概要
今回はKZより発売の新作有線イヤホン、『KZ Taurus』をレビューしていきます。
提供:KEEPHIFI

製品の主な特徴、スペック、実際に使用した感想等を語っていくので、ご興味がありましたら是非最後までご覧ください。
製品の主な特徴
迫力ある低音再生
独立設計の8mmデュアルドライバーを搭載し、超低域から中低域までを精密に表現。深みのあるベースとパンチ力で、音楽や映画をより臨場感豊かに再生します。電子分周技術により、高・中・低音のバランスも最適化されています。
高品質な通話性能(マイク有モデルのみ)
6mm大型コンデンサーマイクを2基内蔵し、周囲の雑音を効果的に低減。クリアな声を届けられるため、通勤中や騒がしい環境でも快適に通話が可能です。
リケーブル対応
QDCメッキプラグを採用し、ケーブル交換に対応。有線接続で高音質を楽しめるほか、別売りのBluetoothアダプターを使えばワイヤレス化も可能。用途に合わせて柔軟に使い分けられます。
ゲームから音楽まで幅広く対応
FPSゲームでは足音や銃声の方向感を正確に表現。映画鑑賞では広がりのあるサウンドステージを、音楽再生では繊細な音の階調を再現し、1台で多彩なエンタメ体験をサポートします。
快適な装着感
軽量設計と人間工学に基づくカーブ形状により、長時間の使用でも耳への負担を軽減。S/M/Lサイズのイヤーピースが付属し、安定したフィット感を提供します。
※公式資料参考
スペック・製品仕様
項目 | 内容 |
---|---|
モデル | Taurus |
カラー | クリア、ブラック、ホワイト |
インピーダンス(標準バージョン) | 36Ω |
感度 | 105dB/mW @1KHz |
周波数応答範囲 | 20〜40,000Hz |
プラグタイプ | 3.5mm |
ピンタイプ | 0.78mm 2ピン |
装着方法 | 耳かけ型 |
ケーブル | デュアルパラレル銀メッキケーブル |
ケーブル長さ | 120±5cm |
※公式資料より引用
カラーはクリア/ブラック/ホワイトの3色展開となっています。
インピーダンスはこの手のIEMにしてはやや高めですがスマホ直挿しでも十分なボリュームは取れる範疇かとおもいます。プラグタイプは3.5mmで、マイク有バージョンとマイク無しバージョンが販売されています。これまでKZは0.75mm2ピンの規格を採用していたと思うのですがピンタイプは0.78mm2ピンとなっており、箱や公式資料にもそう記載されています。誤植だと思って代理店にも問い合わせたのですが0.78mm2ピンで間違いないそうです。本当?
Amazon参考価格(通常価格)はマイク有が3580円/マイク無が3480円です。
内容物

- イヤホン本体
- イヤホンケーブル
- イヤーピース3サイズ
- 保証書


付属のイヤーピースはいつもの標準的なシリコンタイプ。
ケーブルは並列タイプの銀メッキケーブル。コネクタはQDCタイプのプラグはⅬ字型です。
外観


筐体は透明度の高い樹脂製クリアシェルにシンプルな装飾を施した暖かみのあるデザインです。
フェイスプレートでは無く、シェル内の基板背面にロゴマークを表記して見えるようにしているのがオシャレです。

特に耳型に沿った凹凸等は無く流線形の内側シェル。並列2DDがシェルの内側から見て取れます。
ノズル口径は約5mm、ノズル長は約4mmです。
サイズ感比較




2DDですが比較的コンパクトに収まっている印象です。

フェイスプレート装飾部にベントと見られるフィルターが見受けられます。

本体片側の重さは4.2gと2DDながら非常に軽量です。
その代わり強度はそんなに高くなさそうなので扱いには注意した方が良いでしょう。
使用した感想
装着感について


内側シェルは特別立体的な訳ではありませんが、軽量な樹脂製シェルの程良いホールド感+耳掛けで安定感はかなり高いです。フィット感は人により異なりますが、成人男性で恐らく標準的と思われる私の耳では大きすぎず小さすぎない絶妙なフィット感でした。
圧迫感も無く軽量なのでゲームやクリエイター業等長時間の着用にも向いています。
音質について
DAPとAndroidに直挿しで使用した感想です。
音質傾向としてはフラット~弱ドンシャリといった印象です。
透明感がありながらも余韻のすくないスッキリとした中高域にタイトな低音で全体的に引き締まったモニターライクなサウンドに感じます。KZで2DDという構成と「牡牛座」というネーミングから力強さをイメージする方もいらっしゃるかと思いますが、低音は量感よりも解像度を意識したタイトなチューニングでベース・サブベースのブリブリ感もよくわかります。サウンドステージ自体は縦横共に普通ですが非常に見通し・定位感が良くコンテンツによっては空間が立体的に広く感じられます。リスニング向けの派手なチューニングというよりは、モニターベースのサウンドにやや中高域のキレを加えたスッキリサウンドで、非常に見通しが良いので音楽鑑賞からゲーム、クリエイター業と幅広い用途に使用しやすい万能タイプだと思います。一方で量感や空気感重視の所謂リスニング系イヤホンが好きな方には物足りなく感じる可能性があります。
FPSゲームでも使用してみましたが、低音や銃声が鮮明かつ派手過ぎずうるさすぎないのと、定位感が良いだけでなく自然で敵の足音と位置感覚がとても分かりやすい印象を受けました。高域から低域まで見通しが良く定位感に優れたサウンドはFPSゲーム等の1人称視点のゲームとも好相性です。
総評

KZ Taurusは、解像感の高い低音と透明感のある中高域をバランスよく再生する有線イヤホンです。音質傾向はフラット~弱ドンシャリで、タイトな低音と見通しの良い中高域が特徴。解像度重視のチューニングにより、音楽鑑賞だけでなくFPSゲームや制作用途でも使いやすい万能型イヤホンといえます。軽量で装着感も良好なため、長時間の使用にも向いています。通常価格も3,000円台と手頃で、リケーブルにも対応する柔軟性を備えています。
こんな人におすすめ
- ゲームで定位感を重視する方(特にFPSプレイヤー)
- 音楽をフラットかつ解像度重視で楽しみたい方
- 軽量で長時間使用に向いたイヤホンを探している方
- コスパの高い入門向けIEMを求める方
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