概要
今回はEarFunより発売のブランド初となるオープンイヤーイヤホン『EarFun OpenJump』をレビューしていきます。
提供:EarFun

通常価格:8990円
先行予約で更に破格↓
先行予約ページ:https://bit.ly/OW100-earlybirdKL5
通常価格:8,890円(税込) → 予約価格:6,262円(税込)
2025年4月25日(金)発売予定
主な特徴
1.日本国内最大級のAVアワード「VGP2025」金賞受賞
2.LDAC対応&ワイヤレスハイレゾ認証取得、原音を繊細に再現
3.14.2mm羊毛複合ドライバーでバランスの取れた高音質
4.イヤホン単体で最大11時間、ケース併用で42時間再生可能
5.AIノイズ低減マイク4基搭載、どこでもクリアな通話を実現
6.シアターモード搭載、劇場のような臨場感あふれる音響体験
7.記憶スチール素材を採用し、耳に優しくフィットする角度を自由に調節可能
8.IPX7防水対応、大雨や汗でも安心して使用可能
9.マルチポイント対応、複数デバイスをシームレスに切り替え
10.10分の急速充電で2時間再生可能
11.ゲームモード搭載、低遅延で没入感のあるプレイ体験
12.EarFun Audioアプリ&Google Fast Pair対応で便利な機能満載
myearfun.com
スペック・製品仕様
SOUNDPEATS GoFree2は所持していないので使用感の比較ができませんが、
同じLDAC対応で比べる人も多いと思うので記載しておきます。
仕様項目 | EarFun OpenJump | SOUNDPEATS GoFree2 | SOUNDPEATS Breezy | QCY Crossky GTR2 |
---|---|---|---|---|
搭載ドライバー | 14.2mm ウール複合ダイナミックドライバー | 16.2mmダイナミック | 12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー | 14.8mmダイナミック |
Bluetoothバージョン | V5.3 | V5.3 | V5.4 | V5.4 |
Bluetoothコーデック | SBC、LDAC 、LC3 | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC | SBC、AAC |
充電方式 | USB-C ワイヤレス | USB-C | USB-C | USB-C |
再生時間 | LDAC OFF: 11時間 /42時間 LDAC ON: 8時間/30.5時間 | 9時間 /35時間 | 10時間 /40時間 | 8時間 /40時間 |
防水性能 | IPX7 | IPX5 | IPX4 | IPX5 |
Google Fast Pair | 〇 | — | — | — |
専用アプリ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
マルチポイント | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ゲームモード(低遅延化) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
空間オーディオ | 〇 | — | 〇 | 〇 |
重量 | 本体片側:8g ケース込み:72.8g | 本体片側:9g ケース込み:71g | 本体片側:8.4g ケース込み:62.2g | 本体片側:10.g ケース込み:82.1g |
通常価格 | 8,990円 | 7,880円 | 6,680円 | 4,980円 |
備考 | イヤーフック調節ギミック搭載 |
内容物

- イヤホン本体+充電ケース
- 充電ケーブル
- 説明書
外観

ケースはスクエア型。
ブランドの象徴的なグレー系統のカラーで指紋の目立ちにくいマット仕上げ。

ケース前面にインジケータ搭載。

背面にはUSB-C充電ポート搭載。
なんと1万円未満のオープンイヤーイヤホンでは貴重なワイヤレス充電にも対応しています。
流石EarFun 。

カナル型やインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンと比べるとケースはやや大きめ。
イヤホン本体が大きい耳掛け式オープンイヤーイヤホンの宿命です。

他ブランドの耳掛け式オープンイヤーイヤホンとケースを比較すると特別大きい訳ではありません。
むしろワイヤレス充電対応でよくこのサイズ感で抑えたなという印象。

蓋を開くとこんな感じ。
蓋は開いた状態で保持されるので傾けても閉じて来ない。

本体が大きくせり出しているので取り出しやすい。
ケース内前部にはペアリングリセットボタンを搭載。

本体はこんな感じ。操作部が横長な形状が多い中丸に近い形状でかなりコンパクトな印象を受けます。
ロゴ部分がセンサーになっていてタッチセンサー式。
耳掛け部分はやや長めに作られていて、耳後ろに来る終端部分には重心のバランスを取る為に大きく作られています。
ロゴ部分はシルバーでデザインにメリハリがあり、高級感があります。
防水性能はIPX7とかなり高く、水没させても大丈夫なレベルなので雨や汗も気にせず安心して使う事ができます。

内側はこんな感じ。
耳掛け部分はシリコン素材で形状記憶合金が入っている為多少の柔軟性があり、大体の耳型にはフィットする設計になっています。
初期設定のコントロールはこんな感じ

コントロールは後述する専用アプリでカスタムする事ができます。

他ブランドの耳掛け式と本体サイズ感を比較。
やはり操作部がかなりコンパクトである事がわかります。

イヤホン本体は約8gと耳掛け式オープンイヤーイヤホンの中では軽量。

ケース込みだと約78.8g
専用アプリについて



専用アプリでは、モード切替の他イコライザーやコントロールカスタマイズ、その他細かい設定をする事ができます。
最近では定番となっているゲームモードの他、シアターモード(空間オーディオ)も搭載しており、音楽だけでなく動画やゲーム等幅広いコンテンツに合わせて楽しむ事ができます。
イコライザーは設定済みのプリセット、自分で調整可能なカスタムイコライザー、聴覚テストで個人に合わせたイコライザを作成可能な適応イコライザの3つのタイプから選ぶ事ができます。

『キーのカスタマイズ』では初期設定のコントロール割り当てから自分好みに割り当てをカスタムする事ができます。
全てのコントロールを無効にする機能も搭載されているので、誤反応を避けて運動等に集中したい際に役立ちます。



デュアルデバイス接続(マルチポイント設定)では接続した事のある端末名が表示され、トグルスイッチで個別に接続/接続解除が簡単に行える為かなり使いやすいです。
LDACを適用する場合は『Bluetoothオーディオの品質』からトグルスイッチをONにする必要があります。LDACとSBCを切り替える際は都度イヤホン本体が再起動しますが再接続も早く特に気になりませんでした。
マルチポイントとLDACは併用不可です。
音声ガイダンスは3つの言語から日本語も選ぶ事が出来ます。
音声のボリューム調整も可能です。

イヤホンを探す機能も搭載されているので、デバイスと接続されている状態であればアラームを鳴らして探すことができます。
その他、Bluetooth接続が解除された際に自動で電源OFFしてくれる機能も搭載されています。
使用した感想
装着した見た目・装着感について



本体がコンパクトなので見た目もスタイリッシュで良いですね。
耳掛け部分が長く、重心が耳後ろ側にも作られているのでずれにくく安定します。
人によって多少異なるとは思いますが装着感はかなり良いです。
音質について
AndroidにてLDAC接続で使用した感想です。
「えっ…これオープンイヤー型だよね?」
と脳がバグるぐらいマジで音が良いです。
カナル型で聴いているような解像度の高さとバランスの良さです。
オープンイヤー型の苦手な低音の再現性も高くサブベースもはっきりと拾います。
オープンイヤーイヤホンは密閉しない構造上音の輪郭がぼやけたり、低音が弱かったり、逆に低音に特化したチューニングで解像度が落ちたり、といった物が多く、最近は良くなって来ているものの構造の壁がありやはり音質面ではカナル型には及ばないというのが常識ですが、EarFun OpenJumpは完全にオープンイヤー型の壁を越えているという印象です。それもこの価格帯で。
しかもオープンイヤーイヤホンの特色と言える広いサウンドステージと抜けの良さを持ち合わせているのでカナル型よりも好みという人も多そうです。
本来であれば耳を密閉しないオープンイヤーイヤホンでは音の再現性が低いので正直LDACによる恩恵は薄いのですが、ここまでカナル型と遜色ないクオリティであればLDAC対応にしたのも納得です。
主な機能について
ゲームモード
遅延テストアプリにてオンとオフで確認してみました。
OFFの状態でも0.04秒~0.06秒程とかなり低遅延で、
ONの状態で0.02秒~0.03秒程度になりました。
カジュアルに楽しむ程度であればゲームも問題無くできますし。OFFの状態でも動画鑑賞は違和感無く観られるレベルです。
シアターモード
ONにする事でサウンドステージが広がり、自分がサウンドの中心にいるような空間に変化します。
オープンイヤー型の空間オーディオは密閉しない為破綻しがちですが、ちゃんと成立していて空間や定定位の変化を感じる事ができます。
名前の通り映画などの動画コンテンツと相性が良く、音楽でもサウンドステージを変化させて楽しむ事ができます。
マルチポイント機能
Android2台に同時接続して試してみました。
先発デバイス再生中に後発デバイスを割り込めないタイプでしたが切替レスポンス自体はかなり早く、2秒かからないぐらいで切り替わりました。
気になった点
・充電ケースはやや大きめ
カナル型やインナーイヤー型と比較すると充電ケースはやや大きい為充電ケース込みで携帯しようとすると少し嵩張ります。しかし、イヤホン本体の再生時間が長い為満充電されていれば本体のみで運用しても充電切れを起こす事はほぼ無く、イヤホン本体のみ携帯すれば解決します。
・音漏れは多少ある
これはオープンイヤーという構造上どうしようもありませんが、多少は音漏れがあるので静かなオフィスや図書館等、他人と密接する環境・静かな環境では使いづらいです。しかし今回比較している他ブランドのオープンイヤーイヤホンと比較しても音漏れは一番小さかったのでまだ使いやすい方ではあると思います。
総評

他ブランドの耳掛け式オープンイヤーイヤホンと比較して自分なりに順位をつけるとこんな感じです。↓
※個人の見解です | 1位 | 2位 | 3位 |
音質 | EarFun OpenJump | QCY Crossky GTR2 | SOUNDPEATS Breezy |
通話音質 | QCY Crossky GTR2 | EarFun OpenJump | SOUNDPEATS Breezy |
音漏れの少なさ | EarFun OpenJump | SOUNDPEATS Breezy | QCY Crossky GTR2 |
携帯性 | SOUNDPEATS Breezy | EarFun OpenJump QCY Crossky GTR2 | ー |
装着感 | EarFun OpenJump | SOUNDPEATS Breezy | QCY Crossky GTR2 |
マルチポイント性能 | QCY Crossky GTR2 SOUNDPEATS Breezy | EarFun OpenJump | ー |
空間オーディオ性能 | EarFun OpenJump | CY Crossky GTR2 | SOUNDPEATS Breezy |
ゲームへの適正 | EarFun OpenJump | SOUNDPEATS Breezy | QCY Crossky GTR2 |
バッテリー・充電性能 | EarFun OpenJump | SOUNDPEATS Breezy | QCY Crossky GTR2 |
アプリ機能の充実度 | QCY Crossky GTR2 | EarFun OpenJump | SOUNDPEATS Breezy |
音質、スペック、機能、再生時間、本体のコンパクトさ、どれをとってもライバルと比べて頭一つ抜けていて、現在の1万円未満の耳掛け式オープンイヤーの中では最強と言って良いと思います。
充電ケースがやや大きめですが、イヤホン本体の単体再生時間がかなり長いのでイヤホン本体のみ携帯する事で解決します。
音漏れは多少あるものの、ライバル機種よりも少なめなので比較的広いシチュエーションで使いやすいです。
ランニング、ワークアウト、在宅ワーク・家事等ながら聴きや長時間の動画鑑賞・ゲーム等幅広い用途に超おすすめです。
先行予約で更に破格↓
先行予約ページ:https://bit.ly/OW100-earlybirdKL5
通常価格:8,890円(税込) → 予約価格:6,262円(税込)
2025年4月25日(金)発売予定