概要
この記事では、JBLより発売のワイヤレスイヤホン『JBL TOUR PRO 3』と『JBL TOUR PRO 2』を比較し、特徴・スペックの違い、進化点などをまとめています。
JBL TOUR PRO 3とJBL TOUR PRO 2の比較と進化点
製品仕様・スペック比較
| 仕様項目 | JBL TOUR PRO 3 | JBL TOUR PRO 2 |
|---|---|---|
| ドライバー | 10mm ダイナミックドライバー + バランスドアーマチュア | 10mm ダイナミックドライバー (DLCコーティング) |
| ノイズキャンセリング | リアルタイム補正機能付きハイブリッドノイズキャンセリング | リアルタイム補正機能付きハイブリッドノイズキャンセリング |
| Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.3 |
| Bluetoothプロファイル | A2DP V1.4, AVRCP V1.6.2, HFP V1.8 | A2DP V1.3.2, AVRCP V1.6.2, HFP V1.7.2 |
| Bluetoothトランスミッター出力 | イヤホン：13dBm未満、ケース：10dBm未満 | 15dBm未満 |
| 周波数特性 | 20Hz～40kHz | 20Hz～20kHz |
| 感度 | 104dB SPL@1kHz | 100dB SPL@1kHz |
| インピーダンス | 32Ω | 16Ω |
| マイク数 | 6 (AIノイズ低減アルゴリズム対応) | 6 |
| 空間オーディオ | あり | あり |
| バッテリー | イヤホン：65mAh / 3.85V | イヤホン：65mAh / 3.85V |
| 充電ケースのバッテリー | 850mAh / 3.8V | 850mAh / 3.8V |
| 充電時間 | 2時間 | 2時間 |
| 最大再生時間 (ANCオフ) | 11時間 | 10時間 |
| 最大再生時間 (ANCオン) | 8時間 | 8時間 |
| 防水性能 | IPX5 | IPX5 |
| ケースディスプレイ | 約29%大きいスマートタッチディスプレイ | 1.45インチスマートタッチディスプレイ |
| 重量 (イヤホン本体) | 5.6g (左右各) | 12.2g (左右合計) |
| 重量 (充電ケース) | 71.8g | 73g |
| 付属品 | USB-Cケーブル、イヤーチップ5サイズ、フォームイヤーチップ | USB-Cケーブル、イヤーチップ3サイズ |
この表はJBL TOUR PRO 3とTOUR PRO 2の主要な違いを比較したものです。TOUR PRO 3は、デュアルドライバー、より広い周波数特性、そしてより大きなスマート充電ケースディスプレイなど、いくつかの改良点があります。
音質面での進化
- デュアルドライバーの採用: TOUR PRO 3は、中低域のダイナミックドライバーに加え、高域のバランスドアーマチュア(BA)ドライバーを搭載。これにより、特に高周波数帯域の表現力が向上し、よりクリアで伸びやかなサウンドを実現しています。
- ハイレゾワイヤレス対応: TOUR PRO 3はLDACコーデックに対応し、高音質なワイヤレスリスニングが可能です。
- アダプティブEQ: 小音量時でもバランスの良い音質を再現したり、音漏れを自動的に検出して補正するなど、より快適なリスニング体験を提供します。
ノイズキャンセリング性能の向上
- リアルタイム補正機能の強化: TOUR PRO 3は、リアルタイム補正時のフィルター計算を強化し、様々な形状の外耳道や装着状態にも対応。より高度なノイズキャンセリング性能を実現しています。
- 高性能マイクの採用: SN比が向上した高性能マイクを採用することで、より優れたANCパフォーマンスに貢献しています。
- フォームイヤーチップ: 同梱のフォームイヤーチップを使用することで、特に会話などの高周波数範囲でのANCパフォーマンスをさらに強化できます。
機能面の拡充
- 空間サウンドの進化: より計算能力の高いチップセットでアルゴリズムを最適化し、よりリアルで正確な空間感覚を再現。音楽、映画、ゲームの3つのモードで、より没入感あふれる体験を提供します。
- ヘッドトラッキング機能: 非常に高い没入感のリスニング体験を提供し、ライブ動画やスポーツ視聴に最適です。
- 通話性能の向上: AIノイズ低減アルゴリズムの採用により、従来モデルと比較して大幅にノイズ低減効果を実現し、よりクリアな通話が可能です。
- スマート充電ケースの進化: スクリーンサイズが拡大し、マルチポイントコントロールやAURACAST接続などの操作に加え、アプリとの連携で簡単に確認・操作できる項目が増え、利便性が向上しています。
- TVや機内エンターテインメントシステムとの接続: 付属のケーブルでTVや飛行機内のエンターテインメントシステムのヘッドホン端子に接続し、音声をTOUR PRO 3で聴くことができます。
その他
- 装着感の向上: ハイブリッドデザインを採用し、より快適な装着感を実現しています。
まとめ
JBL TOUR PRO 3は、TOUR PRO 2をさらに進化させたモデルであり、音質、ノイズキャンセリング性能、機能面において大幅な改善が加えられています。特に、デュアルドライバーの採用による高音質化、リアルタイム補正機能の強化によるノイズキャンセリング性能の向上、そして空間サウンドやヘッドトラッキング機能の搭載など、多くの点で進化しています。
主な進化点
- 音質: 高音質化、ハイレゾワイヤレス対応、アダプティブEQ
- ノイズキャンセリング: リアルタイム補正機能の強化、高性能マイクの採用
- 機能: 空間サウンド、ヘッドトラッキング、通話性能向上、スマート充電ケースの進化、TV接続機能
これらの進化により、JBL TOUR PRO 3は、より高品質なオーディオ体験を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
どちらを選ぶべきか
- 高音質と豊富な機能を求める場合: TOUR PRO 3がおすすめです。
- コストパフォーマンスを重視する場合: TOUR PRO 2も十分に高性能なモデルです。
ご自身のニーズに合わせて、最適なモデルを選んでください。
リンク
リンク
リンク
リンク
リンク
新着記事
