KZ ZA12 レビュー 解像度×遮音性 チューニングスイッチ搭載万能有線イヤホン

イヤホン
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概要

今回はKZより発売の有線イヤホン『ZA12』をレビューしていきます。

動画版レビューはこちら↓

提供:keephifi

KZとは

KZ(Knowledge Zenith)は、驚異的なコストパフォーマンスで知られる中国のイヤホンブランドです。手頃な価格ながら高音質を実現し、ハイブリッド型など革新的な技術を積極的に採用。豊富なラインナップとカスタマイズ性で、「中華イヤホン」ブームの火付け役となりました。

製品の主な特徴

■ ハイブリッド構成の高性能ドライバー

KZ ZA12は、4基のバランスド・アーマチュア(BA)と2基のダイナミックドライバー(DD)を組み合わせた、KZ史上最強クラスのハイブリッドイヤホン。

  • 10mm超線形ダイナミックドライバーが力強い低音を、
  • 8mm高性能ダイナミックドライバーが自然な中域を担当。
  • 2種類のBAドライバー(31736デュアルアレイ×2/30019カスタム×2)が高音域を繊細に再現します。

音楽・ゲーム・モニター用途を問わず、広いダイナミックレンジと立体的な音場を提供。


■ サウンドを自分好みに調整可能

「チューニング可能」モデルには、4段階のカスタムチューニングスイッチ専用フィルターを内蔵。

  • ボーカル強調
  • 低音増強
  • バランス重視 など
    用途や好みに応じて、自由に音質を調整できます。

■ 独立構成のドライバー設計

各音域(低・中・高・超高域)に専用ドライバーを割り当てることで、各帯域の再現力と分離感を大幅に向上。

  • ゲームでは定位感効果音の明瞭さを発揮
  • 音楽では楽器の細かいニュアンスも忠実に再現

■ 高音質設計&電子クロスオーバー技術

KZ独自の電子クロスオーバー技術を採用し、各ドライバーが最適な周波数帯を担当。
これにより、全体のバランスが整い、繊細な音のニュアンスまでクリアに表現されます。


■ 高品質なリケーブル対応ケーブル

  • 無酸素銅・銀メッキケーブルを採用
  • 解像度・導電性が高く、音質を損なわず伝送
  • 取り外し可能なので、断線時の交換やBluetoothアダプターによるワイヤレス化も可能

※公式資料参考

スペック・製品仕様

項目内容
プラグタイプ3.5mm
ピンタイプ0.75mm 2pin
周波数応答範囲20~40,000Hz
インピーダンス45Ω
感度103dB/mW @ 1kHz

内容物

  • イヤホン本体
  • イヤホンケーブル
  • イヤーピース(シリコンタイプ3組/コンフォートタイプ1組)
  • スイッチ用ピン
  • 説明書類

付属のイヤーピースはシリコンタイプの物が3組、コンフォートタイプが1組付属しているので装着感や好みで選べます。

付属のケーブルは無酸素銅銀メッキケーブル。QDCタイプで、0.75mm2PINです。

チューニング可能モデルはイヤホンの筐体にスイッチを搭載しているので調整用のピンが付属

外観

透明度の高い樹脂製のクリアシェルをベースに金属製のフレームとジュエリーのようなフェイスプレートを組み合わせたラグジュアリーなデザイン。コネクタはQDCタイプの2PIN。ノズルの口径は約6mmと太いので他社製のイヤーピースでカスタムする場合はイヤーピース側の対応するノズル径を必ず確認しましょう。

チューニングスイッチを搭載したモデルと非搭載のモデルが存在し、チューニングスイッチ搭載モデルは4つのスイッチで組み合わせにより最大16通りの音質傾向に調整する事ができます。

イヤホン片側の重さは約8.3gとそこそこあります。

使用した感想

装着感について

やや厚みはあるものの耳甲介にすっぽりとハマり全体で支えるような装着感なので安定性は比較的高く重さもそこまで感じません。またおかげで物理遮音性もかなり高く、周りの環境音は余程の騒音でなければほぼ気にならないレベルなので高い没入感を得られます。

写真の通り、耳甲介をほぼ密閉するようなやや大きめな筐体なので耳の小さな人は窮屈に感じるかの性があると思います。

音質について

DAP(NW-ZX707)に付属のケーブルで接続し使用した感想です。

最初に全スイッチOFFの状態で聴いてみました。
非常に高い解像度と見通しの良さで、バランスはほぼフラットです。
KZと言うと、所謂KZサウンドと言われるドンシャリをイメージする方も多いかもしれませんが、全てOFFの状態だと味付けもほぼ感じない完全にモニターと言って良いサウンドです。
こちらはチューニング可能なモデルなので、あえてモニターライクなデフォルトチューニングにしているのだと思います。とはいっても、KZの象徴的な解像度は健在です。

次に低域強調(スイッチ1・2がONの状態)
全体の解像度は保ちながらやや低域の存在感が増しますが、低域のスイッチを2つともONにしてもドンドンと鳴るような低音にはなりません。あくまでモニターライクなタイトな低音の強さがわずかに増す程度です。低域がやや出る事により小気味の良いサウンドになります。

次に中高域強調(スイッチ3・4がONの状態)
中高域をONにすると中高域に厚みと伸びが出ます。元々フラットなバランスでタイトめな低域なので、中高域を2つともONにするとかなり中高域寄りのバランスになります。特に高域の伸びが感じられるようになりリスニング要素が増します。

最後に全帯域強調(スイッチが全てONの状態)で聴いてみました。
低域は小気味良く、中域と高域の厚みと伸びが増し、”基礎はモニターでありながらもリスニングの旨味も併せ持つサウンド”といった音色になります。全帯域の音が出力高めで明瞭感とキレが気持ち良い明るめのサウンドになります。

基本的にモニターベースのサウンドで癖が少ないのでどのジャンルでも合いますが、そもそもチューニングモデルなので好みに合わせられます、と言った方が正しいでしょう。見通しや解像度が非常に良いのでゲーム用途でも合います。

総評

KZらしい解像度の高さとキレの良さはありながらも、モニターベースのサウンドと好みに調整できるチューニングスイッチでどんなジャンルにも合う万能イヤホンです。筐体はやや厚みがありますが、おかげで遮音性はかなり高くコンテンツに没入する事ができます。これで1万円未満はいつもながら凄まじいコストパフォーマンスだと思います。また、チューニング可能モデルという事で、好みや用途によってチューニングを変えられる点、買ってから『イメージと違った』『好みと合わない』といった失敗をしにくい点は安心して選べる点は強みだなと思います。

ただし、いつもの”KZサウンド”をイメージして購入すると解釈違いを起こす可能性があるので、モニター~ややリスニングぐらいをイメージしておくと良いと思います。

  • 解像度を重視する人
  • 遮音性を重視する人
  • 曲や環境によってサウンドを調整したい人
  • イヤホン選びで失敗したくない人

におすすめです。

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