Kinera Celest Wyvern Qing レビュー Wyvern Blackとの違いは?

イヤホン

概要

今回はHiFiGoより「Kinera Celest Wyvern Qing」(マイク無しグリーン)を
ご提供いただきましたのでレビューしていきます。

Kinera Celest Wyvern Qingの特徴

  • デザイン: 3Dプリントされたセミカスタムデザインのシェル。人間工学に基づき、フィット感と物理的ノイズ遮断を向上。
  • ドライバー: 10mm LCP(液晶ポリマー)ダイナミックドライバーを搭載し、高周波応答と低歪みを実現。
  • 音質: 2019 Harman Curveに基づいたチューニングで、バランスの取れた自然なサウンド。低周波、中周波、高周波のバランスが良好。
  • ケーブル: マイクなしバージョンには高純度OFC銀メッキケーブルが付属し、柔らかく透明度の高いPVCカバーで聴診器効果を防止。マイク付きバージョンもあり、通話やゲームに適した黒の無酸素銅ケーブルが付属。
  • カラーオプション: グリーンとブルー。

製品仕様

内容物

  • イヤホン本体
  • イヤホンケーブル
  • イヤーピース3組
  • 説明書

外観

グリーンのフェイスプレートはホログラム加工?を内蔵しており光の反射によって鉱石の結晶のような模様が光って美しい。

ぱっと見1万円~3万円ぐらいのIEMのような高級感のある上品なデザイン。
カラーバリエーションのブルーはまた模様が違う。

シェルは透明度高めのブルーグリーンで綺麗。

カスタムIEMのような耳型に沿った形状のシェル

内側はこんな感じ

付属のケーブルはマイク無しだと高純度 OFC (無酸素銅) 銀メッキケーブル、マイク有だとOFCケーブルが付属。

接続した見た目はこんな感じ。色味も爽やかで男女共に違和感無く着けられそう。

本体片側約4.4g(イヤピ装着済)

使用した感想

装着感

カスタムIEMのように耳型に合う形状になっている為フィット感はかなり高い。
その上窮屈な感じも無い。
(もちろん個人差はあると思うが)
厚みがあるので装着感はどんなものかと思っていたが、高いフィット感と軽さでかなり安定する。

音質・気になった点について

基本的にはWyvern Blackと同様の感想なので前に書いたWyvern Blackのレビュー記事より引用

モニターとリスニングの中間地点のような絶妙なチューニング。
全体の解像度は高く、刺さらず耳当たりが良い。
全体のバランスや解像感からモニター寄りな気がするが
小気味の良い低域や空気感などリスニング要素を感じる部分もある。

どのジャンルでも合う。
リスニング要素も持ち合わせているのでノリの良い曲ものっぺりせず
楽しく聴く事が出来、繊細な曲ではそこが気にならない。
逆に言うとこのイヤホンはどこかの箇所が突出している訳では無いバランス型なので、
音質において他のバランス型イヤホンとの差別化が難しい。
個人差はあるだろうが装着感はこの価格帯でトップクラスに良いと感じる。
フェイスプレートデザイン含め筐体のデザインが素晴らしい。

気になった点
これといってイヤホン自体には特にない。
ただ本当に最低限の付属品しかないので
中華イヤホンにしては少し寂しいか。
ただ、パッケージと付属品にコストがかかっていない分、
イヤホン自体のコスト比率は高いと思われる。

Wyvern Blackとの違いは?

箱のサイズは一緒。

スペックもデータ上は同じ。

筐体の形状は同じに見えるが、フェイスプレートデザインの方向性が全く異なる。
Wyvern Blackはワイバーン由来の鱗をモチーフにしたデザインだが、Wyvern Qingは何モチーフかわからない。鉱石だろうか。ややニッチなデザインコンセプトから純粋に美しいフェイスプレート・筐体になったので幅広い層が手に取りやすくなったのではないだろうか。

シェルは不透明からクリアに

付属のイヤーピースもただの色違いかと思いきや、実は異なる。

Wyvern BlackよりもQingのほうがイヤーピースの軸部分が薄く、本当に僅差だがQingのほうが柔らかいような気がする。

付属のケーブルもOFC銀メッキケーブルで同様だが、物自体は異なる。詳細は不明。

プラグはI字からⅬ字に変更されている。

ケーブルの線材は同クラスの物かもしれないが、スリーブに金属パーツを使用しているBlackと比較するとややチープ感はあるか。筐体カラーとマッチしているのでこれはこれでアリだが。

音質の違いは?

基本的にフェイスプレートとカラーが異なるだけで、筐体自体の音はほぼ同じに感じた。
しかし、付属のイヤピによって音が若干異なり、Qingの方はBlackに比べて低域のアタック感とキレが増し、ややボーカルが近くなっている印象を受けた。イヤピをQingとBlackで入れ替えたらそれぞれ特性が移ったので恐らくイヤピによる違いだと思われる。

どちらを買うかはデザインの好みで良いと思います。
5000円未満で買える有線イヤホンとしては、デザイン・音・装着感が良く癖が少ない・コスパが高い良いイヤホンだと思います。

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