Amazfit Bip 5 レビュー VGP受賞スマートウォッチのコスパが凄すぎる

スマートウォッチ

概要

今回はZepp Health Corporationが手がける人気のスマートウォッチブランド
「Amazfit(アマズフィット)」から、
エントリーモデルの最新作「Amazfit Bip 5」(ソフトブラック)をご提供頂きましたので、
レビューしていきます。

オーディオビジュアル機器の専門家達が優秀な製品を決める、1987年にスタートした国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワード「VGP」にて、最新のVGP2024では

 <スマートウォッチ(1万円以上5万円未満)部門>の部門賞を受賞しています。

カラーリングは現在ソフトブラック、クリームホワイト、パステルピンクの3色を展開

参考価格:¥14,800(税込)※記事作成時点

スペック・製品仕様

カテゴリ詳細
デザイン
カラーソフトブラック/クリームホワイト/パステルピンク
サイズ45.94×38.09×11.2mm (心拍ベース除く)
重量約40g(バンド含む)/約26g(バンド除く)
ボディ素材プラスチック
ボタン1
防水グレードIP68¹⁴
ディスプレイ
ディスプレイ素材TFT
ディスプレイサイズ1.91インチ
解像度320×380
PPI260
タッチスクリーン2.5D強化ガラス+指紋防止コーティング
バンド
バンド素材シリコン
バンド長さ155mm ~ 210mm
バンド幅22mm
バンド仕様クラシックピンバックル
バッテリー
バッテリー容量300 mAh(標準値)
充電方法マグネット式充電
充電時間約2時間
スポーツ機能
スポーツモード120+
スマート認識7つのスポーツ
テンプレートの作成インターバル トレーニング (時計経由)
高度なランニングサポート仮想ペーサー、自動ラップ/条件付き一時停止
運動データのアナウンス有(英語)
ワークアウトステータスPeakBeats™(Vo2Max、完全回復時間、トレーニングの負荷・効果など)
フィットネスアプリとの同期adidas Running、Strava、Komoot、Relive、Google Fit、Apple Health
ヘルス機能
24時間モニタリング心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル
手動測定心拍数/血中酸素レベル/ストレスレベル/ワンタップ測定(3つの健康指標)
睡眠の質のモニタリング睡眠段階(REMを含む) 昼寝の時間/睡眠時の呼吸の質/睡眠スコア
健康評価システムPAI
呼吸エクササイズ
生理周期トラッキング
健康リマインダー心拍数の異常/低血中酸素/高ストレスレベル/呼吸エクササイズ/座り過ぎのリマインダー
センサー
健康BioTracker™ PPG 生体認証センサー (血中酸素をサポート)
運動3軸加速度センサー
接続Bluetooth 5.2 BLE
測位システム4衛星測位システム GPS、GLONASS、GALILEO、QZSS
モーターローターモーター
その他
ミニアプリ対応※一部日本語非対応
スリープモード
オフライン音声アシスタント
Alexa(日本語対応)
ウォッチフェイス50+
アプリZeppアプリ ※タブレット未対応
搭載OSZepp OS 2.0以上
対応デバイスAndroid 7.0 以上、iOS 14.0 以上
セット内容スマートウォッチ (純正バンド含む)、専用充電器、取扱説明書

主な機能

機能Amazfit Bip 5
ダウンロード可能なアプリとゲーム70+
Amazon Alexa
オフライン音声アシスタント
音楽保存
会員カード
ショートカットカード
カレンダー
ToDoリスト
音楽コントロール
カメラコントロール¹◎※iOSのみ
着信通知
SMS通知
アプリ通知
着信へのクイック返信¹⁵◎※Androidのみ
スマートフォンを探す
アラーム
ストップウォッチ
ポモドーロタイマー
天気
座りすぎのリマインダー
スクリーンロック&パスワード設定
DND(Do Not Disturb)モード
1.91インチディスプレイ超大型
Bluetooth通話
4衛星測位システム
120+スポーツモード&スマート認識
24H心拍数、血中酸素レベル&ストレスモニタリング
ZeppOS2.0以上を搭載

内容物

  • スマートウォッチ本体&シリコンベルト
  • 充電器
  • 説明書

レビュー

1.91インチ大型高解像度ディスプレイを搭載。
ディスプレイの周りには黒い枠があり、手前側の方がわずかに幅が広い仕様。

ディスプレイは平面ではなく、緩やかな曲面になっている。
2.5Ⅾ強化ガラスで縁は丸みを帯びている為、ディスプレイとボディとは引っ掛かりが無く滑らかな触り心地。右側面には電源及び操作ボタンが1つ。

背面はセンサー類と充電用端子が搭載されている。

付属のバンドはシリコン製で、端を内側に収納するタイプ。
ベルト幅は22㎜で、取り外し可能なので市販の交換用ベルトでカスタムして楽しむ事もできる。

ベルト込みでも約40gと軽量。

付属の充電器はマグネットタイプ。
ケーブルの長さは約0.4m程。
デスクでは十分な長さだが、使用場所によっては短く感じる。

ケーブルの癖で浮いてしまっても磁力でしっかりホールドされ、充電する事ができた。

初回電源ON時は画面に専用アプリ「Zepp」のQRコードが表示されるので、
インストールしてスマートウォッチと接続し、初期設定を済ませる。

接続されるとパッケージにもなっているデフォルトのウォッチフェイス(ダイヤル)になる。
初期設定の画面輝度50%未満でも、明るく鮮明で鮮やかな印象。

3つの内蔵ウォッチフェイス以外にも、スマホアプリの70以上のウォッチフェイスから好きな物をダウンロードして変更する事ができる。

また、スマホ内の画像もウォッチフェイスとして設定することができるので、思い出の写真や好きなキャラクター画像を設定して楽しむ事もできる。

文字の位置やカラーは選択でき、カスタマイズ性も高い。

装着するとこんな感じ。

メニュー操作について

ホーム画面を左から右にスワイプするとショートカットカードメニューになる。
ショートカットカードの内容はアプリでカスタムする事ができるので、
良く使う項目を設定する事でシームレスな操作が可能。

Alexaに対応しており、スケジュールの管理やスマートホーム家電の操作などをスマートウォッチから音声操作で行う事ができる。また、初期設定では側面のボタンを長押しする事でAlexaを起動できる。

ホーム画面を上から下にスワイプするとコントロールセンターが引き出せる。
設定や画面輝度調整、スマートフォン探索、DND(おやすみ)モード切替等、
実用的で使用頻度の高い機能のショートカットが可能。

ホーム画面を右から左にスワイプしていくとウィジェットを展開する事ができる。
活動量計→心拍数計→天気→PAI(健康評価システム)→音楽コントロール
の順で移行することができる。

ホーム画面を下から上にスワイプで通知履歴を確認する事ができる。
通知を許可するSNSやメッセージはアプリで設定する事ができる。

LINEやX等の一部SNSは、あらかじめ設定されたテンプレートメッセージを返信できるクイック返信に対応。

テンプレートメッセージの内容はアプリ側で編集する事ができる。

アプリについて

ホーム画面から右側面の操作ボタンを押すとアプリ一覧が表示される。
スマホアプリ側で不要な物を削除したり、順番を並び替える事ができる。

Bluetooth通話に対応しており、スマートウォッチから通話をする事ができる。
「コール」では、設定で追加した連絡先や、ダイヤルパッドから電話をかける事ができる。

「運動」モードでは、ランニングや球技等、120以上の運動項目で歩数や消費カロリーを測定できる。

ウォーキングやランニング、サイクリング等特定の7つの項目では、運動検出機能を設定することで、
自動で運動開始を検出し測定を開始することができる。

その他、良いなと思ったアプリをいくつかピックアップします。

カレンダー

「カレンダー」は、曜日はもちろん、スマホアプリ側で予定を入れる事ができ、
予定も一緒に確認する事ができる。

ワンタップで測定

「ワンタップで測定」では、心拍数、ストレス、血中酸素を40秒ほどで同時に測定することができる。

天気

「天気」では、気温や降水確率、週間天気等を確認可能。

会員カード

「会員カード」では、スマホアプリへSNSのプロフィールや電子決済用QRコード等を登録することで、スマートウォッチに表示させることが可能。

To-Doリスト

個人的に嬉しいのがTo-Doリストで、
スマホアプリから予定と日時を設定する事で、リマインダーを設定して知らせてくれる。

あらかじめ予定より早めに設定しておけば、忘れることがない。
プライベートから仕事まで、幅広く使える実用的な機能。

ウォッチ内アプリは追加可能

また、モバイルアプリ内のApp Storeから別途アプリをダウンロードする事も可能で、計算機やSpotifyをコントロールする「Remotify」、行き先を設定し案内してくれる「ナビゲーション」等、実用的で便利なアプリも多数。

設定について

設定では

  • 文字盤と時間
  • サウンドと振動
  • 運動
  • 個人設定
  • システム

の項目について設定項目が用意されています。

文字盤と時間では内蔵ダイヤルの切替や時刻・日付の形式を変更することができる。

ディスプレイでは輝度調整、画面持続時間、腕上げ点灯、通知について設定可能。

運動では特定の運動モードで運動を検出し自動で測定を開始する運動検出についての設定と、
測位システムに関わるAGPSの期限切れ通知についての設定ができる。

個人設定ではこれら以外にも側面ボタン長押しで起動するアプリのカスタムやメニューのリストスタイル変更、言語についての設定を行う事ができます。

システムでは電源や初期化等の操作が可能です。

モバイルアプリについて

zeppアプリでは、Bip5で測定された健康データや運動データの詳細を確認する事ができる。

プロフィールの「マイデバイス」からAmazfit Bip 5をタップすることでBIP5のメニューが開く。

BIP5メニュー

ウォッチフェイス・アプリのダウンロードや設定が必要なアプリの項目はこちらから設定する。

初期設定ではストレスや血中酸素の自動モニタリングがオフになっているので、
常に自動測定したい場合はここをオンにする必要がある。

使用した感想について

デザインについて

汎用性の高いスクエア型で普段使いしやすく、幅広いシチュエーションで使いやすい。
1.91インチの大型ディスプレイで文字も見やすく、操作もしやすい。

付属のバンドは各ボディカラーと合わせたカラーリングでカジュアルさが強め。
市販の22㎜幅のバンドと交換可能なので
ウォッチフェイスと合わせて印象をガラッと変えることもできる。

ウォッチフェイスの種類は内蔵・アプリ共にやや少なめな印象だが、シンプルで使いやすい物が多い。
また、スマートフォン内の画像をウォッチフェイスとして設定できる為、
ウォッチフェイスは実質無限。

ダウンロードしたウォッチフェイスを複数枚内蔵できるのも便利。

装着感について

付属のベルト込みで40g、本体のみでは26gと軽量で手首への負担も少なく、
長時間装着していても疲れにくく快適だった。

また、スクエア型の為手首を外側に曲げた際も手の甲に干渉しづらいのも快適。

操作感について

スマートウォッチでは珍しい曲面ディスプレイにより、
触り心地はとても滑らかで指をスライドさせやすい。

ソフトの操作性も価格帯を感じさせないぐらい滑らか・サクサクで申し分ない。

お手頃なスマートウォッチはフォントが荒かったり、翻訳精度が低かったりするが、
フォントも綺麗なゴシック体で翻訳精度もかなり高いので読みやすい。

機能について

基本的な健康測定機能はもちろん、
To-Doリストや記入可能なカレンダー、Alexa等、
痒い所に手が届くラインアップで、「そうそう、コレが欲しかった」という満足感。

自宅の一部家電をAlexaで操作できるスマートホーム化しているので、
起床時や就寝前に横になりながら音声操作で部屋の照明を点灯/消灯する等とても快適。
その他にもアラームやリマインダーを設定したりとなにかと便利。

健康測定機能も精度が高く、
睡眠測定では就寝時間や起床時間にずれがほぼ無かった。

この価格帯ではなかなか搭載されていない
GPS含む4衛星測位システムを搭載しているので、位置情報や距離の測定等も精度が高い。

アプリについて

zeppアプリ自体のメニューでは、スマートウォッチから測定したデータの詳細を確認する事ができ、
操作性に関しても特に問題は無いが、ウォッチフェイスやウォッチ内アプリについての設定はzeppアプリのプロフィール欄から更にマイデバイスをタップして開かなければならない為、少しわかりづらいかなと感じた。

各設定項目はかなり充実しており申し分ない。

充電持続について

満充電にしてからSNSからの通知、ストレス・血中酸素の自動モニタリング等をONにして
約5日程度経過した時点で充電残量は半分程と、充電の持続もかなり良い。
このまま使えば8日~10日程度持ちそうなペース。

ハイエンドモデルでも持続時間が短いものが多いので、
ずぼらな自分としてはかなり満足の性能。

総評

個人的にスマートウォッチに求めている機能・性能は、

  • SNS通知
  • 予定を記入できるカレンダー
  • To-Doリスト
  • Alexa
  • 精度の高いヘルスモニター
  • GPS
  • 充電の持続の長さ

で、これらを全て満たすスマートウォッチはなかなか見つからず、

どれかは諦めなきゃいけないのかなと妥協してきたのですが、

今回Amazfit Bip 5を使用してみて、まさにこれらの条件を全て満たすモデルで、

これでいいじゃん」となりました。

挙げた条件を多く満たすスマートウォッチを探すと少なくとも3万円以上はしますから、

その半分未満の価格で条件を全て満たすコストパフォーマンスは忖度無しに
凄すぎる
としか言えません。

上を見ればより性能が高く高価なモデルはいくつもありますが、

Amazfit Bip 5に欲しい機能・性能が全て入っているので

正直これ以上のものは要らないと思わせてくれるぐらい充実した内容でした。

どんな人におすすめか

このスマートウォッチは

  • 機能性、コスパを重視される方
  • 運動・スポーツをされる方
  • プライベート・仕事のスケジュール管理に
  • 日々の健康管理を目的としている方
  • 充電の持続を重視される方
  • スマートウォッチのエントリーモデル

におすすめです。

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