時間(イヤホン)約10時間
再生時間(充電ケース)約30時間
タイプオープンイヤー型
インピーダンス16 Ω
ワイヤレス/有線ワイヤレス・自動ペアリング
周波数帯域2.400 GHz ~ 2.4835 GHz
専用アプリあり【1MORE MUSIC】

内容物

  • ケース含む本体
  • 充電ケーブル
  • 説明書

レビュー

ケース・本体の外観

ケースは丸みがあり横長の平たいデザインで、今回レビューするホワイトは、
真っ白、というよりは暖かみのあるうっすらクリーム色。
ケース表面は指紋の目立ちにくいマット仕上げ。

ケース中央部にはケースの充電残量を示すインジケータが搭載されている。

ケースのサイズは 約 縦55mm×横105mm×高さ30mm 程

ケース背面にはType-Cの充電口とペアリングボタンが搭載されている。

・うまくペアリングできない時は
  本体をケースに戻し、ペアリングボタンを3回押すとペアリングリセット

・ペアリング情報の削除
  本体をケースに戻し、ペアリングボタンを8秒間押し続ける

蓋を開けるとこんな感じ。
収納時は本体の角度に傾斜がついており、ケース内もスッキリしているので取り出しやすい。

外側
内側

本体は雨や汗を気にしなくて良いIPX5防水。

サイズ感はこんな感じ。

イヤーフック部分を除いた本体部分はやや厚みがある印象。

イヤーフック部分は柔軟性がある。

重さ

本体片側約10g

ケース込み:約83.1g

装着した見た目

コントロール

コントロールは1MOREと書かれた楕円形の部分が静電式センサーとなっており、
タップ操作でコントロールする。

初期設定時のコントロールは

ダブルタップ:再生/一時停止 (通話では 応答/切断)

トリプルタップ:音声アシスタント起動

長押し:通話の終了/拒否

のみとなっている。

このままだと曲送りやボリューム調整はできないが、

後ほど紹介する専用アプリにてコントロールのカスタマイズを行う事ができる。

専用アプリについて

専用アプリ「1MORE MUSIC」

専用アプリでは、

  • イヤホン&ケースの充電残量の確認
  • コントロールのカスタマイズ
  • イコライザーカスタマイズ
  • ファームウェアのアップデート
  • クイックガイド
  • ヒーリングサウンドの再生

を行う事ができる。

「お客様の設定」はコントロールカスタマイズで、
ダブルタップ、トリプルタップの操作を左右で割り当てる事ができる。

それぞれ割り当てられる項目はこのようになっている。

初期設定では無かったボリューム調整や曲送り、曲戻しの項目も存在するので
自分好みに割り振ることができる。

因みに、私はこのように設定した。

イコライザーカスタマイズは10バンド式で既に設定済みのプリセット等は用意されておらず、
調整したい場合は自分で設定する必要がある。

カスタマイズしたイコライザー設定は複数保存可能。

「落ち着くサウンド」では
3種類のヒーリング音源を再生する事が出来る。

音自体は問題ないのだが、数秒の短い音源をループ再生する仕様で
ループする際に必ず音が一瞬途切れてしまうのがとても気になる。

使用した感想について

デザインについて

オープンイヤーイヤホンはケースが大きいものが多く嵩張る事がマイナスポイントになりやすいが、
1MORE Fit SE S30のケースはオープンイヤーイヤホンの中でかなりコンパクトな部類で、
胸ポケットや鞄の小型ポケットにも問題無く入るサイズ感なのが高ポイント。

本体・ケース共に指紋が目立ちにくいマット仕上げなのも個人的に嬉しい。

色使いやデザインもシンプルかつ上品で、1万円未満の製品とは思えない高級感を感じる。

装着感について

オープンイヤーイヤホンはイヤーフック部分が硬かったり、
イヤーフックと本体部の圧迫が強く長時間装着していると痛くなってしまうものも結構あるのだが、S30はイヤーフック部分が柔らかめでかなり圧迫感が抑えられた造りになっており、
イヤーフックとスピーカー部で挟み込むというよりは
「イヤーフックを耳に引っ掛け、スピーカー部は添えるだけ」
といった感じなので圧迫感は全く無く、長時間使用しても痛くならず快適だった。

圧力はかかっていないのにフィット感も高く、重さも全然感じなかった。

また、耳を塞がないので外の音は装着していない時とほぼ変わらず自然に取り込め、
装着したまま会話したり、接近する車に気付けたりと利便性、安全性も高い。

操作感について

本体のセンサー部は広めなのでタップしやすく、感度も良好で快適だった。
ただ、タップ時の音等は無く無音だったので操作によっては
3回押せているのか2回なのか分かりづらい場面も考えられる。

コントロールカスタマイズで割り当てられる枠が少なく、
ボリューム調整と曲送り/曲戻しが完全に両立できないのは残念ポイント。
スマートウォッチで音楽コントロール機能が付いていればこの点は補えるか。

音質について

個人的にオープンイヤー型の中でも音はかなり良いと思った。

全体的にはきめ細やかな音でボーカルが聞き取りやすく、
オープンイヤー型が構造上苦手とする低音もしっかり出ている方だと感じる。

音場も広く臨場感がある。
刺さらない耳当たりの良い音で、長時間のながら聞きに最適。

デフォルトだとナチュラル寄りなので、アプリのイコライザーで低域と高域を上げると
ドンシャリ寄りの楽しい音になる。

通話音声について

イヤホンから録音した音声を聞いてみたがとてもクリアで聞き取りやすかった。

アプリについて

オーディオブランドのイヤホン・ヘッドホン用アプリを20種以上使ってきたが、
それらと比較しても機能は少なく、作り込みも微妙に感じる。

他オーディオブランドの専用アプリではほぼ見かけるイコライザープリセットが無かったり、
せっかく用意されているヒーリングミュージックが不完全だったりと、機能の充実度、クオリティ共に見劣りはするが悪い点だけでなく良い点もある。

・アプリの接続が早い
・イコライザやコントロールカスタマイズを適用した後の切替が早い

アプリ接続やカスタム適用がもたつくのは地味にストレスになるので、
この点がスムーズなのは快適と言える。

その他

単体再生時間が最大で10時間とかなり長く、運動や作業の「ながら聴き」としての需要が高いオープンイヤーイヤホンとしてこの点はかなり相性が良い。

記事を書いたり動画を編集したりと、6時間以上続けて作業を行う事も多々ある私にとって、
これはかなり嬉しいポイント。

総評

メジャーなブランドから出ているオープンイヤーイヤホンの多くは1万5千円~3万円程の価格帯であり、メジャーブランドで1万円未満のオープンイヤーイヤホンはほぼありません。

オープンイヤーイヤホンとしてお手頃な価格帯でありながら、デザイン性が高く、音の良さ、装着感の良さ、再生時間等は他ブランドのハイエンドモデルをも凌駕するクオリティで、
コントロールバリエーションの少なさやアプリのクオリティ等残念ポイントもあるものの、
総合的に見てコストパフォーマンスはかなり高いと思いました。

どんな人におすすめか

  • 長時間デスクワークをされる方
  • 運動・スポーツをされる方
  • 家事をされる方
  • カナル型の密閉感が苦手な方
  • コストパフォーマンを重視される方

におすすめです。

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