概要
こんにちは、あらげです。
今回は、ポータブルオーディオレビュアーかつゲーマーの私が、Nintendo Switch 2を安価に高音質化できるおすすめアイテムをご紹介します。携帯ゲーム機でより臨場感のあるサウンドを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
お手頃お手軽に高音質化できるアイテムについて

今回ご紹介するアイテムはUSB-C DAC(ドングルDAC USB-C to 3.5mm)です。使い方は非常に簡単で、Switch 2のUSB-Cポートに接続し、DACにイヤホンやヘッドホンをつなぐだけです。これだけで高音質でゲームを楽しめます。(USB-Cポート搭載のスマホ、タブレット、PCでも使用可能。後述する規格に注意)

DACとは
DACとはDigital Analog Converter(デジタル・アナログ・コンバーター)の略で、デジタル音源をイヤホンやヘッドホンで再生可能なアナログ信号に変換する装置です。
Switch 2本体にもDACは内蔵されていますが、オーディオグレードの外部DACを使用することでより高音質で臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。

理由は、ゲーム機やスマートフォンは音楽専用機器ではないため、内部の基板やユニットからのノイズの影響を受けやすいことです。一方、オーディオブランドから発売されている外部DACはオーディオ専用設計でノイズ対策が施され、高性能チップを搭載しています。そのため、クリアな音質、広い音場、臨場感の向上が実現できます。
USB-C DACの注意点とデメリット
USB-C DACを使用する際の注意点は以下の3つです。
- USB-Cポートを1つ使用する
- 本体から給電するため消費電力がわずかに増える
- イヤホンジャック直結と比べて、ごくわずかな遅延が発生する場合がある
Switch2ではポート・充電の問題は実質無いようなもの!

旧Switchや有機ELモデルは本体にUSB-Cポートが1つしか搭載されていない為、DAC接続時はそのままでは充電できず、充電の減りが早くなってしまうのが痛手でしたが、Switch 2はUSB-Cポートを上下に2つ搭載しているため、DACを接続してももう1つのポートで充電可能です。携帯モードでもドック接続時でも、充電しながら高音質で使用できます。


遅延の影響
小型USB-C DACであれば遅延はほとんど体感できません。FPS、格闘ゲーム、音ゲーなどでも基本的に問題なくプレイ可能です。極限まで遅延を避けたい場合はイヤホンジャック直結がおすすめですが、一般的なプレイではほぼ差はありません。
USB-C DACの価格と選び方
価格はおおよそ2,000〜5,000円前後で、高価なものは数万円する場合もありますが、この価格帯でも十分に音質向上を体感できます。
選ぶ際のポイント
- ノーブランド品は避ける
- オーディオブランド製を選ぶと安心
おすすめブランド例:Fiio、Shanling、AZLA、NiceHCK
また、USBには主にUAC1.0とUAC2.0という規格があります。
- UAC1.0:最大96kHz / 24bit :殆どのデバイスで使える
- UAC2.0:最大384kHz / 32bit以上 /DSD :デバイス側がUAC2.0に対応している必要有
旧Switchや有機ELモデルではUAC1.0までの対応となっていましたがSwitch 2はUAC2.0にも対応しているため、UAC2.0対応のUSB-C DACを使用すれば、旧モデルよりも高音質再生が可能です。
おすすめのUSB-C DAC

私が使用しているのはNiceHCK「NK-1 MAX」です。
- 価格:2,000〜3,000円前後
- Switch 2の上下どちらのUSB-Cポートでも使用可能
- 高解像度、広い音場、定位感や臨場感が向上
特に以下のシーンで効果が体感できます。
- FPSの足音の方向感
- ホラーゲームの緊張感
- オープンワールドやRPG、アクションゲームの没入感
ドック接続中でもDACを上側USB-Cポートに挿すことで、充電しながら高音質で据え置きプレイ可能です。
イヤホン・ヘッドホンも重要
高音質環境を整えるなら、再生するイヤホンやヘッドホンの性能も重要です。いくらDACが高性能でも、イヤホンの性能が低いと音質向上の恩恵は限定的です。可能であれば高性能な有線イヤホンやヘッドホンを併用することをおすすめします。
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まとめ
USB-C DACはお手頃で小型、場所を取らず、携帯ゲーム機やスマートフォンを高音質で楽しみたい方に最適なアイテムです。
Switch 2でのゲームや音楽をより良い環境で楽しむために、ぜひ導入を検討してみてください。
USB-C DACでより良いゲーム・音楽ライフをお楽しみください。


