概要
今回は予約していたオーディオテクニカの『ATH-CKS330NC』をレビューしていきます。
最近スマホからイヤホンジャックの消失と共に需要が高まっているUSB-Cタイプの有線イヤホンです。
恐らく初となるアクティブノイズキャンセリング機能を搭載した待望の製品。
参考価格: ¥5,400(税込)
製品仕様・スペック
内容物
- イヤホン本体
- イヤーピース4サイズ
- 説明書・保証書
外観
イヤホンは右側を首の後ろにまわして使用できるように設計されており、右の方がケーブルが長い。
リモコンマイク付き。マルチファンクションボタン、ボリュームボタン、ノイズキャンセリングボタンと4つのボタンでコントロールする。
コントロール方法
DAC内蔵のUSB-C端子で直挿しで高音質を楽しむ事ができる。
SOLID BASSシリーズのドライバーが採用されており、ハウジング内の音圧を最適化するRelieve Pressure構造でシリーズお馴染みの独特な形状。
ノズルは有線とワイヤレスの中間のような口径・長さで有線用イヤピ、TWS用イヤピ両方合いそう。
重さは約18.4gと軽量。
使用した感想
装着感について
非常に軽く、数時間使用しても全く疲れない。
耳から少し飛び出す形状をしているが軽いので安定している。
リモコンマイクは装着すると丁度顎下辺りに来る位置で、ボタンが4つある関係上少し大きめなので大きさも相まって押しやすい。右側のケーブルを首後ろにまわす設計上リモコンは必ず左側に来るので左手で操作する事になる。
ケーブルを首後ろにまわす事で重さも感じにくく、顎周りに来る煩わしさやタッチノイズも大幅に減らす事ができる。
音質について
Androidに直挿しで使用した感想です。
非常にクリアで見通しが良く、解像度が高い。バランスも良い。
SOLID BASSシリーズの系譜ではあるもののドカドカ鳴るアタック感の強い低音、という感じでは無く、低音の広がりや細かなディティールまで感じる事が出来る解像感の高いとても丁寧な低音表現という印象。※イヤピを付属の物から他社製の物に変えたらアタック感のある低音に変わりました。詳しくはノイキャンについてで触れています。
スマホに直挿しするだけというお手軽さでこれだけの解像度を楽しめるのはかなり良い。
ノイキャンについて
このイヤホンの命と言っても過言ではないノイキャン性能について、
実際に使用した感想です。
『そのままでは』弱い
最初に試した時、想像していたよりもずっと効力が弱く少しがっかりしました。
本当にうっすらと膜がはったように環境音が弱まる程度です。
しかし、『そのままでは』というのが味噌で、効力が弱い原因を発見し改善する事ができました。
効力が弱い原因はこいつです。付属のイヤーピース。
ノイキャンと低音を売りにしたイヤホンにも関わらず、あまりにも遮音性が低く相性が悪いです。
試しにイヤピを遮音性の高そうな他社製の物に変えてみたところノイキャンの効力が激変
ANCの効力が弱かったのではなく、パッシブノイズキャンセリング(物理遮音性)が低すぎてANCの効力を感じられなかっただけでした。
遮音性の高いイヤピにして再度効力を試したところ没入するのに十分な効力を感じる事ができました。
また、遮音性が上がった事で低音のアタック感も上がりました。
このイヤホンの真価を発揮するにはイヤピの交換は必須です。
気になった点について
- 付属イヤーピースの遮音性が低い
総評
スマホにイヤホン端子が無くなって来ていたり、スマホ、ゲーム機のUSB-C化に伴って需要が段々高まって来ているUSB-C有線イヤホンにDAC、ANC機能が搭載された正に理想的な製品で、音質良し、装着感良し、使い勝手良しで価格も約5千円とコスパも高く、マニアで無くとも手の届きやすいとても良い製品だと思いました。
- お手軽に高音質を楽しみたい方
- ワイヤレスイヤホンのこまめな充電が面倒な方
- 有線イヤホンでノイキャンを使用したい方
- ゲーム等低遅延を重視する方
におすすめです。
ただ、このイヤホンの真価を発揮するにはイヤピの交換は必須です。
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