強力な重低音 ANC・Qi充電対応のコスパイヤホン【Creative Zen Air(HS-ZENAIR-WH)】をレビュー

概要

Amazoで何やら気になる完全ワイヤレスイヤホンを発見したので購入してレビューしました。

ブランド:CREATIVE

製品名:Creative Zen Air 型番:HS-ZENAIR-WH

発売日:2023年1月19日　価格:5,480円（税込)

CREATIVEとは？

「Creative Technology Ltd.」という企業が展開するオーディオブランドで、調べてみたところ国はシンガポールにある企業のようです。

日本法人もあるみたいです。

機能・スペック

ANC	通話ノイズキャンセリング	外音取込	ワイヤレス充電	AIアシスタント呼出	装着検出	専用アプリ
〇	〇	〇	〇	〇	×	〇

項目	詳細内容
Bluetooth	バージョン：Bluetooth 5.0 プロファイル：A2DP（ワイヤレスステレオBluetooth)、AVRCP（Bluetoothリモートコントロール）、HFP（ハンズフリープロファイル） コーデック：AAC、SBC 通信距離：約10m（見通し距離）
ヘッドホン	ドライバー ユニット：10mm ネオジウム マグネット ドライバー 周波数特性：20Hz～20kHz
マイク	タイプ：無指向性 x 2（左右各イヤホン本体） 　周波数特性：100Hz～10kHz 　音圧感度（1kHz）：-38dBV/PA
電源	タイプ：内蔵型リチウムイオンバッテリー（左右各イヤホン 60mAh/充電ケース 400mAh） 　電池持続時間：最大約6時間（イヤホン本体） / 最大約12時間分（充電ケース） 　充電時間：約2時間（イヤホン本体のみ） / 約2時間（充電ケース/USB充電） / 　USB電源：5V / 1A
重量	電源：5V / 1A 重量：約5g（左右各イヤホン本体） / 約36g（充電ケース）
防滴性能	IPX4相当

レビュー

内容物

• イヤホン本体
• 充電ケーブル
• イヤーピース(S、Ⅼ)
• 説明書類

見た目

ケースは光沢があるプラスチックタイプ。ブランドロゴはシンプルなブロンズカラー。

ケース前面にはインジケーター

背面には充電口

蓋を開けるとこんな感じ。

ケース外装と内装でモノトーンカラーになっていてかっこいいです。

中央にある丸い部分はマルチファンクションボタン。手動でペアリングする場合に使用します。

スティックタイプのイヤホンですが、筐体周りにスペースが広めにとられているので取出しやすいです。

ノズル部分は耳の形に合わせて傾斜が付いているタイプ

ノズルは短め

楕円形

重量測定

ケース込み実測値46g

イヤホン片側実測値4.8g

装着感について

耳介下部にすっぽりとはまりスティック部分で挟まれているので装着感はかなり安定しています。

本体も比較的軽量なのでフィット感と相まって重さも感じません。

正面から見ても見た目はスマートです。

音質について

試聴環境　デバイス:Android端末　コーデック:AAC

音質はドンシャリ・ウォームタイプで、重低音は調整しなくても強めです。

音場はこの価格帯にしてはやや広めで、頭全体に広がり、しっかりと空気感を感じます。

ロックやEDM等と相性が良いと思いました。

ドンシャリが好きな人にはかなり刺さる音質とバランスだと思います。

YouTubeで動画も観てみましたが、遅延も感じませんでした。

通話音質について

この価格帯だと音がこもっていてなんとか通話できるレベルの物も多いですが、しっかり聞き取れるレベルの明瞭さで、通話にも十分な音質だと感じました。

操作について

操作はタッチセンサーで、ほぼ全ての操作をタッチコントロールで行う事ができます。

機能について

ANC(アクティブノイズキャンセリング)について

価格が価格なのであまり期待していなかったのですが、想像以上に除去してくれました。

完全にとはいきませんが、環境音を気にならないレベルまで除去してくれます。

外音取込について

こちらは優秀で、かなり自然に近い形で外音を取り込んでくれました。

ワイヤレス充電対応

ワイヤレス充電に対応しています。感度も良好(※ワイヤレス充電器との相性で異なる場合があります)

マルチペアリング対応

マルチポイントには対応していませんが、マルチペアリングに対応しているので複数台のデバイスに登録できます。最大何台に登録できるのかは不明。

アプリについて

専用アプリ「SXFI App」にてSuper X-Fiに対応

左右の耳と正面の顔を枠内に収めて、認識されると写真を撮るのですが、

一人だとこれが大変でした。

なにしろ耳の撮影時はカメラが見えないので枠内に収まってるかどうか確認できない。

ご家族や友人が近くにいるのなら撮影してもらうのが速そうです。

全ての撮影を終えると晴れてアプリの全ての機能を使えるようになります。

このアプリはミュージックプレーヤーアプリにもなっており、アプリ内から音楽を再生可能です。

Super X-Fiは、このアプリ内で再生した場合にのみ適用可能なようです。

上のスクリーンショット左下のマークが該当のモードです。

これを適用して聞いてみた感想としては、音が前側に出て、目の前のスピーカーから聞いているような音質になります。空間オーディオとはまた違い、面白い機能ですね。

色々なジャンルの曲と相性が良い機能とは言えませんが、

レトロミュージック、ライブ音源等とはかなりマッチしました。

10バンド式のイコライザと予めセットされているプリセットがあり、

更に特徴的なのは画面下側にある低音高音のバーです。

このバーをタップした位置に連動してイコライザ調整が可能でした。

自分でイコライザ設定するのが難しい人やプリセットが気に入らない人には嬉しい機能です。

音質の部分で触れましたが、このイヤホンはデフォルトの状態で重低音が強いので、このイコライザ設定で低音をMAXにするとかなり強力な重低音になりました。完全ワイヤレスイヤホンのスティックタイプでこのレベルはハイエンドモデルでもなかなか出せないのでは？

気になった点

・日本語の操作マニュアルが無い

付属している操作マニュアルは英語のみで、図も付いているのでなんとなくはわかるのですが読めない人からすると少々わかりづらいです。CREATIVE公式サイト商品ページに日本語での説明が載っているので、操作がわからない場合はそちらを参考にするとよいと思います。

・外音取込モードにするとキュルキュルノイズが発生

外音取込モード自体は優秀なのですが、外音取込モードにするとかすかにキュルキュルノイズが聞こえます。使用に支障があるレベルではないですが、気になる人は気になるかもしれません。個体差かもしれないので何とも言えませんが。

・専用アプリのヘッドマッピングが1人だとかなり大変

専用アプリを使用するにあたり、耳や顔の形状に合わせて最適化するために写真撮影を行うのですが、

耳の形状を測定するための写真撮影が真横で見えないので1人だとかなり大変です。アプリ側が耳の形状を認識するまで頑張らなくてはいけません。頼める人がいればお願いして撮影してもらうのが良いでしょう。

良かった点

・エントリークラスの価格帯でANC＆外音取込、ワイヤレス充電対応、AIアシスタント呼出可能と機能が充実していてコストパフォーマンスが高い。

・殆どのコントロールがタッチ操作で完結する。

再生/停止や曲送りはもちろん、ボリューム調整やモード切替、通話応答、AIアシスタント呼出も全てタッチ操作で行う事が出来る為便利。その代わり操作を覚えるのに慣れは必要そう。

・元々重低音が強めで、アプリのイコライザと合わせると超強力な重低音が楽しめる

・専用アプリのイコライザ設定は、周波数帯ごとのバンド設定や既にカスタムされたプリセットの他に、高音と低音のバーがあり、そこをタップすることで直感的な調整が可能なので周波数毎の調整がよくわからない人やプリセットに好みの物が無い人にとって嬉しい機能と言える。

こんな人におすすめ

• 5千円前後でコスパの高い完全ワイヤレスイヤホンを探している
• 5千円前後で機能が充実した完全ワイヤレスイヤホンを探している
• ドンシャリタイプ・重低音・ウォームタイプのイヤホンが好きな方

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