概要
今回は、AZLAより大ヒットイヤーピース「SednaEarfit」シリーズ最新作、
XELASTEC IIをレビューしていきます。
Ⅿサイズ2ペアを購入
寸法はこんな感じ。サイズ毎に異なる。
笠部分は熱可塑性エラストマー素材を採用。
体温によって自動で耳の形に合わせ変形する。
吸着力が高く、触ると指にくっついてくるような感覚がある。
弊害として汚れは付きやすい。
軸部分は一般的なイヤピよりも太くしっかりしてる。
イヤピ自体にダンパー機能を備えたハニカム構造コアレスワックスガード(フィルター)が付いている。
空気流量制御や異物混入防止の役割を果たす。
基本的にイヤホンにフィルターは付いているが、SONY WF-1000XM5のようにフィルターが無いタイプのイヤホンも存在する為、それらとは特に相性が良いと言える。
有線イヤホンに装着するとこんな感じ
ノズルの短いワイヤレスイヤホンにも
問題無く装着可能。
同じく体温で変形する特性を持つオーディオテクニカのAT-ER500と比較。
AT-ER500はさらさらした感触で素材が硬めな印象を受けるが、
XELASTEC IIはぺたぺたしていて柔らかい。
特性は似ているのに見た目から硬さまで全然違うのは面白い。
軸長が全然違うのでそれぞれ合うイヤホンは変わってきそう。
装着してみた感想について
装着してみた感想としては、『吸い付くような最高のフィット感』というキャッチコピー通り、
耳にしっかりと吸着している感覚がある。
安定感は抜群で、イヤーピースで支える装着感のラウンド型ワイヤレスイヤホンでも落ちそうになる心配は全く無く、高い安定感を感じた。
買ったイヤホンの装着安定感がいまいちという場合にこのイヤピにすれば恐らく解消されるだろう。
高いフィット感、安定感がある代わりに貼り付いている感覚はしっかり感じるので一般的なシリコンタイプのイヤピに比べ『耳に何か入ってる』感覚は高め。
と思っていたのだが、装着しているうちに馴染んできてこの違和感はほぼ無くなった。
最初はやや異物感があるが、時間が経つにつれて変形して馴染むので異物感が無くなる。
音質の変化について
他のイヤピと色々付け替えながら聴き比べた結果、高域から低域までバランス良く、音場は広めな印象を受けた。鮮明でありながら空気感も損なわず、イヤホンの性能を素直に引き出してくれる印象。
AT-ER500は音の変化にやや癖がある為、XELASTEC IIの方が音質面での汎用性は高そうだ。
バランスが良く笠や軸長のサイズ感も標準的なので、有線イヤホンからワイヤレスイヤホンまで幅広く使えそうで、とりあえずで選んでも装着感、音質面共に相性が悪い組み合わせは無さそう。
どんなひとにおすすめ?
- イヤホンの装着感を向上させたい人
- 耳から脱落する/フィット感が合わない人
- バランス良くイヤホンの性能を活かしたい人
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