HAYLOU Airfree レビュー 5千円強で買えるイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの実力は?

イヤホン
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概要

今回はHAYLOU(ハイロー)より発売のブランド初となるイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン
『Airfree』をレビューしていきます。

提供:HAYLOU

HAYLOU(ハイロー)とは

HAYLOUは、2015年に設立されたLiesheng Electronicの自社ブランドです。同社は、中国の大手企業XIAOMIやその他の企業からの開発・生産受託を通じて急成長を遂げ、2017年にHAYLOUブランドを正式に発表しました。ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンやスマートウォッチ等の製品を主に展開しています。

動画版レビューはこちら

製品仕様

項目詳細
イヤホン
Bluetoothバージョン5.4
BluetoothプロトコルA2DP、AVRCP、HFP
Bluetooth接続範囲約10m(遮蔽物なし)
対応コーデックAAC / SBC
周波数特性20Hz~20kHz
バッテリー容量40mAh
入力5V / 50mA
充電時間約1.5時間
最大再生時間イヤホン単体:約5時間
ケース込み:約22時間
遅延(低遅延モード)106ms
充電ケース
バッテリー容量350mAh(リチウムイオンポリマー)
充電時間約2時間
充電ポートUSB-C
入力5V / 500mA
出力5V / 200mA

カラー:ブラック、ホワイト、パープル

通常価格:¥5,480(税込)

内容物

  • イヤホン+充電ケース
  • 充電ケーブル
  • 説明書類

付属の説明書は日本語非対応ですが、公式サイトで日本語版説明書がダウンロード可能です。

外観

充電ケース

ケースの形状はオーソドックスな楕円型。
ケース上半分は完全鏡面仕上げ、下半分はマットシルバーで化粧品のようなオシャレなデザイン。
鏡面仕上げのケースはオシャレですが、特に上半分は開閉時に必ず触る部分なので指紋が目立ちやすくこまめに拭いた方が良さそうです。上蓋上部にはブランドロゴ。主張少なめでオシャレです。

ケース底面にはUSB-Cの充電ポートがあります。

蓋を開けるとこんな感じ。
イヤーカフ型ワイヤレスイヤホン本体が横並びに収納されています。
ブリッジ部分がせり出しているのでとても取り出しやすいです。

また、充電ケースにはLEDディスプレイが搭載されており、蓋を開く事でケース下部にバッテリー残量が数字とバーで表示されるのでわかりやすい。いかにもディスプレイという感じじゃなく、一見何の変哲もない充電ケースにLEDが浮かび上がる仕様がオシャレ。肉眼だともう少しはっきり見えます。

本体

全体はマット仕上げで落ち着いた印象です。
球体部はアルミ合金製で高級感があります。金属なので冷たいです。

耳後ろに来る部分の突起部がセンサーになっていて、ここをタップすることでコントロールします。

ブリッジ部分にはTPU素材が採用されていて柔軟性がある為幅広い耳型にフィットします。

重さ

実測値で本体片側5.2g、ケース込みで42.3gと軽量。

専用アプリについて

専用アプリステート項目ではゲームモード切替の他、音漏れ防止機能のONOFFが切り替え可能。

サウンド項目では数種類のイコライザプリセットを切替可能。自分で調整可能なカスタムイコライザーは現在非搭載となっています。

設定項目ではコントロールカスタマイズ、イヤホンを探す機能等が使用可能。

コントールカスタマイズではゲームモードを割り当てる事も可能なので動画やゲームに使用する頻度が高い人は割り当てておくと便利です。

イヤホンを探す機能はアプリに接続されてさえいればイヤホンから音を鳴らすことが出来るので、
ポケット、鞄の中等、どこに置いたかわからなくなった際に見つけやすくなります。

その他、チルタイムや入眠用にホワイトノイズ機能も搭載されている。
タイマー機能もあるので仮眠に良さそう。

使用した感想

装着した見た目、装着感について

球体部の装飾が良いアクセントになっていてシンプルすぎず、高級感のあるバランスの取れたデザインに感じます。

圧迫感は全く感じないのにずれにくく安定していて、装着感はかなり良いです。
安定感があるので重さもほぼ感じず、長時間着けていると装着している事を忘れます。

音質について

AndroidにてAAC接続で使用した感想です。

箱出しからすぐの状態はぼやっとした音で微妙かも…と思っていましたが、
しばらくエージング(鳴らし込み)したらかなり変わりました。
他ブランドのイヤーカフ型をレビューした際も同様の傾向がみられるので、イヤーカフ型は基本的にエージング必須だと思った方が良さそうです。

オープンイヤー型ですが、音圧がしっかりあって低音も出るのでメリハリある音が楽しめます。
ただ、音圧や低音を意識したチューニングで気持ち良いサウンドを楽しめる一方、中音域の細かいディティールはやや粗さを感じます。ここは音圧・低音とのバランスを意識すると難しい部分ではありそうです。高域は抜けが良いので気持ち良く聴けます。

頭の内側から外側まで広がるようなオープンイヤー型独特の広いサウンドステージで、臨場感あるサウンドを楽しめます。

機能について

マルチポイント機能はAndroid2台に同時接続して試してみました。

公式サイトには先発デバイス再生中に後発デバイスを割り込みできないと書いてあったのですが、試してみたら出来ました。ただし、切替レスポンスは約3秒程とやや遅め。

この価格でマルチポイントが搭載されているのは嬉しいですね。

ゲームモードは遅延テストアプリにて試してみました。
OFFの状態で約0.3秒程の遅延があり、ONの状態で約0.06秒程にまで減少しました。
FPSや音ゲー等、余程タイミングにシビアなゲームでなければ支障なくできそうです。
動画は何ら問題無く視聴可能でした。

音漏れ防止機能はONとOFFで聴き分けてみたところ、確かにOFFの状態よりもONの方が音漏れが減少している事を確認できました。ただし、ONの状態でもそれなりに音漏れはしてしまうので静かな環境だと気になるレベルではあるかなと思います。ONとOFFで多少サウンドステージが変わるので、サウンドステージが2パターン選べると思うと面白いです。

気になった点

音漏れは比較的大きめ

同価格帯他ブランドのイヤーカフ型と比較すると音漏れはやや大きく感じました。
物音の全く無い環境で使用するとやや気になるかなと思います。

・アプリ機能はやや寂しめ

アプリがリリースされてからまだ日が浅いようで、カスタムイコライザーや空間オーディオなどアプリ機能に関しては他ブランドと比較するとやや寂しいように感じます。
それでもゲームモード、マルチポイント、コントロールカスタマイズと最低限欲しい機能は揃えているのであくまで他ブランドと比較すると、ですが。
アプリのUIに余白も多くこれから追加される可能性もあるのでこれからに期待です。

総評

5千円強という、オーディオブランドから出ているイヤーカフ型としては最安クラスの価格でこれだけの音質、機能を搭載しているのはかなりのコストパフォーマンスだと思います。

LEDディスプレイやデザイン・カラーリング等ライバルのイヤーカフ型と差別化できる部分もあり、1万円以下のイヤーカフ型の選択肢の1つになるクオリティだと思いました。

  • コスパをより重視される方
  • 装着感を重視される方
  • 運動や作業のながら聴きに

おすすめです。

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