概要
「Liberty 4」「Liberty 4 NC」「Liberty 4 Pro」と進化し続けていたAnker Soundcoreの爆売れワイヤレスイヤホン「Liberty」シリーズですが、今回ついに新ナンバリングとなる「Liberty 5」が発売となりました。
NCやProが間に発売されているので、発売が発表された瞬間「もう出るの!?」と驚いたのですが、実はLiberty 4が発売されてから既に約2年半経っているんですよね。2年半が長いか短いかは人それぞれだと思いますが、進化が目まぐるしいワイヤレスイヤホンの界隈で言うと2年半は結構長いんですよ。
ということで、前ナンバリングである、「Liberty 4」やその進化形態である「Liberty 4 NC」「Liberty 4 Pro」と比較して機能や音質、ノイキャンはどう変わったのか、ついでにノイキャンに定評がありユーザー数も多いApple「AirPods Pro 2」やSONY「WF-1000XM5」とのノイキャン強度比較も含めレビューしていきたいと思います。


主な特徴
- 進化したウルトラノイズキャンセリング3.5:
Liberty 4のウルトラノイズキャンセリング 2.0から、ウルトラノイズキャンセリング 3.5に進化。環境に左右されず様々なシーンで圧倒的な静けさと没入感を提供します。 - 原音に忠実なハイレゾ再生:
高音質コーデックLDACに対応し、従来のコーデック※と比較して3倍の情報量を伝送できるため、原音に忠実に音楽を再現します。 - Dolby︎ Audio対応:
Soundcoreの完全ワイヤレスイヤホンとして初めて対応。迫力あるサウンドを実現し、没入感のある音楽体験を提供します。 - 豊かでクリアな中高音域:
9.2mmのダイナミックドライバーを搭載。歪みをおさえながら豊かで クリアなサウンドを実現。 - 迫力ある低音:
Soundcoreの完全ワイヤレスイヤホンとして初めてバスレフ構造を採用。内部に設けられた2本のダクトが低音の共鳴を高めることで、リアルで迫力ある低音を実現。 - 外音取り込み性能も進化:
Liberty 4から左右1基ずつマイクが増加し、外音をよりクリアかつ自然に取り込むことができます。 - LDACとDolby Audioを併用できるマルチポイント接続:
新たにLDACやDolby Audioとの併用にも対応。高音質のままマルチポイント接続ができます。
※商品ページより引用
スペック・製品仕様
スペック | Soundcore Liberty 5 | Soundcore Liberty 4 Pro | Soundcore Liberty 4 | Soundcore Liberty 4 NC |
---|---|---|---|---|
価格(通常価格) | ¥14,990 | ¥19,990 | ¥14,990 | ¥12,990 |
ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング 3.5 | ウルトラノイズキャンセリング 3.5 | ノイズキャンセリング 2.0 | ノイズキャンセリング 3.0 |
対応コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC |
ドライバー | 9.2mm ダイナミック + デュアル低音増強ダクト | A.C.A.A 4.0 (10.5mm + 4.6mm) | A.C.A.A 3.0 (9.2mm + 6mm) | 11mm ダイナミック |
3Dオーディオ | ✖ Dolby Audio対応 (音楽/ポッドキャスト/ムービー) | ✔️ (固定/ヘッドトラッキング) 音楽/ポッドキャスト/ムービー/ゲーム | ✔️ (固定/ヘッドトラッキング) 音楽/ムービー | ✔️ 固定 (厳密に言うと空間オーディオではない) |
再生可能時間 | 12時間 / 48時間(通常) 8時間 / 32時間(ANC) 5時間(ANC+Dolby) | 10時間 / 40時間 | 9時間 / 28時間 | 10時間 / 50時間 |
短時間充電 | 10分で5時間 | 5分で4時間 | 15分で3時間 | 10分で4時間 |
充電ケースのスクリーン | ✘ | ✔️ | ✘ | ✘ |
イヤホン本体のコントロール | 感圧センサー(つまみ操作) | スワイプ + 感圧センサー(つまみ操作) | 感圧センサー(つまみ操作) | タッチコントロール |
マルチポイント接続 | ✔️(LDAC / Dolby併用可) | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
ヘルスモニタリング | ✘ | ✘ | ✔️ | ✘ |
イヤーチップのサイズ | 6サイズ | 6サイズ | 4サイズ | 5サイズ |
通信方式 | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
Liberty5のカラーバリエーションは発売時点でミッドナイトブラック/パールホワイト/ディープブルー/シャンパンゴールド/アプリコットピンクの5色展開となっています。
内容物

- イヤホン本体+充電ケース
- 充電ケーブル
- イヤーピース6組(1組装着済み)
- 説明書・保証書類
外観

マット仕上げのスクエア型ケース。今までよりわずかに青みがかっているような気がします。
(※ケースや本体のカラーはカラーバリエーションにより異なります)

ケース前面にインジケータ搭載。ほぼ単色だったLiberty4シリーズと比べると開口部周りにマットシルバーのラインが入ってデザインにメリハリがあります。

ケース背面に充電ポート搭載。10分で5時間使用可能となっている急速充電にも対応。
有線での充電の他、ワイヤレス充電にも対応しています。

ケースのサイズは4と4Proの中間ぐらいで、4NCと同じぐらいです。

4や4Pro同様、ケースの蓋はスライド開閉式。

充電ケース内部の手前側にペアリングリセットボタン搭載。

4NCだけボタン開閉式です。

本体はいつも通りの定番スティックタイプ。

ケース同様、本体にもシルバーのラインが入っています。
このわずかな窪み部分が感圧センサーになっていて、ここをつまむ事でコントロールします。

4Proはスワイプ操作に対応していましたが、今作ではつまむ操作のみとなっています。
また、紙媒体の説明書では何故か省かれているので気付かない人も多そうですが、4Pro同様両方の操作部を3秒以上つまむとペアリングモードに入れるので、マルチポイント機能で2台目の端末を接続する場合にスムーズに接続する事が出来ます。

配色や形、大きさは多少異なるものの、基本的にはこれまでのデザインを踏襲した統一感のある形状です。
イヤホン本体片側の重さ(実測値)イヤーピース込み | |
Liberty 4 | 5.8g |
Liberty 4 Pro | 5.4g |
Liberty 4 NC | 5.2g |
Liberty 5 | 5.0g |
本体片側の重さは今回比較する同シリーズ中だと最軽量の5.0g。


また、Liberty4Proに引き続き今作もノズルは丸形・短めの一般的なTWS仕様となっている為、付属のイヤーピース以外にも他社製のものを付け替えてカスタムする事ができます。

付属のイヤーピースはシリコン製で、一般的な空洞になっている物からフィルター付きタイプに変更。

Liberty4やLiberty4NCが専用規格のイヤーピースしか対応していなかったのに対し、
Liberty4ProとLiberty 5はイヤーピースを変えて音質や装着感をカスタムできる自由度の高さがあります。
専用アプリについて


専用アプリでは主に各モード切替の他、イコライザー設定やコントロールカスタマイズ、その他の細かな設定を行う事ができます。
アクティブノイズキャンセリング機能は強度を調節できる他、飛行機や車など周囲環境が変わる状況でも自動で調整される「移動モード」と「風切り音低減」にも対応。



「サウンドエフェクト」では、今回新たに対応となった「ドルビーオーディオ」のオンオフの他、イコライザー機能では2択で好みの音質に調整していく「お好み診断」と、1タップで音質傾向を変えられる「プリセット」、そして自分で細かく調整可能なカスタムEQと幅広い楽しみ方が可能です。
ドルビーオーディオでは、「音楽モード」「ポッドキャストモード」「ムービーモード」の3種類からコンテンツに合わせて選択可能です。
ドルビーオーディオとは
ドルビーオーディオとは
「ドルビーオーディオ(Dolby Audio)」とは、アメリカの音響技術企業 Dolby Laboratories(ドルビーラボラトリーズ) が開発した音響技術の総称で、映画館、テレビ、ゲーム機、スマートフォン、イヤホンなど、さまざまなデバイスに搭載されています。目的は、高品質なサウンド体験を提供することです。
✅ わかりやすく言うと…
「映画館のような臨場感を、家庭でも手軽に楽しめるようにする技術」
今までのLiberty4シリーズに搭載されている3Ⅾオーディオに置き換わるようなポジションで公式ページでも空間オーディオのような表記をしていますが、厳密に言えば今作の”ドルビーオーディオ”は所謂「空間オーディオ」ではありません。「ドルビーアトモス」であれば空間オーディオと言えたでしょう。
🧩 「Dolby Audio」と「Dolby Atmos」の違いは?
比較項目 | Dolby Audio | Dolby Atmos |
---|---|---|
対象技術 | 従来のサラウンド技術 | 立体音響(3D空間の音) |
音の位置 | 水平方向が中心 | 上下を含む空間的な位置情報も対応 |
よく使われる場所 | テレビ、スピーカー、スマホ | 映画館、ハイエンド機器、対応イヤホン |


コントロールカスタマイズは1~3回、長押しと全てカスタム可能です。(通話時の操作は変更不可)


詳細設定では、LDACへの切替やマルチポイント接続管理等を行う事ができます。
その他、操作音の設定や自動電源オフ機能、イヤホンを探す機能(アラーム機能のみ)、音量制限機能等様々な機能や設定が設けられています。



マルチポイント設定では接続中の端末名及び接続履歴が表示され、トグルスイッチで簡単に接続/解除を管理できて便利です。因みに、今作はマルチポイント機能とLDACとの併用が可能です。
LDAC適用時は専用アプリの機種名の横に表記されるなど、アプリのUIもわかりやすいです。
使用した感想
装着感について


耳の中に入るシェル部分は密閉させる目的で比較的大きめに造られており、耳甲介腔(シェルが入る部分)にしっかりめにフィットします。恐らく成人男性平均的サイズと思われる私の耳で圧迫感は無いものの耳甲介腔全体に密着している感覚なので、耳の小さな人だとやや窮屈感を感じる可能性があります。フィット感が高いのでずれたりもせずかなり安定しています。
イヤホン自体は非常に軽く、長時間着用しても疲れにくいです。
音質について
AndroidにてLDAC接続で使用した感想です。
音質の傾向(LDAC接続、デフォルト時) | |
Liberty 4 | ワイヤレスイヤホンの水準としては悪くないが他の3機種と比べると音の粒子が荒く高域がシャリつきやや耳に刺さる印象。サウンドステージは普通 |
Liberty 4 NC | 解像度は高く、原音に忠実でナチュラルなバランスとサウンド。ダイナミックドライバー単発の良さが出ているか。サウンドステージは普通。 |
Liberty 4 Pro | 解像度が非常に高く、高域から低域までとても見通しが良い。高域・中域は音のきめが細かく解像度は高いが刺さらない。低域は深く沈み込む上質で心地よい低音。サウンドステージは横が普通、縦が広め。 |
Liberty 5 | 解像度が非常に高く、高域・中域はキレが良い。 低域は弾むような張りのある立体的な低音で、デフォルトでもかなり強力。強ドンシャリ傾向。 サウンドステージは横が普通、縦が広め。 |
解像度の高さは4 Pro同様非常に良いですが、今作は低音を強化する”バスレフ構造”を採用した低音強化設計な事もあり低域がかなり強力になっています。とはいえ、低域にかなり振ったチューニングではあるものの中域や高域は埋もれず分離感も良く、サウンドとしてのクオリティは高いと思います。
ただ、ドンシャリ傾向の需要が高いのは理解できますが、イコライザーも豊富にあるしなにもデフォルトでここまで低域を強化しなくても…とも思います。
通話音質について
通話音質はLibertyシリーズで聞き比べてみた結果4Proが最もクリアで、次いで5かなという印象でした。5は1番ボリュームを大きく拾い、良く聞こえる、という観点では良いのですが少し割れている印象で、クリアさでは4Proが上かな、という印象を受けました。
4Pro>5>4>4NC
が個人的に感じた通話音質の順位です。
主な機能について
アクティブノイズキャンセリング機能について
Libertyシリーズのみの比較ではイメージが湧きにくい人も居るかもしれない、と思ったので、ノイキャン効力に定評があり、かつユーザーも多いAirPods Pro 2やWF-1000XM5も含めて比べてみました。
それぞれノイキャン効力を聞き比べてみた結果、こんな具合です。
(※個人の見解です)
ノイキャン 効力評価 | Liberty 4 | Liberty 4NC | Liberty 4 Pro | Liberty 5 | AirPods Pro 2 | WF-1000XM5 |
---|---|---|---|---|---|---|
個人的点数 5点満点 | 3.9 | 4.3 | 4.5 | 4.5 | 4.7 | 4.8 |
備考 | 低周波はそれなりに減衰してくれるが高周波に弱い | 4から大幅に効力が向上したが高周波にやや弱い。 少しホワイトノイズが気になる。 | 更に効力が向上。高周波もあまり気にならない ノイキャン適用時の自然さもアップ。 | 4 Proとほぼ同等 | 効力・自然さ共に優れていて、高周波もほぼ気にならない。 | 効力・自然さ共に優れていて、高周波も気にならない。 物理遮音性が高いイヤーピースの為装着感はやや圧迫感がある。 |
AirPods Pro 2やWF-1000XM5と比較すると主に高周波の部分でわずかに差はあるものの、効力自体の差は小さく、適応時の自然さも高くかなりクオリティが高いです。外出時にも十分に効力を実感できる実用レベルで、ノイキャンにおいて評価が高いハイエンドモデルにも迫るクオリティです。
直近で発売された4Proとはウルトラノイズキャンセリング 3.5という同じ表記の通り、効力に差は殆ど感じませんでした。ただ、4Proよりも5千円安く、AirPods Pro 2やWF-1000XM5の半分未満の価格でこの効力を実現しているので、ノイキャンの観点で見てもコストパフォーマンスは極めて高いと言えます。
外音取込機能もかなり優秀で、着けていない時とあまり変わらない印象で取込量が高く自然です。
消費者的には安くて性能が高いに越したことはありませんが、この価格でこれを実現されてしまうと他ブランドのメーカーは青ざめているのではないでしょうか。
マルチポイント機能について
Android2台に同時接続して試してみました。
先発デバイス再生中に後発デバイスを割り込みできるタイプで、切替レスポンスも1秒程と非常に優秀。
LDACとも併用可能。
おまけにイヤホン単体の操作でペアリングモードに入れるので、2台目の接続もスムーズで、接続デバイスの管理も専用アプリで簡単と、完璧といって良い快適さです。
ゲームモードについて
遅延テストアプリでONとOFFと比較してみました。
OFFの状態で約0.09秒程、ONの状態で約0.06秒程まで減衰します。
動画鑑賞は全く違和感を感じず、ゲームもカジュアルに楽しむ程度であれば問題無く楽しめますが、
FPSや格ゲー、音ゲー等極僅かな遅延も気になるゲームでの使用は難しいと思います。
ドルビーオーディオについて
サウンドの空気感が増し、映画館のスピーカーから聴いているような音声になります。
全体的な雰囲気はこれまでのLiberty4シリーズの3Ⅾモードに近いです。
一応音楽モードもありますが、音声の違和感がかなり強くなる為好みは分かれると思います。
ムービーモードはかなり映画館の雰囲気に近づきますが、映画館すぎるというか、やはり音声に違和感が強い為個人的には映画を観る時はOFFの方が良いかなと感じました。好みではあると思います。
気になった点
デフォルトのサウンドバランスについて
シリーズ初の”バスレフ構造”を採用した低音強化設計で、強力な低音に切れの良い中高域で気持ちの良いサウンドになっておりクオリティも高いと思いますが、ここまで豊富にイコライザーの種類も用意されていて、恐らく過去のシリーズを買っていた人達の多くが買うであろう新ナンバリングで、低音強化設計にする必要はあるのか、という点は疑問です。
デフォルトは無難にフラットなバランスにして、豊富なイコライザーを活用して幅広い楽しみ方ができます!の方が万人受けしそうな気がするのですが。
ドルビーオーディオについて
シリーズ初の対応となった事でセールスポイントの1つでもあるドルビーオーディオですが、正直期待値は超えてこなかったというか、エフェクトがかかったような音声がやや不自然で個人的には少し気になるクオリティでした。また、製品ページで空間オーディオと思わせるようなイメージ画像や表現にしている事も詳しくない人へはやや不親切だなと思いました。
総評
直系のLiberty4からは”全てがパワーアップ”していて、価格も同じなのでもし現在Liberty4をお持ちの方はLiberty5への買い替えがおすすめです。Liberty4にもヘルスモニタリング機能という差別化できるポイントがありますが、正直スマートウォッチで事足りるかなと思うので、現状これからLiberty4を選択する理由は無くなったかなと思います。
Liberty4NCからは利便性や機能の質が向上してます。ただし、Liberty5よりも低価格である点や、Liberty4程音質面やノイキャンの観点で5との性能差が開いていない点から、より安さを重視したい、という人はLiberty4NCを選ぶのもアリだと思います。現在Liberty4NCをお持ちの方は、より利便性や品質をグレードアップさせたい場合買い替えがおすすめです。
直近で出たLiberty4Proとは音質面やノイキャン面で大きな差は無いものの充電ケースや空間オーディオ等の機能面・価格でうまく差別化していて、上位互換、下位互換の関係にならない性能になっています。4Proにはスクリーン搭載の充電ケースという特色があり、充電ケースからノイキャンや空間オーディオへの切替が出来る利便性の高さが魅力で、高い利便性や空間オーディオを重視したい、という方はLiberty4Proがおすすめです。既にLiberty4Proをお持ちの方は買い替える必要は薄いかなと個人的に感じました。
約1万5千円でこの音質、ノイキャン効力、機能は正直“異常”なコストパフォーマンスです。毎回価格帯のコスパ最強クラスを更新し続けてきたAnkerだからこそこの価格でこの性能・機能を実現しているのでしょうが、他ブランドではかなり難しいのではないかなと思います。というか、本当に他ライバルブランドはこれからどうするんだ、というぐらい、かなり攻めた価格設定になっていると思います。
まだどれも所持していなくて、これからワイヤレスイヤホンを選ぶ、もしくは他ブランドからの買い替えを検討している、という方は、Liberty4ProかLiberty5の2択で、自分の使用するスタイルに合う機種をおすすめします。
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Liberty5
Liberty4Pro
Liberty4NC
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WF-1000XM5