概要
今回はBaseusより発売の『BC1』をレビューしていきます。
耳をふさがず、長時間でも快適に使えるイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンで、1万円未満と価格も非常にリーズナブル。
この記事では、そんなBaseus BC1の特徴や使用感、同シリーズの上位モデル「MC1」との違いまで詳しくご紹介します。
提供:Baseus

Amazon販売価格:6580円(税込)※記事作成時点
Baseusとは
Baseus(ベースアス)は2011年に誕生した中国発のテックブランドで、名前は「Base on User(ユーザーに基づく)」に由来します。「実用性」と「使い心地」にこだわり、数値に表れにくい使用感まで丁寧に設計。高精度な品質管理(温度・湿度・振動・経年劣化などのテスト)を通じて、長く安心して使える製品づくりを行っています。スマホアクセサリやイヤホンなどを展開し、機能性・デザイン・コスパを兼ね備えたブランドとして世界中で支持を広げています。
製品の主な特徴
BC1
耳をふさがない快適設計
オープンイヤー構造で、音楽と周囲の音を同時に楽しめる新感覚の装着スタイル。メガネやイヤリングとも干渉しにくく、長時間でも快適です。
しっかりフィット&落ちにくい
人間工学に基づいた3カーブ構造とC型リングが、耳にやさしくフィット。激しく動いてもズレにくく、安定した装着感をキープします。
迫力のサウンド体験
12mmダイナミックドライバーとベースブースト機能を搭載。高音から低音までクリアで深みのある音質を実現し、音漏れも抑えた指向性サウンドで安心です。
通話も快適に
4つのマイクとAIノイズリダクションにより、雑音を抑えてクリアな通話をサポート。ビジネスにもプライベートにも使いやすい性能です。
防塵・防水対応(IP55)
汗や小雨に強く、通勤やアウトドアなど日常のあらゆるシーンで安心して使えます。
誤操作防止の物理ボタン
感度の高い物理ボタンで、音楽操作や通話、音声アシスタントの起動もスムーズに。誤タッチの心配がありません。
スペック・製品仕様
項目 | Baseus BC1 |
---|---|
ドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
マイク/通話性能 | 4マイク+AI ENCノイズキャンセリング |
Bluetooth規格 | Bluetooth 6.0 |
対応コーデック | SBC/AAC |
防塵・防水性能 | IP55 |
連続再生時間 | 本体 7.5時間 / ケース併用 38時間 |
充電時間 | 記載なし 15分で2時間再生可能 |
操作方法 | 物理ボタン |
内容物

- イヤホン本体+充電ケース
- 充電ケーブル
- 説明書類
外観


充電ケースは丸みのあるコロッとしたフォルム。指紋の付きにくいマット仕上げ。
前面にはインジケータ、背面には充電ポートを搭載しています。

蓋を開けるとこんな感じ。蓋は約90度の状態で保持され、
イヤホン本体のブリッジ部分がせり出しているので取り出しやすく細かいストレスがありません。



イヤホン本体は耳を塞がず耳に挟んで装着する形式の所謂『イヤーカフ』型。
耳を密閉しないので長時間使用しても蒸れず、耳掛け式オープンイヤー型のように眼鏡やマスクに干渉せず、一般的なスティックタイプやラウンド型に比べ圧倒的に脱落する可能性が低いので今最も快適なスタイルのイヤホンとして需要が急上昇中で各ブランドから続々とイヤーカフ型が発売されています。
コントロール方法は物理ボタン式。
曲面が多いイヤーカフ型はタッチセンサー式だと誤操作や反応しづらい、といった事が多々あるので個人的には物理ボタン式の方が好きです。

左右で色が変えてあって見分けがつきやすいのも良いですね。
また、両ボタンを8秒長押しする事で本体を初期化する事ができます。

出音部と操作部を繋ぐブリッジ部分は中に形状記憶合金が入っているので様々な耳型にフィットします。※ブリッジの外装は多少の柔軟性はありますがシリコン素材ではない為力の入れすぎに注意しましょう。


本体片側は実測値で約5.6g、充電ケース込みで約47gと軽量です。
専用アプリについて

専用アプリでは、モード切替やイコライザー、コントロールカスタマイズやその他機能を使用する事ができます。
6千円台という価格帯ながら、
・『空間オーディオ』機能も搭載されており、更に「ミュージック」と「シアター」を使い分ける事ができます。


・『イコライザー』は調整済みで選べばすぐに音質傾向を変えられるプリセットと、自分で細かく調整可能な「カスタマイズ」が用意されています。
・『スマートコネクト』項目ではマルチポイント接続方法が説明されています。
・『バスブースト』機能は文字通り低域を強化する機能です。デフォルトでONになっているので低域を抑えたいな、という場合はOFFにしましょう。
・『低遅延モード』は映像と音声との遅延を軽減してくれる機能です。動画鑑賞やゲームで使用する際に便利です。


・『ジェスチャーの設定』は所謂コントロールカスタマイズで、クリック、ダブルクリック、長押し、トリプルクリックとフルカスタム可能です。

・『ヘッドフォンを探す』機能ではなんとGoogleマップでの位置表示に対応しており、前回切断された場所を記録して表示したり、イヤホン本体からアラーム音を再生させる事ができるのでどこかに置き忘れたり、紛失してしまっても見つけやすくなります。
使用した感想
装着感について


耳を密閉せず、中の方へ挿入しないのでとても開放感があり軽やかです。重さは平均的なスティックタイプと同程度ですが、挟み込む形式の為より軽やかな装着感で疲れにくいです。挟み込むといっても、元々それなりに隙間が空いているので程よい圧力で圧迫感や痛みは全くありません。スティックタイプやラウンド型のように耳から脱落する心配が殆どないので外出時も運動時もストレスフリーです。

物理ボタンは耳後ろの上側に来るので親指と人差し指や中指でつまむ形で押しやすいです。
音質について
AndroidにてAAC接続で使用した感想です。
解像度が高く滑らかな中高音域に、オープンイヤー型とは思えないしっかりとしたアタック感と深さを感じる気持ちの良い低域(バスブースト機能ON時)で元気なサウンドです。サウンドステージは縦横共に広めですが特に縦が広い印象を受けました。バスブースト機能をONにすればEDMやロック等のノリの良いジャンルと合いますし、OFFにすればしっとりとしたボーカルものも映えます。
まずびっくりしたのが、想像以上に音が良かった事です。エントリークラスの価格帯という事もあり、音質には正直そこまで期待していなかったのですが、過去にレビューしてきた1万円台や2万円台を含むイヤーカフ型の中でも上位クラスの音の良さでした。
通話音質も声がとても聞き取りやすく、クリアに感じました。
主な機能について
マルチポイント機能
Android2台に同時接続して試してみました。
先発デバイス再生中に後発デバイスの割り込みができないタイプで、切替レスポンスは約2.5秒~3秒程と及第点といったところ。特に問題無く使用することができました。
空間オーディオ
『ミュージック』はボーカルの音像がより自分の中心に近づき、前後の奥行も出て自分が音楽の中心にいるような感覚を楽しめました。
『シアター』は元々広めなサウンドステージが上下左右に更に広がり、臨場感あるサウンドを楽しめます。名前の通り映画との相性が良く、映画館で観ているような迫力あるサウンドと没入感を味わえました。
何れも解像度が極端に落ちたり違和感のある加工感が出る事無く、質が高いと思いました。
低遅延モード
遅延測定アプリで確認してみました。
OFFの状態で0.09~0.1秒程度、ONの状態で0.06~0.07秒程度まで減少しました。
ONの状態であれば動画鑑賞は違和感無く楽しめます。
ゲームもカジュアルに楽しむ分には気にならずに楽しめます。
上位モデル「MC1」との違いは?


装着感としての違いは球体部の一部が出っ張っていることにより接点が増えてより安定性が増し、重さも分散されているのかより軽やかに感じます。




デザインは好みもありますが金属感のあるメタリック塗装によりアクセサリーらしいデザインになっている印象を受けます。
音質はBC1が低域が強めなドンシャリ傾向だったのに対し、MC1はフラット傾向でバランスが良いです。より明瞭感が上がりサウンドステージもより広く立体的になった印象を受けます。
MC1はBC1と基本的な特徴や機能は同じですが、音質や装着感、高級感がよりグレードアップしたモデルです。
項目 | BC1 | MC1 |
---|---|---|
価格 | 6,580円 | 7,880円 |
装着感 | 快適な3カーブ構造 | 雲エアクッション技術でより快適 |
音質 | ドンシャリ傾向で気持ちの良いサウンド | 明瞭さと立体感がさらに向上しバランスが良い |
見た目 | シンプル・軽量 | 高級感のあるデザイン |
総評

どちらも
高いサウンドクオリティー、快適な装着感、物理ボタン式で確実な操作、機能が充実し使いやすい専用アプリと、これらを6千円台、7千円台で実現しているのは非常にコストパフォーマンスに優れています。
BC1はコスパ重視派におすすめ。
MC1は、より快適な装着感と音質にこだわりたい方におすすめ。です。
Amazonで使える「BC1」5%OFFクーポンコード【FHNZXX3F】商品ページのクーポンと併用可能。