概要
機能やスペックを見て即ポチしたAnker Soundcore P40iが届いたのでレビューしていきます!
![](https://cmsong-navi.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC01430-1024x576.jpg)
このP40iは過去に発売され全部入りコスパワイヤレスイヤホンとして大ヒットしたベストセラーイヤホンSoundcore Life P3の後継モデルにあたる製品とのこと。
製品仕様・スペック
Life P3との比較
比較項目 | Soundcore P40i | Soundcore Life P3 |
---|---|---|
特徴 | 更に進化した高機能コンパクトモデル | 機能もデザインも欲張りたい人向け |
ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング 2.0 | ウルトラノイズキャンセリング |
最大再生時間 | イヤホン本体 12h 充電ケース込:60h | イヤホン本体10h 充電ケース込:50h |
マルチポイント接続 | 〇 | – |
音質調整 | イコライザー+ Hear ID | イコライザー |
モード設定 | ゲームモード, ムービーモード | ゲームモード |
Bluetooth | 5.3 & Google Fast Pair | 5.2 |
防水規格 | IPX5 | IPX5 |
テクニカルデータで見ると、多くの項目で進化している事がわかります。
特にウルトラノイズキャンセリング 2.0はSoundcoreの上位モデルである
「Liberty 4」や「Space A40」(1万円以上のモデル)に搭載されているランクのノイズキャンセリングなので、1万円未満のモデルで搭載されたのは凄いです。
元々長かった再生時間(イヤホン本体10h 充電ケース込:50h)もイヤホン本体 12h 充電ケース込:60hと大幅に増強され、更に長時間再生が可能になりました。
内容物
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- 本体
- 充電ケース
- イヤーチップ (5種類) 1組装着済み
- USB-C & USB-A ケーブル
- クイックスタートガイド
- 保証書
外観
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ケースはスクエア型
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前面にインジケータ
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背面にタイプCポートとペアリングリセットボタン。
更にワイヤレス充電にも対応。
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「Liberty 4」「Liberty 4 NC」と比較。
開閉形式は異なるが同じスクエア型ケースでサイズ感はぼ同じ。
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蓋を開けるとこんな感じ。
![](https://cmsong-navi.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC01465-1024x576.jpg)
イヤホン本体のハウジング周りに指がかかりやすい大きな窪みがあるので
摘まみやすい。
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![](https://cmsong-navi.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC01450-1024x576.jpg)
本体はスティックタイプ
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ノズル口は楕円形。
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ノズル長は短いTWS仕様
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付属のイヤーピースはフィルター付き
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![](https://cmsong-navi.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC01456-1024x576.jpg)
上位スティックタイプと形状は大体同じ。
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今回新しい試みとしてスマホスタンド機能が
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ここを立ち上げる。
![](https://cmsong-navi.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC01459-1024x576.jpg)
そんなに高さは無いが、スマホは立てられるのか?
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立てられました。しっかり安定してます。
本体を取り出した後は使わないケースをスマホスタンドにしようという
ありそうで無かった画期的なスマホスタンド機能。
外出先で移動時間や待ち時間に動画観たいなと思った時に
スマホを立ててじっくり見られるのは良さそう。
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本体は約5.2g
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ケース込みで約57.2g
重さは本体・ケース共に普通。
装着した見た目・装着感
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![](https://cmsong-navi.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC01467-1024x576.jpg)
耳の中に引っ掛けるだけのような装着感で圧迫感は無く快適。
見た目もスタイリッシュ。
専用アプリ機能について
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専用アプリでは通常のモード切替の他、ノイズキャンセリングのモード選択や
風切り音の低減機能のON/OFFが可能。
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ノイズキャンセリングは自動、手動、シーンから選択の3パターンから選択できる。
風切り音低減機能は耳元にハンディファンを当てて試してみたが、
かなりの減衰効果があり、イヤホンに向けてハンディファンを向けてもほぼ風切り音を感じなくなったので、外でも十分な効果が見込めそう。
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サウンドエフェクトではカスタムイコライザとプリセットの2パターンに加え、
個人に合わせて調整してくれるHearIDサウンド機能に対応。
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周波数を聞き分ける聴覚診断と2択で好みのサウンドを選択していくお好み診断の
2つの過程を経て調整するのでかなり自分好みなサウンドになった。
特にこだわりは無いけど最適化したい、という人におすすめ。
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イマーシブモードではゲームモードに加え、ムービーモードに対応。
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![](https://cmsong-navi.com/wp-content/uploads/2024/04/Screenshot_2024-04-11-20-49-35-806_com.oceanwing.soundcore-473x1024.jpg)
コントロールカスタマイズも可能。
1回から3回、長押しとカスタムできる項目が多く、
ほぼ全ての操作を割り当てる事ができる。
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音量制限機能もあるので聴覚保護を気にする人も安心。
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詳細設定も項目が豊富で、痒いところに手が届く機能が多数。
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音声ガイダンスとは言うものの、ボイスは搭載されていない?ので
タッチ音と通知音のオンオフ設定のみ可能。
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自動電源オフ機能もあるので電源を切り忘れても安心。
Bluetooth接続が切れないと作動しない点に注意。
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イヤホンを探す機能ではイヤホンから目覚ましのアラーム音のような
大きい音を鳴らす事ができる。近くで見失った時に見つけやすい。
![](https://cmsong-navi.com/wp-content/uploads/2024/04/Screenshot_2024-04-11-20-57-34-642_com.oceanwing.soundcore-473x1024.jpg)
スマホのウィジェットとして設置する事ができ、
アプリを開かずにノイキャン設定等を行う事ができる。
これはかなり便利。
![](https://cmsong-navi.com/wp-content/uploads/2024/04/Screenshot_2024-04-11-21-34-25-502_com.oceanwing.soundcore-473x1024.jpg)
その他、アプリ自体の機能としてホワイトノイズ機能がある。
これは雨音や動物の鳴き声等のヒーリングサウンド、
入眠用のサウンドを再生する事が可能。
使用した感想
音質について
箱にBASS UPと表記があるだけあって低域の量感が凄い。
しかし中域、高域は埋もれずシャキッとしている印象。
ボーカルが近めで存在感があり明瞭。ボーカル曲が映える。
音場は広くも狭くもなく普通に感じる。
低域の膨らみがあり量感がかなり高いのでロックやダンスミュージック等
ノリの良い曲と特に相性が良い。また、映画やライブ音源とも相性抜群。
ムービーモードについて
先述した通り低域の量感が凄いので、
そのままでも映画やライブ音源と相性は良いのだが、
このムービーモードにすることによって更に真価を発揮する。
ムービーモードでは自分が音の中心にいるような
臨場感ある音場とサウンドになるので、
このモードで映画を観るとまるで映画館で見ているような
低音の響きと音の広がりを感じる。
ムービーモードを搭載したワイヤレスイヤホンはいくつも聴いてきたが、
誇張無しでP40iが最も映画館に近いと感じた。
家や出先でこのクオリティで映画を観られたら相当満足度が高い。
ANC・外音取込について
今までミドルクラス以上に搭載されていた
ウルトラノイズキャンセリング 2.0を搭載しているだけあって、
1万円未満では強い部類に入ると思う。
高周波から低周波まで満遍なく減衰してくれる印象。
近くで話している人の話し声は、完全に消し去ってくれるわけではないが、
かすかに聞こえるレベルに減衰してくれる。
自動、手動、シーン選択など最適なノイキャンを選べるカスタマイズ性も◎
一万円未満でここまで充実したモデルはなかなか無い。
外音取込機能はややホワイトノイズ感はあるものの、
自然な音、音量で取り込んでくれた。
マルチポイントについて
マルチポイントにも、
『Aで音声を再生中にBを再生すると自動でBに切り替わる』タイプと、
『Aの音声を停止してからでないとBに切り替わらない』タイプが存在するのだが、
このモデルは自動で切り替わる優秀なタイプだった。(※デバイスにより異なる可能性あり。)
マルチポイント接続機器もアプリで確認しながら管理でき、かなり快適。
気になったところ
何かあるだろうと隈なく振り返ってみたのだが、
正直これといって気になる点はありませんでした。
音も機能も良い、コスパも高い、アプリ機能もトップクラスに充実しており高品質。
Soundcoreシリーズの抜け目の無さには脱帽です。
総評
ミドルクラスレベルのノイキャン、優秀なマルチポイント、ワイヤレス充電、圧倒的な再生時間、アプリ充実度もかなり物で、これだけで既に破格のコスパですが、更にスマホスタンド機能という新しい要素も搭載し、それをコンパクトな本体とケースに詰め込み1万円未満という、とてつもないコストパフォーマンスだと思いました。
音質も素晴らしいですし、個人的には
『量のある低域』『長時間再生』『ムービーモード』『スマホスタンド機能』
これらの特徴と機能から、エントリーモデルからハイエンドモデルを含めても
最も映画と相性の良いワイヤレスイヤホンだと思いました。
音楽はもちろん、映画やドラマ、ライブ音源等を楽しまれている方には是非手に取って頂きたい
1万円未満でトップクラスにおすすめできるワイヤレスイヤホンです。
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