FSF Blink Bound BD01 レビュー 「qdc」サブブランド第一弾 自分好みの音が作れるUSB-CゲーミングIEM

FSF Blink Bound BD01 レビュー 「qdc」サブブランド第一弾 自分好みの音が作れるUSB-CゲーミングIEM Type-C
スポンサーリンク
スポンサーリンク

概要

こんにちは、あらげです。今回はqdcが新たに設立したゲーミング特化サブブランド

FSF(Fire So Fast)の第1弾となるゲーミングIEM

Blink Bound BD01』をレビューします。

提供:株式会社アユート

「ゲーミングイヤホンか」と侮るなかれ。名目上はゲーミングイヤホンですが、誰でもどんな用途でも楽しめる面白いギミックが搭載されています。

スペック・製品仕様

品名Blink Bound BD01
ドライバーダイナミック型(特注10mmシングルフルレンジ)
ドライバー数1DD / 1ドライバー(片側)
形式密閉型
周波数応答範囲10 – 30,000 Hz
入力感度102 dB SPL/mW
インピーダンス19Ω
外音遮断26dB
プラグUSB-C(UAC 2.0)
最大サンプルレート384KHz/32bit
マイクMEMS
ケーブル高純度銀メッキ銅4芯ケーブル(約120cm)
コネクター:固定(リケーブル不可)、
プラグ:USB-C(ストレート)
付属品USB-C to USB-A変換延長ケーブル(約150cm)、
ソフトシリコン製カスタムノイズアイソレーションイヤーピース:3ペア(S/M/L)、
シリコンダブルフランジイヤーピース:3ペア(S/M/L)、
クリーニングツール、オリジナルセミハードキャリングケース
生産国中国
メーカー保証本体1年 / ケーブル・付属品6ヶ月
公式販売代理店 株式会社アユート 様より引用:https://www.aiuto-jp.co.jp/products/product_6121.php#2

内容物

  • イヤホン本体
  • ソフトシリコンイヤーピース(3サイズ各1組)
  • シリコンダブルフランジイヤピース(3サイズ各1組)
  • USB-C to A 変換延長ケーブル(1本)
  • オリジナルセミハードキャリングケース
  • クリーニングツール
  • 説明書、合格証、カード類

付属のイヤーピースは滑らかで肌触りが良く、密閉度も高いため質が高いです。USB-C to A変換ケーブルも付属するため、Cポートのないパソコンですぐに使えるのも嬉しいポイント。ナイロン被覆で頑丈かつ長さがある点も魅力です。

外観と特徴

シェルデザイン

フェイスプレートは金属製でシンプルながら、面の部分と縁の部分で仕上げ方を変えた洗練されたデザインです。内側シェルは1万件以上のカスタムIEMデータを元にした3Dプリントシェルを採用しており、サイズ感はqdc SUPERIORとほぼ同じ。

リケーブルに関する注意点

一見するとリケーブルできそうな見た目をしていますが、本機はリケーブル非対応です。無理に引っ張ると破損する恐れがあるので注意してください。非対応なのは、後述する最大の特徴である「専用ギミック」を搭載しているためです。

サウンドチューニングスイッチ

本体のスイッチを切り替えることで、ゲーム向けのe-Sportsモードと、エンタメ向けのACGミュージックモードを切り替えることができます。

  • e-Sportsモード:銃声や爆裂音などの響きのきつい部分を緩和し、より集中しやすいゲーミング体験を提供(FPS・TPS向け)。
  • ACGミュージックモード:音楽を含むその他のコンテンツ全般向け。

基本性能が非常に高いため、e-Sportsモードで音楽を聞いても違和感なく楽しめます。用途にこだわりすぎず、2つのサウンド傾向に切り替えられるという認識で問題ありません。

プラグ仕様とDSPギミック

プラグはUSB-Cで、UAC 2.0をサポートし最大384kHz/32bitのハイレゾ音源に対応しています。

さらに本機の最大の特徴として、PCブラウザ用サイト(FSFオーディオチューニング)で認識させることで、イコライザー(EQ)調整や音質傾向のカスタマイズが可能です。

  • ゲーム用プリセット:主要FPSゲームタイトルごとに最適化されたプリセットをワンクリックで適用可能。
  • サウンドプリセット:音楽鑑賞用のプリセットも用意されており、幅広い用途で使用可能です。
  • アドバンストタブ:カスタムEQによる詳細な専門的調整が可能。自作したカスタムEQは保存・アップロードして他のユーザーと共有することもできます。

【本体への設定保存機能】

専用DSPを搭載しているため、適用したEQプリセットやカスタム設定はイヤホン本体に1つだけ保存できます。例えばFSFオーディオチューニングでEQ設定をイヤホン本体に保存すると、スマホなど他のデバイスに接続してもそのEQ設定が適用されている状態です。つまりイヤホンの音質設定を上書きする事ができます。

優秀なモニターイヤホンをベースに自分好みのサウンドを作れるため、ゲーミングイヤホンという枠を超えた「qdcのサウンドメイクイヤホン」と言えるほどの性能とギミックを秘めています。

マイク性能

ワンクリックでミュート/ミュート解除できるミュートボタン・高性能MEMSマイクを搭載。

PC使用時はマイク音声のゲイン調整や通話のノイズキャンセリングも使用できるため、ボイスチャットも安心です。

装着感

カスタムIEMブランド由来の計算し尽くされた内側シェルが耳にぴったりフィットし、遮音性・装着感ともに非常に優れています。SUPERIORもかなり良かったですが、BD01は絶妙なサイズ調整によりSUPERIORで感じた耳甲介周りの張る感覚が無くなり、更にジャストフィットする装着感になった印象です。ユニバーサルIEM専門ブランドも優れた装着感の物は沢山ありますが、やはりカスタムIEMブランド由来の装着感の良さは別格です。

音質・機能テスト

動画版ではバイノーラルマイクを用いたバーチャル試聴比較も行っています↓

サウンドの傾向

qdc SUPERIORと比較すると、基本的にすっきり見通しが良くモニター系のサウンドです。美味しく華やかに聴かせるSUPERIORに対し、正確に聴かせるBD01とそれぞれの表現の違いがハッキリと分かります。

  • e-Sportsモード:中高域が少し抑えられることで相対的に低域が出てくる印象。サウンドステージは縦横ともにかなり広めで、定位感が非常に良いです。足音の距離・方向、銃声の発生源、弾道の角度までハッキリと分かり、FPSにおいて極めて優秀です。雑音が抑えられて周囲の音が非常に聞き取りやすくなっています。
  • ACGミュージックモード:やや中高域にフォーカスされている印象。音楽や動画鑑賞、RPG等でボーカルや台詞が聞き取りやすく、高い臨場感・没入感を味わえます。

基本性能が非常に高いため、どんな音でも正確に不快感なく鳴らしてくれ、音楽用途でも非常に気持ちよく聴くことができます。因みに、e-Sportsモードの方が低域がしっかりと感じられるので、ノリの良い楽曲はe-Sportsモードで聴いた方が個人的にしっくりきました。

通話・マイクテスト

  • インラインマイク音質:初期設定ではやや小さめですが、ゲイン値を最大にすれば問題無いレベルまで引き上げる事ができました。インラインマイクから録音した音声を聞いたとろことてもクリアでした。
  • ノイズリダクション機能:真横で設置型エアコンを稼働させた状態でのテストでは、ノイズリダクションオフの状態でもマイク音声にほとんどノイズが乗らず、非常に優秀な結果となりました。空調音程度であればオン・オフ問わず気にならないレベルです。

総評

FSF Blink Bound BD01は、「ゲーミング向けサブブランドの第1弾」「USB-Cイヤホン」という枠を超えた、とんでもない化け物イヤホンです。

1万円台のモニターイヤホン激戦区において、音質・装着感ともに極めて優秀です。ゲーミングIEMにありがちな偏ったチューニングを、本体のチューニングスイッチとイコライザーシステムによって打ち破り、ゲームだけでなく音楽や動画制作などあらゆる用途や好みに最適化できる高い汎用性を実現しています。

リケーブル不可やアナログ出力オンリーの古い機器では基本的に使えないといったデメリットはあるものの、それを補って余りあるモニターとしての高い基本性能と、自分好みに細かく最適化できる強みを持っています。

eスポーツ用途でゲームをプレイされる方はもちろん、クリエイターの制作用途、モニターサウンドが好きな方、音に強いこだわりがある方にも幅広くおすすめできる逸品です。

販売ページはこちら↓

タイトルとURLをコピーしました