概要
今回は、睡眠をサポートするワイヤレス寝ホン『Anker Soundcore Sleep A20』を購入したので、特徴・スペックや実際に使用した感想などをレビューしていこうと思います。
参考価格:16,990円
スペック
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 約66 x 66 x 29mm |
重さ | 約3g (イヤホン本体 片耳) / 約53g (充電ケース含む) |
防水規格 | IPX4 |
通信規格 | Bluetooth 5.3 |
再生可能時間 | 最大10時間(イヤホン本体のみ) / 最大55時間(充電ケース使用時) ※Bluetoothモード使用時<br>最大14時間(イヤホン本体のみ) / 最大80時間(充電ケース使用時) ※睡眠モード使用時(Bluetoothモード解除時) |
充電時間 | 約1.5時間 (イヤホン本体) / 約3時間 (イヤホン+充電ケース) |
充電端子 | USB Type-C |
パッケージ内容 | 本体、充電ケース、イヤーチップ(7種)、イヤーウィング(3種)、USB-C & USB-A ケーブル、クイックスタートガイド、18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker Japan 公式サイト会員登録後)、カスタマーサポート |
製品型番 | A6611Z21 (サンドベージュ) |
主な特徴
- 驚きの小ささ: 指先に乗るほどの小さいサイズで、耳へのストレスが少なく、快適に使用できます。寝返りをしても取れにくく、どんな体勢でも快適です。
- 超軽量設計: 片耳約3.0gの軽さで、着けていることを忘れるほどです。Anker独自の2層構造イヤーチップにより圧迫感が少なく、耳に優しくフィットします。
- アプリで簡単カスタマイズ: スリープミュージックのカスタマイズ、音楽再生の自動停止、イヤホン内アラームなど多機能を利用可能。イヤホンを探す機能も搭載。
- 長時間再生: イヤホン本体は最大10時間、付属のケースを合わせて最大55時間の音楽再生が可能です。
内容物
- イヤホン本体
- 充電ケーブル
- イヤーピース
- 説明書
外観
ケースは円形。マットな質感。
前面に充電残量を表示するインジケータ搭載。
背面にはType-Cの充電口とペアリングリセットボタン
蓋はスライド式
本体はかなりコンパクトで薄型。
コントロールはロゴ部分を
左2回タップ:モード切替 右2回タップ:再生/停止
左3回タップ:音量ダウン 右3回タップ:音量ダウン
片耳使用も可能で、
片耳使用時は2回タップでモード切替、3回タップで再生/停止となる。
脱落防止用の突起が付いている。
イヤピースは2重構造になっている。
イヤーピースと突起部分は付属の交換用セットでサイズや種類を交換可能。
イヤーピースは密閉タイプと開放タイプの2種類から選択できる。
密閉タイプだと長時間装着した際に耳の中が蒸れてしまうので、穴の開いた開放タイプにすることで蒸れを軽減することができる。
イヤーピースや突起部分はかなり柔らかい造りになっている。
イヤホン片側約3gとかなりの軽量
ケース込みで約52.9g
専用アプリ・機能について
専用アプリは一般的な音楽用イヤホンと同じく『Soundcore』だが、仕様が全く異なる。
ホーム画面では、『Bluetoothモード』『睡眠モード』の選択、
就寝時間アラームと通常アラームの設定が可能。
・Bluetoothモード
Bluetoothモードでは、通常のワイヤレスイヤホンとして音楽・動画の再生が可能。
睡眠時以外にも、音楽用イヤホンとして普段使いすることもできる。
・睡眠モード
睡眠モードではBluetooth接続を解除し、睡眠サポート用の環境音やヒーリングサウンドを再生することができる。これらのサウンドはBluetooth接続時にアプリからイヤホン本体に転送することで、Bluetooth接続解除後もイヤホン単体で再生することができる。
アラームは就寝時間をお知らせするリマインダーと、目覚ましとして使えるアラームの2種を設定可能。
アラームのサウンドは複数種類から選択可能。
再生設定では、睡眠モード時に再生するサウンドを眠りについてから2時間の再生にするか、常時再生するか先駆できる。
また、『スマートスイッチ』機能は、睡眠に入ったことをイヤホンが自動検知し、Bluetoothモードから睡眠モードに自動切り替えしてくれる機能。睡眠モード時の再生サウンドもプリセットから選択可能。
イヤホン本体に転送できるサウンドプリセットは沢山種類が用意されているので、好みの物をダウンロードして使用する事ができる。
また、用意された沢山のサウンド素材を3つまで自由に組み合わせて、オリジナルのサウンドを作成しダウンロードすることもできる。
それぞれ選んだサウンドはバランス調整まで可能。
設定では『コントロールカスタマイズ』、『サウンドエフェクト』、『イヤホンを探す』の設定が可能。
【コントロール】
2回タップ、3回タップのコントロールをそれぞれ割り当てる事ができる。
【サウンドエフェクト】
所謂イコライザー機能。
設定済みのプリセットと、カスタムイコライザー搭載で、しっかり音楽用イヤホンとしても楽しむ事ができる。
【イヤホンを探す】
イヤホンからアラームを鳴らし探すことができるので、寝ている間にイヤホンが外れて起きたらどこにいったか分からないという場面でも安心。
その他、操作音、通知音のON/OFF等細かい設定も可能。
また、ウィジェットも設定可能で、アプリを開かずともBluetoothモードと睡眠モードの切り替えが可能。
ヘルプ&フィードバックでは取説やよくある質問の確認が可能。
使用した感想
装着感について
サイズがかなりコンパクトなので耳の中に完全に収まっている。
突起は柔らかいので圧迫感は殆ど無い。
薄く平たいので枕に押し当てても痛くない。
突起を溝にねじ込むことで脱落しにくくなり安定する。
遮音性について
『高い遮音性』と謳っているが個人的にはそこまでかなぁと思った。
確かに減衰効果はあるのだが、やはり本体が薄型コンパクトなので耳介にぴったりはまるIEMタイプや大ぶりな筐体のイヤホンと比較すると劣ると思う。
ただ睡眠用サウンドを流せるので周りの音はそんなに気にならない。
音質について
睡眠サポートという部分を押し出して発売しているので音質は微妙なのでは、と思う人もいるだろう。
しかしそこは流石Anker。小型睡眠サポートイヤホンでもSoundcoreシリーズを踏襲したきめ細かい綺麗な音を鳴らす。音質を重視するなら同価格帯の音楽鑑賞用イヤホンの方が良いだろうが、個人的には十分音楽鑑賞も楽しめるクオリティになっていると思う。イコライザーもあるのでデフォルトで物足りなかったとしても調整可能なのが良い。
機能について
実際に使用して睡眠データを測ってみた。
大体合ってる日もあれば、全然違う、という日もあった。
どうやら動きで検知しているようなので、長時間じっとしていると誤検知することもあるようだ。
公式にも書いてあるが、医療機器では無いので参考程度にするのが良いだろう。
カスタムサウンド機能はかなり良かった。
こういう睡眠サポートサウンドが用意されているワイヤレスイヤホンは最近増えているが、
正直どれもサウンドが微妙だったり細かい調整ができなかったりして実用レベルの物は少ない。
このイヤホンは自分で好きなサウンドを選択、掛け合わせまでできる上、それぞれのサウンドバランスが調整できるので自分好みの睡眠サポートサウンドが作れる。
アラーム機能をセットして睡眠をとったが、しっかりアラームで起床する事ができた。
アラームは繰り返していく毎にボリュームが上がっていく配慮された仕様なのでいきなり爆音がなってびっくりすることがない。
スマホや目覚まし時計と違い、自分にしか聞こえず周囲の人に迷惑をかける事がないので、安心してアラーム機能を使用する事ができる。
同じ部屋で家族が寝ていても起こす心配が無く、職場での仮眠でも周りに迷惑をかける事が無いのはかなり嬉しい。通勤・通学にも時間を設定しておけば電車の中で周りに迷惑をかけることなく起きられるので便利そう。
気になった点について
スマートスイッチについて
就寝を自動検知して睡眠モードに自動切り替えしてくれる便利なスマートスイッチ機能だが、起きている状態でもしばらくじっとしていると就寝したと判断され睡眠モードに移行してしまう事がしばしばあった。
長時間姿勢を変えずに動画を観たりしていると、急に睡眠モードになって音が聞こえなくなってしまった。という事が起こりえるので、長時間動画や映画を観る時やスマートスイッチ機能自体必要ないと言う場合には機能をOFFに設定しておくのが良いだろう。
また、これは気になった点というよりは注意点なのだが、通話機能には対応していないので注意
総評
気になっているが1万円越えの価格帯でどうしようか迷っている、という人も多いだろう。
個人的な結論としてはこのイヤホンは買って良かったと思った。
睡眠導入が円滑になり、起きたい時間に周りに迷惑をかけずに起きられるので、私の場合睡眠の質は間違いなく向上している。睡眠用として今後も使っていきたいと思う。
長時間再生が可能な点も使い勝手が良く、本体が満充電であれば一回の睡眠中に充電が切れる事はまず無く、単純に音楽鑑賞用としても充電する頻度が少なくて済むのでストレスフリーで使う事ができた。
どんな人におすすめか
- 睡眠の質を向上させたい
- 睡眠導入を円滑にしたい
- 周りに迷惑をかけずに仮眠をとりたい
- 長時間使用可能な寝ホンを探している
人におすすめです。
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