概要
今回はEarFunより発売のワイヤレスヘッドホン新作『Tune Pro』をレビューしていきます。
提供:EarFun ※この記事は、EarFunの希望により特別に先行で公開しております。
ブランド初のヘッドホンとなった『Wave Pro』に続き、今作はEarFun史上2作目になります。
前作は機能や付属品の充実度がとても高く満足感のある製品でした。
今作はどんな方向性なのか気になります。前作『Wave Pro』とも比較しながら見ていきます。
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https://bit.ly/EarFun-HP220-Ebpr1
正式発売日:2024/12/26(木)
発売価格:8990円
予約限定価格:6242円
レビュー動画
パッケージ
スペック・製品仕様
対応コーデック:SBC/AAC
内容物
- ヘッドホン本体
- 充電ケーブル(C to C)
- AUXケーブル
- 説明書類
外観
グレーとダークグレーのツートンカラーで落ち着いたシンプルなデザイン。
ハウジングのプレート部分は恐らく金属製で上品な質感。
右側に電源ボタン、ボリュームボタン。
AUXジャックも搭載で有線接続が可能。
また、スマホやパソコンにUSB-Cポートがある場合USB-C接続で充電しながら音楽再生が可能。
左側にはANCボタンと充電用USB-Cポート。ボタンは全て物理ボタン式。
イヤーパッド、ヘッドバンドのクッションは低反発ウレタンタイプで柔らかく肌触りが良い。
ロール軸有で約90度回転可能。また、折り畳みにも対応。
ここから
ここまでコンパクトになるので収納しやすく携帯性も高い。
有線での使用も可能なので充電が無くなってもいざとなれば有線で使用できる。
ANC状態でAUX有線接続する事で有線接続時もアクティブノイズキャンセリング・
外音取込が使用可能。 USB-C接続では使用不可
スライダーはここから
ここまで引き出し可能。目盛り等は特に無いがクリック感がある。
専用アプリについて
専用アプリではノイキャンモード、ゲームモード(低遅延モード)、シアターモードの切替が可能。
好みや状況に応じた3種類のノイキャンを使い分け可能。
シアターモード(空間オーディオ)新搭載
イコライザーは設定済みのプリセット、自分で調整可能なカスタムイコライザー、聴覚テストで自分に最適化する適応イコライザの3種類から選んで使用可能。
その他コントロールカスタマイズ、USB Audio充電の設定が可能。
スマホ等のモバイルデバイスにUSB接続する場合、USB Audio充電をOFFにしないとデバイスからヘッドホンへ充電してしまうので注意
コントロールカスタマイズは各物理ボタンへの操作割り当てが可能。
珍しいところで言うとリダイヤルは他ではあまり見かけない機能。
マルチポイント管理では現在接続中のデバイスや接続履歴から個別に管理できて便利。
音声ガイダンスは言語選択、ボリューム調整が可能。
その他Bluetooth接続が切れた際の自動電源OFF機能がある。
主な機能はこんなところ。
使用した感想
装着した見た目、装着感について
成人女性の頭部に近い実寸大マネキンヘッドに装着した見た目
ファッションを問わないシンプルで上品なデザイン。
装着感はクッション性の高いウレタン製イヤーパッド、ヘッドバンドで肌触りが良く、
圧迫感も感じにくく快適。
側圧も強すぎず弱すぎず絶妙で、きつさは全く感じないがしっかり保持してくれる安定感がある。
音質について
AndroidにてAAC接続で使用した感想です。
高域から低域までバランスが良く、EarFunらしいとてもきめ細やかで鮮明な寒色寄りな音。
前作は中域がやや控えめで落ち着いた印象を受けたが、
今作は中域が少し出る印象でボーカルが生々しく、臨場感のあるサウンドになっている。
サウンドステージも広い印象を受けた。
LDACに非対応ではあるものの個人的には前作よりも今作の方が自分の好みにおいて良い音だと感じた。
有線はデバイスや使用するケーブルの品質に依存するものの
Androidにて付属のケーブルで有線直挿しした音としては特性自体に大きな変化は無く
きめ細やかで鮮明な良い音。前作は有線接続時の音質がやや気になったが、
今作は多少バランスが変わる程度で解像度が落ちたようには感じない。
主な機能について
ノイキャンについて
最大45dBのノイズを低減という事で、数値上の最大効力は前作と変わらない。
実際、効力自体は前作と変わらずめちゃくちゃ強力、という訳では無いが
没入するのには十分な効力で減衰してくれるので不満は無い。
進化している部分もある。
前作はノイキャン酔いを殆どしない自分でも酔うぐらいノイキャン適用時の違和感が強かったのだが、
今作は違和感がかなり低減され、殆ど気にならないレベルになっているように感じた。
また、外音取込機能はまるで装着していない状態のような自然な音、音量で取り込まれ、
こちらも前作より良くなっているように感じた。
マルチポイントについて
Android2台に同時接続した感想です。
先発の音声再生中に後発の音声を割り込みできないタイプだが接続や安定性は特に問題無く使用できた。先発デバイスを停止してから後発デバイスの音声が流れるまで約2秒程の切替レスポンス。
また、今作はANCボタンを長押しする事でペアリングモードに入る事ができ、
1台目のデバイスを接続したまま2台目を接続できるので使い勝手はかなり良くなった。
アプリについて
ゲームモードは遅延テスト動画にてオンオフで比べてみたが、そもそもかなりの低遅延でOFFの状態でもズレを確認する事はできなかったので違いは判らなかったが、格闘ゲームも違和感無く遊べた。
シアターモードはサウンドステージが広がり、立体感が増し、自分が空間の中央にいるような臨場感を味わう事ができる。イヤホンとはまた違ったヘッドホンならではの臨場感増し増しのシアターモードは映画との相性抜群。ワイヤレスイヤホンのシアターモードよりも迫力は上。ASMRは相性が悪い訳では無いがワイヤレスイヤホンの方が耳内にダイレクトに音が届く構造上ワイヤレスイヤホンの方が相性が良く感じた。
前作同様需要の高い機能を揃えつつ、シアターモードやUSB Audio充電機能など新機能も搭載しパワーアップしている印象。
Wave Proとの違いまとめ
項目 | Wave Pro | Tune Pro |
---|---|---|
通常価格 | 8,990円(税込) | 8,990円(税込) |
対応コーデック | LDAC、SBC、AAC | SBC、AAC |
再生時間 (音量、音声内容によって異なります) | ANC オフ—最大80時間、 ANC オン—最大50時間 | ANC オフ—最大120時間、 ANC オン—最大80時間 |
充電時間 | 2時間 | 3時間 |
ドライバー | 40mm径 DLC複合振動板 | 40mm径 PET複合膜ドライバー + 10mm径LCP高分子材料ドライバー |
最大動作範囲 | 15m(障害物なし) | 15m(障害物なし) |
ヘッドフォン単体重量(資料参考) | 268g | 289.5g |
Bluetoothバージョン | 5.0 | 5.4 |
アクティブノイズキャンセリング | 〇 有線接続時:× | 〇 有線接続時:〇 |
マルチポイント | 〇 | 〇 |
ゲームモード | 〇 | 〇 |
シアターモード(空間オーディオ) | × | 〇 |
USB Audio充電 | × | 〇 |
キャリングケース | 〇 | × |
デザインの違い(主観)
Tune Pro:
Wave Proが丸みを帯びたデザインなのに対しやや角ばったデザインになった印象。
落ち着いた同系統のカラーリングではあるがプレートの質感やカラーが異なる。
Wave Pro:
EarFunらしい統一されたカラーリングと丸みを意識した独自性の高い形状。
カラー、質感の統一感が美しく高級感がある。
付属品の違い
Tune Pro:キャリングケース無
Wave Pro:キャリングケース有
音質の違い(個人的見解)
Tune Pro:
クリアで解像度が高い。寒色系でキレのあるサウンド。
全体的なバランスは良いが中域がやや出ていてボーカルが映える。臨場感が高い。
Wave Pro:
中域がやや控えめで全体的に輪郭に丸みがあり落ち着いた印象。
がっつりリスニング向けというよりはナチュラルに聴きたい人、長時間聴く人には向いているサウンドだと思う。LDACに対応。
機能の違い
Tune Pro:Wave Proの機能に加え大幅な再生時間の向上、有線ノイキャン、シアターモード、USB Audio充電、マルチポイント接続性の向上等様々な機能が追加、進化
Wave Pro:折り畳み可、ノイキャン、マルチポイント、有線接続可等全部入り。
総評
個人的にWave Proで気になった音質やノイキャン酔い等がTune Proでは改善され、ちゃんと弱点を潰してきているなという印象を受けました。
Wave Proの時点で機能全部入りですが、更にそこから再生時間、有線ノイキャン、シアターモード、マルチポイント等総合的に進化し、機能性が向上。新の1万円未満ワイヤレスイヤホンのコスパ最強と言って良いのではないでしょうか。
しかし、しっかりした造りのキャリングケースが付属している点や、LDACに対応している点、デザインの違い等Wave ProにもTune Proに無い長所がある為完全な上位互換と言う訳でもありません。
付属品の充実度や本体の高級感から商品を購入した時に所有欲を満たしてくれる満足感の高さはWave Proの方が上かなと感じました。
再生時間、音質、有線ノイキャン、シアターモード、マルチポイントの利便性向上等、ワイヤレスヘッドホンとしての機能性はTune Proが上です。
付属品の充実度や携帯性を重視する方はWave Proがおすすめ
多機能さ、機能性を重視する方はTune Proがおすすめ
です。
現在お得に買える先行予約キャンペーン実施中↓
https://bit.ly/EarFun-HP220-Ebpr1
先行予約期間:12月18日(水)~12月25日(水)
正式発売日:2024/12/26(木)
発売価格:8990円
予約限定価格:6242円