EarFun Air Pro 4+ レビュー ブランド初ハイブリッドドライバー採用完全ワイヤレスイヤホン 競合音質特化モデルとの違いを比較

イヤホン
スポンサーリンク
スポンサーリンク

概要

今回はEarFunより発売の完全ワイヤレスイヤホン『EarFun Air Pro 4+』をレビューしていきます。

現在同ブランドが主軸として展開しているAirシリーズの最新作で、何でも一年以上かけて開発した音質特化モデルなのだそう。これまでシリーズにおいてノイキャン非搭載から搭載、ノイキャン特化等の所謂マイナーチェンジモデルは発売されましたが、音質特化の強化モデルは今作がブランド初ではないでしょうか。

機能性におけるコストパフォーマンスと完成度の高さは競合の中でも随一と言って良いEarFunが音質に更に磨きをかけたモデルという事で、個人的にはかなり期待値が高いです。

直近ではサウンドピーツ『Air5 Pro+』やQCY『MeloBuds N70』等競合からも音質特化モデルが発売されており、選ぶ際に迷う人もいらっしゃるでしょう。

という事で、今回はそれらのモデルとスペック・機能、音質や使い勝手等実際の使用感に関しても比較していきたいと思います。ご興味がありましたら是非最後までご覧ください。

スペック・製品仕様

項目EarFun Air Pro 4+SOUNDPEATS Air5 Pro+QCY MeloBuds N70
ドライバー方式10mmダイナミックドライバー+BAMEMSドライバー+
10mmダイナミックドライバー+
MEMSドライバー+
10mmダイナミックドライバー
対応コーデックSBC、AAC、LC3、LDAC、aptX、aptX Adaptive、aptX LosslessSBC、AAC、LC3、LDAC、aptX、aptX Adaptive、aptX LosslessSBC、AAC、LDAC
BluetoothバージョンBluetooth 6.0Bluetooth 5.4Bluetooth 6.0
最大持続時間(単体)12時間(ANC ON時8時間)6時間(ANC ON時記載無し)10時間(ANC ON時7時間)
最大持続時間(ケース込み)54時間30時間50時間
充電形式USB Type-C
ワイヤレス充電
USB Type-CUSB Type-C
ワイヤレス充電
急速充電対応(10分で約3時間)対応(10分で約2時間)対応(10分で約2時間)
内蔵マイク合計6基合計6基合計6基
ANC(アクティブノイズキャンセリング)
通話ノイズキャンセリング
専用アプリ
マルチポイント(LDAC併用可)〇(LDAC併用可)
ゲームモード
立体音響モード〇(疑似拡張)
装着検出
防水性能IP55IPX5IPX5
通常価格13,990円
(先行予約価格9793円)
15,380円9,980円

搭載ドライバーは10㎜ダイナミックドライバー+自社開発の業界最小クラスBAドライバーのデュアルドライバー構成で、ブランド初のハイブリッドドライバーとなります。2つのドライバーの向きをあえてずらす「オフアクシス配置」が採用されており、ドライバー同士の干渉を避け調和させる事で最適化を図っているとの事。

対応コーデックはSBC・AACの他、LDAC、LC3、aptX、aptX Adaptive/aptX Losslessと国内の主要コーデック全部盛りと言って良い豪華さです。ただ守備範囲が広いというだけでなく、対応デバイスではそれぞれ得意な用途で使い分けられるメリットもあります。

そしてここは流石のEarFun。なんと最大再生時間はイヤホン単体で約12時間、ケース込みで約54時間というかなりのロングバッテリーを実現しています。(※再生時間は使用環境により異なります)サウンドピーツAir5 Pro+も特殊な構成ながら平均クラスの再生時間を実現していますが、そのほぼ倍です。更にワイヤレス充電、急速充電にも対応。バッテリー周りの利便性や性能に関してはブランドの強みをしっかり出して差別化しているなという印象です。

アクティブノイズキャンセリングはEarFun独自のQuietSmart3.0を搭載。これは以前同ブランドが発売したノイキャン特化モデルEarFun Air Pro 4iと同じです。音質特化モデルと言いつつノイキャンにも妥協無しです。実際の効力や使用感については使用した感想の方でお話します。

その他2台のデバイスに同時接続可能なマルチポイント、低遅延化してくれるゲームモード、装着検出機能に対応。特にLDACとマルチポイントが併用可能な点は嬉しい人も多いのではないでしょうか。

防水性能に関しては制作時点で手元に来ている資料及び箱や説明書には記載がありませんが、担当者へ質問したところIP55との事で、雨や汗程度は気にせず使用できますし、防塵規格の認証も取得していますね。

価格は通常価格で13,990円とブランド史上最も高価なワイヤレスイヤホンとなりますが、数万円するハイエンドモデル級と言って良いスペックと機能性を搭載しているので通常価格でもかなりコストパフォーマンスが高いと思います。更に先行予約期間であれば特別価格9793円(予定)と1万円未満の特別価格で購入可能です。

内容物

  • イヤホン本体+充電ケース
  • 充電ケーブル
  • イヤーピース5組(1組装着済み)
  • 説明書類
  • 清掃用綿棒(写真には写っていませんが説明書に挟まってました)

以上になります。

外観

充電ケースは長方形のスクエア型で指紋の目立ちにくいマット仕上げ。
ワントーンのシンプルで落ち着いた印象です。これまでのAir Pro 4シリーズは平たいスクエア型でしたが今作は縦長な形状です。ケース前面にはインジケーター搭載。

ケース底面には充電ポートとペアリングリセットボタンを搭載。

蓋を開くとこんな感じ。
縦長なケースを活かしたイヤホン本体の露出度が高いデザインで手前に倒して取り出しやすくなっています。インジケーターのLEDは明るく発色も良いので見やすいです。

イヤホン本体は定番のスティックタイプ。スティック上部の丸い部分がセンサー部になっています。

ノズルは短め。四角に近い独自形状でわずかな突起によりイヤーピースが外れにくいデザインになっています。その為他イヤーピースとの互換性はありません。EarFunはイヤーピースにもこだわっているので質感や性能に不満は無いのですが、使用している物を破損させたり紛失すると替えが無いのでイヤーピース単品で販売して欲しいところ。

イヤホン本体は実測値で約5.1g、充電ケース込みで53.4gとスティックタイプとしては平均的でワイヤレスイヤホンの全体の中では軽量な方です。

専用アプリについて

EarFunの専用アプリは機能ごとにタブが分かれておらず、基本的には1つの画面にまとまっているので初心者にも優しいデザインです。

基本機能

イヤホン本体と充電ケースの充電残量表示の他、現在使用中のコーデックも表示される仕様になっています。最近のスマホは機種やOSバージョンによってはスマホ側のBluetooth接続画面でコーデックが表示されないものもあるので分かりやすくて良いですね。画面右上からイヤホン本体を遠隔でシャットダウンさせることも可能です。

ノイキャンは少々ややこしいですが個人の耳に最適化するAI聴覚適応型・環境音に合わせて最適化するAI適応型と適応型ANCにも2種類用意されています。更に手動調整、風ノイズに強いウィンドカットANCと4つのモードを備えており充実しています。外音取り込みも『デフォルト』と『バランスが良い』の2種類から選択可能です。

音声の遅延を低減してくれるゲームモードも搭載しています。この後紹介するコントロールカスタマイズによりイヤホン本体から操作する事も可能。

イコライザーは設定済みのものを1タップで簡単に音質傾向を変えられるプリセットと、自分で細かく調整可能なカスタムイコライザー、聴覚テストで自分に最適化する適応イコライザの3種類から選んで適応可能です。

コントロール

コントロール項目では装着検出機能、コントロール無効、コントロールカスタマイズの操作が可能です。

イヤホンの着脱を検知して自動再生/一時停止、着信時の自動応答等の操作が可能。
チェックマークに色が付いていないノイキャン自動オン/オフは担当者に確認したところ今後ファームウェアアップデートで対応予定なのだそうです。

コントロールカスタマイズはシングル~トリプル、長押しとフルカスタム可能です。

通話時のコントロールもカスタム出来、割り当てる事でマイクミュート操作等も可能になります。
あれ?音質特化モデルだったよなこれ…とメインコンセプトを忘れるぐらいの充実ぶりです。

アクセシビリティ

アクセシビリティでは主にマルチポイントやコーデックの切替などについて設定する事ができます。

マルチポイント機能項目内ではこれまでに接続したデバイスが可視化され、トグルスイッチで簡単に接続/解除操作を行う事ができます。また、『新しいデバイスを接続する』を選ぶ事で、1台目のイヤホンの接続を解除する事無くペアリングモードへと移行し、そのまま2台目を接続する事が出来とてもシームレスで便利です。一度2台に接続後は電源ON時に自動で2台に接続されます。

『Bluetoothオーディオの品質』では、LDACやaptX系のコーデックへトグルスイッチ式で切り替える事ができます。レビュー制作時点ではaptX AdaptiveとLosslessを個別にオン/オフはできないようですが、項目が分かれているという事は今後ファームウェアアップデートで個別にスイッチできるようになる可能性が高いです。

『マイク』では自動切替の他、常に右耳/左耳を選択可能です。主に片耳使用でマイクトラブルを防止したい方、マイクトラブルが起きた際の回避に役立ちます。本当に細かいところまで配慮が行き届いていますね。

音声ガイダンスはボリューム調整と言語選択が可能です。

『聴力健康』では最大音量の制限や左右の音量バランスを調整可能です。バランスは左右の聴覚に差がある人や、イヤホンの劣化や初期不良で片側だけ音が小さい、等といった場合でも最適化する事が可能です。

LEオーディオ項目ではもうオーラキャストを実装しています。オーラキャストは簡単に言うと1台の送信機から複数の受信機へ同時に音を送れるようになる機能で、公共交通機関のアナウンスや会議、学習時のリスニングやエンタメ等様々なシーンや用途での利便性や効率を向上させる可能性を秘めていますが、現状日本国内ではまだ対応したサービスがほぼ無く、普及が追い付いていない為国内で一般的に使うようになるのはまだまだ先の話かもしれませんね。そんな最先端な機能を既に実装しています。

イヤホンを探す機能ではイヤホン本体からアラーム音を鳴らして鞄の中や身の回りで見失った時に見つけやすくする事ができます。

Earfunについて

Earfunについてでは、チュートリアルやよくある質問を確認する事ができます。

使用した感想

装着感について

Earfunのスティックタイプはイヤホン本体のシェルが大きめに造られている為、耳に入れた瞬間はやや圧迫感を感じますが着けているうちに馴染んで気にならなくなります。ただし、耳の小さな人だとより窮屈に感じる可能性があります。重量自体は軽いので耳に馴染んでさえしまえば数時間装着したままでも快適です。内側シェルが全体に密着している分装着時の安定感はとても良いです。

音質について

Androidとトランスミッター(FIIO BT11)でAAC、LDAC、aptX Losslessと一通り聴いた感想です。

クリアで非常に良い見通しの良さを実現しながらも音の輪郭にはやや丸みがあり緻密で鋭すぎない、自然で耳当たりの良い聴きやすいサウンドです。これまではバランスの良さの中にも低音がしっかりと存在感を示していた印象でしたが、BAドライバー搭載の影響かやや中高域が前に出たバランスになっているように感じます。緻密な粒子により中高域には自然な滑らかさや艶を感じます。
サウンドステージは縦が普通、横が広めに感じました。全体的に音のディティール表現に誇張は少なく、音源の良さを自然に引き出してくれている印象です。

音質特化モデルとなるとどうしても違いを感じやすいシャキッとした鋭いチューニングに走りがちですが、EarFun Air Pro 4+は自然で聞きやすいサウンドを意識しているように感じます。長時間の連続使用でもずっと聴いていられる音です。現に4時間程装着したまま音楽を聴きながら作業していますがまだまだ全然聴いていられます。

どんなジャンルでも音源の良さを自然に引き出してくれるオールラウンダーです。

・通話音質について

イヤホンから録音した音声を聞いた感想としてはボリュームは十分で、パキパキした通話用サウンドっぽさが無い自然なサウンドだなという印象です。

主な機能について

ノイキャン・外音取込について

ANCはそれぞれのモードを試してみました。まず音質特化モデルといいつつノイキャン特化モデルと同じノイキャンを搭載しているだけあってノイキャンはかなり強力な方だと思います。印象的だったのはノイキャン適用時の”静寂さ”ですね。ANCは仕様上極僅かなホワイトノイズが発生しやすいのですが、EarFun Air Pro 4+は適用時もかなり静かで、音楽を流していない状態でもホワイトノイズを感じないぐらい無音です。これはデジタル処理の精度が高い証拠ですね。個人的にはこのホワイトノイズがあるのと無いのではコンテンツ鑑賞時の没入感や勉強時の集中力は結構変わると感じていて、質の高いノイキャンは高評価です。

聴覚適応型と適応型の違いは、適応型は周囲の環境音によってノイキャン効力にも変動が感じられるのに対し、聴覚適応型は一定の効力を保っています。最大効力は体感ほぼ同じぐらいなので用途や好み次第かなと思います。

ウィンドカットモードは効力自体はそこまでですが風切り音を効果的に除去してくれるので風の強い日や運動時等に良いと思います。

外音取り込みも自然に近い形で取り込んでくれて優秀です。
『バランスが良い』は聞き比べてみた感じ再生中の音楽がやや聴き取りやすく、音楽と外音がバランス良く聞こえる、という意味かなと思いました。違ってたらすみません。

マルチポイント機能について

Android2台に同時接続して試してみました。
先発デバイス再生中に後発デバイスは割り込めませんでしたが、切替レスポンスは約1秒程と優秀です。EarFun担当者曰くLDACとも併用可能との事ですが専用アプリ内では併用を推奨しない旨が記載されています。実際にLDAC2台同時接続も試してみましたが、稀に2台目接続時や切り替え時に数秒間音声がやや乱れてその後落ち着く、という事象が発生しました。併用は可能ですが記載されている通り場合によっては安定しないこともあるようです。音声が落ち着いた後は普通に使えました。

ゲームモード・遅延について

遅延テストアプリを用いて当イヤホンのゲームモード適用時の遅延を10回計測した平均値から有線イヤホンで10回計測した平均値を引く方法で簡易的に求めたところ、

AACで50.9ms、
aptX Adaptive(ⅬⅬ適用時)で24ms

という結果になりました。これはかなり優秀だと思います。
AACでも動画視聴時等は特に気にならずカジュアルゲームも楽しめるぐらいで、
aptX Adaptive(ⅬⅬ適用時)なら有線接続時との差は私のテスト環境では0.02秒未満なので体感ほぼ有線と変わらないぐらいの低遅延で楽しめます。

良かった点・気になった点

良かった点

・耳当たりの良い高音質
エッジの効いた鋭い音はゾクゾクさせるような臨場感や爽快感を感じられる良さがある反面聴き疲れしやすいですが、EarFun Air Pro 4+はクリアながらも耳当たりが良い自然なサウンドに仕上がっており、音楽鑑賞に限らずゲーム、動画鑑賞等長時間の連続使用にも向いています。ロングバッテリーや軽量設計なのも相まって用途を限定しない守備範囲の広さも魅力です。

・効力だけじゃなく質も高いノイキャン
強力ノイキャンを売りにしている製品でもホワイトノイズが気になる機種って結構あるんですよね。そんな中このイヤホンは高い効力でありながらホワイトノイズの無い静寂さを実現できています。AirPodsProシリーズはノイキャン適用時にノイズがかなり少なく静寂ですが、あれに近いものを感じました。

・競合の中でもトップクラスの機能充実度と使い勝手
これまでの機能を見て頂いたら分かる通り、音質特化型ですが過去最高クラスの機能充実度ではないでしょうか。しかも各機能本当に細かいところまで配慮が行き届いた機能ばかりで、これだけの多機能を大きな不具合も無く安定して使える完成度の高さも素晴らしいです。競合から出ている音質特化モデルの中では頭一つ抜けてナンバーワンの機能充実度と使い勝手だと思います。

気になった点

・ゲームモードについて
現状ゲームモードはイヤホンの接続が解除されるとリセットされてしまう仕様で、使う場合は毎回オフからオンにする必要があります。稀にしか使わないという人にとってはむしろ好都合かもしれませんが、動画やゲーム用途で頻繁に使う常にオンにしておきたい人にとってはやや手間かもしれません。イヤホン本体へ割り当て可能なので1タップで適用可能ではありますが。

・専用イヤーピースについて
イヤーピースは専用設計となっている為、破損させたり紛失した場合、公式かサードパーティ製専用イヤーピースが発売されない限り替えが利きません。競合にも言えることですが専用設計のイヤーピースは是非とも単品で買えるようにして欲しいなと思います。

※EarFunより:イヤーピースを破損及び紛失してしまった際は無償でイヤーピースセットをご提供頂けるそうです。(おそらく公式サイト及び各ECサイト公式ストアでの購入者のみと思われますが、イヤーピースを破損及び紛失してしまった際はEarFunへお問い合わせください。)

総評

EarFun Air Pro 4+は音質特化モデルでありながらも非常に充実した機能性の高さや使い勝手の良さも魅力で、音質面での性能やスペックはもちろんですが、マルチポイントやワイヤレス充電、ロングバッテリー、各アプリ機能の使いやすさ等音質のみならず全方面で非常に高い完成度を誇るブランド珠玉の1品です。

現在発売されている競合の音質特化モデルとの使用感を自分なりに比較してみました。

※個人の見解です

音質に関しては音質特化モデルだけあって非常にレベルが高く、とても悩みました。
特にEarFunとサウンドピーツ・QCYはチューニングの方向性がやや異なる為、生々しく出力高めなサウンドが好きな人はサウンドピーツやQCYが良いと感じるでしょうし、そういったサウンドが苦手で自然さや聴きやすさを重視する人はEarFunの方が良いと感じると思います。私は前者の方が好みだったのでこの比較ではサウンドピーツをわずかに上にしました。QCYはサウンドピーツに近い方向性でキレの良いサウンドですが、高域が刺さるか刺さらないかぐらいの際どい鋭さなので人によっては合わない人も居るかなと思います。ただ全機種音質傾向はイコライザー機能で調整可能なので、デフォルトの音質が合わないと感じた場合は調整可能です。

装着感に関してはEarFunとQCYはシェル部分がやや大きめなので、耳の小さな方等人によっては窮屈に感じたり合わない場合が考えられます。重さはどれも軽量なのでフィット感さえ問題なければ快適だと思います。

ノイキャンもかなり悩みました。聞き比べた感じ3機種とも効力自体に大きな差はなく、どれも実用レベルの強力な部類だと思いますが、EarFunはホワイトノイズや違和感がほぼ無く3機種の中でも質がとても高かった為それも込みで一番高い評価にしています。

バッテリー持ちに関してはEarFunとQCYがかなり強いですね。一般的にワイヤレスイヤホンを連続で5、6時間使う事はほぼ無いと思うのでサウンドピーツも別に特段短い訳では無く普通だと思いますが、他2ブランドがバッテリー性能周りを頑張りすぎていて倍近く違うので短く感じてしまいますね。とはいえ昨今ながら聴きやゲーム需要で連続で長時間使用する人も増えているのでこの差は結構大きいのかなとも思います。

多機能さや機能性の高さに関してはEarFunが頭1つ以上抜けているなという印象で、音質も含めこの価格でここまでやってしまったらブランドとかに拘らない限りもう本当にハイエンドモデル要らなくない?というレベルだなという印象です。サウンドピーツも需要の高い機能は一通り抑えていますが必要最低限といった印象で多機能さではEarFunとQCYが勝っていますね。空間オーディオやムービーモードといった立体音響モードはEarFunとサウンドピーツの今回のモデルには搭載されていないので、その点はQCYの一人勝ちです。

これらを踏まえてそれぞれどんな人におすすめかまとめると、

EarFun Air Pro 4+は音質や機能性、ノイキャン効力と非常に総合力が高くそれぞれのクオリティも高い超優秀な万能モデルで、音質も機能性も両方重視したい人・多用途で使いたい人に最適なモデルです。音質特化型と言いつつハイエンドモデルも食らう程の高機能と用途を選ばない汎用性の高さも魅力で、とりあえず買っても間違いのないイヤホンだと思います。1つだけ懸念点があるとすればイヤホンのシェルが大きめなので耳に合うか合わないか、本当にそこだけです。有名ブランドのハイエンドモデルと違って店頭で試着できる機会がほぼ無いので、こればかりは買ってみるまで分からないのが難しいところですね。

先行予約ページ↓【限定価格】

EarFun Air Pro 4+先行予約販売
人気モデルのEarFun Air Pro 4の後継機、ハイレゾ認定×LDACとaptX系コーデック対応。先行予約販売で30%OFFで購入できます。

SOUNDPEATS Air5 Pro+音質を最も重視したい人じっくり音楽鑑賞したい人に最適なモデルです。私の感想ではありますが音質のクオリティは数万円するハイエンドモデルをも凌ぐ程で、完全にオーディオマニア向けの領域に達していると感じます。エントリー~ミドルクラスで最強の音質を求めるという人はこちらがおすすめです。多機能さという面では他2機種よりは劣りますが需要の高い機能は一通り揃えていて十分ですし、音質設計以外はベースモデルからほぼいじられていないので各機能の動作も安定していて快適に使えます。

QCY MeloBuds N70は機能性・コスパを重視する人におすすめです。
今回比較した中では通常価格が唯一の1万円未満で、EarFun Air Pro 4+の約4分の3、SOUNDPEATS Air5 Pro+の約3分の2です。それでMEMSドライバーの搭載や他2機種と同等・もしくはそれ以上の機能性を実現しているのですから、スペックや機能性に対するコストパフォーマンスはこの中で最も高いと言って良いと思います。EarFunと同じくイヤホン本体のシェルはやや大きめです。

いずれにしてもブランドが最も力を注いだフラッグシップモデルと言って良い製品ですので、装着感が合いさえすれば高い満足感は得られるのではないかなと思います。今回のレビューと比較が購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました