QCY Crossky C30 レビュー コスパイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンをハイエンドモデルと比較してみたら衝撃の結果だった件

イヤホン
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概要

今回はQCYより発売のイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン『Crossky C30』をレビューしていきます。

提供:QCY

参考価格:6680円

Amazonにて商品ページのクーポンと併用できる限定クーポンコード:【PTV2J7BJ】
11月7日22:00~11月17日23:59JSTまで利用可能

レビュー動画

製品仕様・スペック

内容物

  • イヤホン本体+充電ケース
  • 充電ケーブル
  • 説明書

外観

充電ケースはまるっとした卵のような形。(ピントズレててすみません💦)

前面にはインジケーター搭載。

背面にはUSB-C充電口。

無地単色のシンプルなデザイン。素材にはややチープさは感じるが値段相応だろう。

蓋を開けるとこんな感じ。

C型の本体が大きくせり出しているのでかなり取り出しやすい。

同じイヤーカフ型のHuawei Free Clip(約3万円)と比較画像
写真だとわかりづらいがケースやイヤホン本体の素材はHuawei Free Clipの方が流石に高級感がある。Crossky C30の素材は価格相応と言ったところ。写真で見る通りぱっと見ではあまり分からないかも。

本体はイヤーカフ型と言う通りイヤーカフのように耳に挟んで装着するC型形状。

内側はマット仕上げ、外側はブラックの鏡面仕上げ。

両端を繋ぐブリッジ部分は若干柔軟性があり多少広がる。

ここから音が出るのでこちらを耳の内側に来るように装着し、反対側(耳後ろ)でコントロールする。

コントロールはこんな感じ。専用アプリにてコントロールカスタマイズ可能。

本体片側約5.1g(実測値)

ケース込みで約42.3g

専用アプリについて

ステータスタブではイヤホン本体の充電残量が確認できる

サウンドタブでは、イコライザーとオーディオバランス機能を設定可能。

イコライザーは設定済みのプリセットの他、自分で調節可能なカスタムイコライザーを使用可能。

オーディオバランスは、聴覚や個体に左右差があった場合に左右のバランスを調整できる機能。

設定タブではコントロールカスタマイズをはじめとする様々な詳細設定をする事ができる。

タッチ感度は3段階で調整可能。この価格帯でタッチ感度まで調整できるのは嬉しい。

電源オフタイマーや接続解除後の自動電源オフ機能など痒いところに手が届く機能も搭載。

ゲームモード、空間オーディオはアプリからオンにできる他、コントロールカスタマイズで割り当てられるのでイヤホンからも適用可能。空間オーディオがタップ操作で適用できるワイヤレスイヤホンは少ないので貴重。

その他タップ操作を無効化するスリープモードや、イヤホンを探す機能もあり、アプリ機能はかなり充実していると言える。

イヤホンを探す機能はイヤホンから音を鳴らすだけでなく、Googleマップで位置表示までしてくれる。

HUAWEI FreeClipとスペック比較

項目QCY Crossky C30HUAWEI FreeClip
価格¥6,580¥27,800
重量 (イヤホン)※実測値約5.1g約5.7 g
重量 (充電ケース)※実測値約32.1g約45.3 g
ドライバー10.8mm
デュアルマグネットダイナミックドライバー
10.8mm
デュアルマグネットダイナミックドライバー
バッテリー持続時間イヤホン単体:約5.5時間
ケース込み:約25時間
イヤホン単体:約8時間
ケース込み:約36時間
充電ポートUSB Type-CUSB Type-C
ワイヤレス充電(最大2W)
充電時間約120分イヤホン:約40分(ケース内)
ケース(有線):約60分
合計約100分

ケース(ワイヤレス):約150分
BluetoothBluetooth 5.4Bluetooth 5.3
コーデックSBC、AACSBC、AAC、L2HC
タッチセンサー1箇所3箇所
防水・防塵イヤホン:IPX5イヤホン:IP54
音漏れ
専用アプリ
マルチポイント
空間オーディオ△(1部Huawei端末のみ対応)

こうして並べてみると価格は2万円以上差が開いているのに機能・スペック面での差はそこまで大きくないどころか、QCY Crossky C30の方が優れている点も多々ある。

HUAWEI FreeClipは片側3箇所でコントロール可能という独自の機能があるが、3箇所中2箇所はかなり使いづらいので実質1箇所と言っていい。ワイヤレス充電に対応しているのはこの中だと大きく差別化できるポイントだろう。その他HUAWEI FreeClipには左右を自動認識し左右関係なく装着する事ができる技術を搭載しているのだが、これは一見必要無さそうで使ってみると取出し、装着、収納動作がかなり楽。

HUAWEI FreeClipの専用アプリ『AI Life』に関してはセキュリティ面に問題があり、AndroidではそもそもGoogle Playストアには無く公式サイトからインストールしなければならず、端末によってはセキュリティでブロックされてしまいインストールできない物もある。機能面もまだ開発途中といった感じで種類も少なく使い勝手もいまいち。なので△。アプリに関してはQCYの圧勝。

使用した感想

装着した見た目・装着感

正面かた見る形はまさしくイヤーカフ。ぱっと見アクセサリーにしか見えない。
耳の内側と外側で軽く挟むので着けている感はあるが痛くは無い。
意外としっかり挟まれているので結構激しめに動いても落ちない。

眼鏡をかけているので眼鏡に全く干渉しないのはかなり快適。
耳掛け式よりも安定しているのでスポーツにも向いている。

ついでにHUAWEI FreeClipはこんな感じ。FreeClipの方がブリッジ部分が細い。
見た目に関して言えばCrossky C30の方がアクセサリーとして違和感が無いように見える。

装着感はFreeClipの方が挟み込む圧力が弱めで、着けている感が殆ど無く快適。
Crossky C30はFreeClipよりもしっかりめに挟む(全く痛くは無い)ので運動時でも安心感はある。

音質について

AndroidにてAAC接続で使用した感想です。

低域強めのチューニングで、低音のアタック感も感じる事が出来る。
イヤーカフ型だが音圧は結構出ている印象。

イヤーカフ型はオープンイヤーイヤホンの一種なので耳から出音部まで少し距離があり、低域の再現性や音圧にやや不安があるのだが、これは音圧も低音もしっかり出ていて個人的には音楽鑑賞でも満足できるサウンドだと思う。

音の綺麗さ、特に中高音域の綺麗さはHUAWEI FreeClipの方が上に感じるが、
臨場感・低域はCrossky C30に軍配が上がる。

音漏れについて

音漏れ防止技術採用との事で、音漏れはしにくいが全くしない訳では無いので、
耳元数十センチぐらいまで接近すればうっすらと聞こえる。
なので満員電車やカウンター席の隣等では音漏れしているものとして使用するように心がけた方が良いだろう。逆にそこまで近くなければ全然問題無い。

同じく音漏れ防止技術を採用しているHUAWEI FreeClipと聞き比べてみたが音漏れ具合は全く一緒で差は無かった。

通話音質について

ややこもり気味な印象を受けたがボリュームは大きく、声は良く拾っている。

主な機能について

マルチポイント機能について

Android2台に同時接続して試してみた。
切り替えレスポンスは約2秒かからないぐらい。(使用環境により異なる可能性有)
及第点といったところ。

因みに、先発デバイスで再生した音声を手動で停止しなくても後発デバイスで再生すれば自動で切り替わる優秀マルチポイント。(使用デバイスにより挙動が異なる可能性有)最近こちらが主流になってきて良きかな。

ゲームモードについて

遅延テスト動画にて試してみた。
使用前でもほぼ遅延は無いと言っていい低遅延具合だったが、
オンにしてからは肉眼では全くわからない低遅延になった。
オンの状態なら大体のゲームは楽しめそう。
オフでも動画鑑賞は全く違和感無く楽しめます。

空間オーディオについて

基本的にカナル型やインナーイヤー型を想定してチューニングされたモードなので、
オープンイヤーイヤホンの空間オーディオは空間オーディオとして破綻しがちなのだが、
こちらはしっかりと通常時と差別化され、定位感、立体感のアップを感じる事が出来た。
(ASMR動画とFPSの足音テスト動画にて確認)

気になった点について

一通り使ってみてこれといって気になった点は無かった。

無理やり絞り出すなら充電ケースの形状と充電口の位置関係上充電する時に気持ち良く置けない、ぐらい。

総評

イヤーカフ型自体まだ少なく、名のあるブランドから出ている物は全体的に価格も比較的高めで、
エントリー帯で実用レベルのイヤーカフ型が発売された事自体界隈にとって革新的な事だが、
機能の質と充実具合は現ハイエンドモデルをも凌ぐ程で、それをこの価格帯で実現しているのだから価格破壊級と言って良いコストパフォーマンスだと思う。

  • デスクワーク、リモートワーク、ランニング、ワークアウト、スポーツ等のながら聴きに
  • 快適さを重視する方に
  • イヤーカフ型を試してみたい方に

おすすめです。

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