AGM Legion Pro レビュー 約1.5万円でオフラインマップ機能を搭載したタフネススマートウォッチ

スマートウォッチ
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概要

今回はAGM Mobileより新しく発売となるスマートウォッチ『AGM Legion Pro』をレビューしていきます。

提供:AGM Mobile

AGM Mobileとは

AGM Mobileは「タフネス端末に特化したグローバルブランド」であり、過酷な環境下でも使えるスマホ・フィーチャーフォン・タブレットを提供。特に日本では、2024年から本格的に製品を投入し、耐久性と実用性を重視するユーザーに向けた選択肢を広げています。

AGM Mobileは主にタフネス設計スマホを主軸に展開しているブランドで、例に漏れずAGM Legion Proもタフネス設計、所謂『アウトドア向け』向けスマートウォッチのようです。以前『AGM Legion』という製品を発売しており、おそらくその上位モデルと思われる製品かと思います。

他に所持しているアウトドア向けスマートウォッチと比較していきながら製品の特徴・機能・実際に使用して良かった点・気になった点等を語っていくので、ご興味がありましたら是非最後までご覧ください。

製品の主な特徴

鮮明なAMOLEDスクリーン採用

Legion Proは、1.43インチのAMOLEDスクリーンを採用しており、滑らかな60Hzのリフレッシュレートであらゆる操作を鮮明に映し出します 。最大輝度は600Nits 。超強化ゴリラガラスがディスプレイを保護し、過酷な環境にも耐える設計です

前モデルを凌駕するタフさ

Legion Proは、最高水準の軍用耐久規格「MIL-STD-810H」に正式に準拠しています 。さらに、5ATM認証も取得しており 、プールやオープンウォーターでの水泳はもちろん、最大50メートルの潜水にも対応しています

電波の届かない場所でも安心の探検機能

内蔵のGPS、気圧計、高度計、コンパスが連携し、電波がなくても正確な位置を把握できます 。事前にダウンロードした地図を手首で直接確認できるため、道に迷う心配がありません 。iOS・Androidに対応したAGM Nexusアプリを利用して、オフライン地図をダウンロード可能です

100種類以上のスポーツモードで、もっと楽しく、もっと上達を

専用の水泳センサーと精密なトラッキング機能を搭載し、水泳やゴルフの新しいモードでトレーニングを充実させます 。100種類以上のアクティビティを記録・追跡し、パフォーマンス向上に役立てられます 。時間、消費カロリー、距離などの目標を設定すれば、達成時にLegion Proがお知らせします

スマートな健康管理とリマインダー

心拍数、睡眠、ストレス、血中酸素のモニタリング機能で、包括的な健康管理が手首から行えます 。昼寝のデータも記録可能で 、運動や飲水促進などのリマインダー機能があなたの健康を常にサポートします

手首からつながるコミュニケーション

Bluetooth接続により、スマートフォンを取り出すことなく、手首から直接電話の発信や応答が可能です。

長時間駆動バッテリー

370mAhの大容量バッテリーを搭載し、次世代のバッテリー持続性を実現しています。

2種類のバンドでスタイルチェンジ

気分に合わせて付け替えられる、オレンジとブラックの2種類のバンドが付属しています。

スペック・製品仕様

項目スペック
製品名AGM Legion Pro
ディスプレイ1.43インチAMOLEDスクリーン
リフレッシュレート60Hz
最大輝度600Nits
耐久性超強化ゴリラガラス、MIL-STD-810H準拠、5ATM認証取得(最大50メートルの潜水に対応)
センサー内蔵GPS 、気圧計 、高度計 、コンパス
健康管理機能心拍数、睡眠、ストレス、血中酸素モニタリング、運動促進・飲水促進リマインダー
スポーツモード100以上のアクティビティを記録・追跡可能、水泳センサーとゴルフモードを搭載
バッテリー370 mAh
(ハードな使用で約10日/スタンバイ30日以上)
連携アプリAGM Nexusアプリ(iOS/Android対応)
メッセージ通知
Bluetooth通話
常時表示
LINE返信
Suica
オフラインマップ
価格(税込)14,980円

ディスプレイはエントリー帯ながら1.43インチAMOLEDスクリーン採用。
タフネス設計に特化したブランドらしく、製品が過酷な環境条件下でも動作するかどうかをテストする米国国防総省が定める軍用規格「MIL規格」準拠となっています。
またGPS、気圧計、高度計、コンパス等アウトドア向け機能も搭載されています。
バッテリーは公式表記でハードな使用で約10日となっています。
そして特筆すべき機能としては、約1.5万というエントリー帯ながらアウトドア向けウォッチで需要の高い「オフラインマップ」機能を搭載しています。
バッテリー性能や各機能の実際の使用感に関しては使用した感想の方で記述します。

内容物

  • スマートウォッチ本体
  • シリコンバンド2種
  • 充電ケーブル
  • 説明書類

外観

ダイバーズウォッチのようなデザインのベゼルパーツは金属製で、円に沿ってヘアライン加工が施されており鈍い光沢が高級感を醸し出しています。アウトドア向けウォッチとして発売されている物はいかにも、というゴツゴツした大きいデザインの物が多いですが、標準的な丸形ウォッチとほぼ変わらないサイズ感です。ダークグレー系で統一され洗練されたデザインのウォッチ本体とビビットなオレンジ色のバンドがマッチしていてかっこいいです。バンドはオレンジとブラックの2種類付属しているので別途購入しなくても好みやファッションに合わせて付け替える事ができます。

他ブランドアウトドア系ウォッチとサイズ感比較

左:Mibro GS Explorer 右:Amazfit T-Rex 3

もちろんザ・アウトドア系のゴツゴツとしたデザインが好きな方も沢山いらっしゃると思うのでどのデザインが良いかは人それぞれですが、この中だと一番小型・シンプルかと思います。

右側面に2つのボタンとマイク、左側面にスピーカーを搭載しています。厚みは約13mm程。

付属のバンドはスライド式バネ棒なので簡単にバンドを交換する事ができます。
幅は22mmと最も汎用性の高い幅なので他社製のスマートウォッチ用バンドでカスタムして楽しむ事も可能です。

重厚感のあるデザインですが、金属パーツは一部のみなのでウォッチ本体は35.3gと意外と軽量で、AppleWatch等とほぼ変わりません。付属のバンド込みでも約57gです。

AMOLEDディスプレイ採用で画面は明るく鮮やかです。
画面占有率も高く見栄えが良いです。

基本操作について

上側のボタンはメニュー/戻るボタン。メニュー画面では竜頭を回転させる事で操作も可能です。
下側のボタンはショートカットキーです。初期設定では一度押すと運動メニューが展開。長押しで設定を展開可能。ショートカットキーを採用しているモデルは沢山ありますが1つのショートカットキーに2つのショートカットを割り当てられるモデルは珍しい気がします。しかも1回押しと長押し両方ともカスタム可能で、好きな機能を割り当ててショートカットする事ができます。これはかなり便利です。

ホーム画面を

  • 下から上にスワイプでクイック設定パネル展開
  • 上から下にスワイプでメッセージ通知履歴展開
  • 右から左、もしくはその逆にスワイプで一部機能展開(音楽/活動量/天気/ストレス/睡眠/心拍)
  • 長押しでウォッチフェイス変更(専用アプリからも変更可)

専用アプリについて

専用アプリ『AGM Nexus』では、大きく分けて『ホーム』『エクササイズ』『デバイス』『私の』の4つのタブに分かれています。

ホーム
エクササイズ

『ホーム』タブではウォッチで計測した活動量計や各健康データの詳細を確認する事ができます。

『エクササイズ』タブではスマホ側のGPSを活用してウォーキング、ランニング、サイクリングの消費カロリーやペース等を測定する事ができます。ウォッチと連動するのかと思いきや特に連動はしません。ウォッチ側に同じ種目がある上にウォッチ側で測定できる項目の方が多いのでこちらを使用する必要性は薄いように感じます。

デバイス
私の

『デバイス』タブではウォッチフェイスのダウンロードや健康状態モニタリング機能、リマインダー、メッセージ通知等のウォッチと関連する機能や設定項目が集約されています。
健康状態モニタリングは基本的に大体の項目が常時測定される(バッテリー消費の高い)初期設定になっているので、必要のない項目はOFFにしておくのがおすすめです。
機能検索窓があり、ワードを入れると機能を検索して設定できるのが多機能すぎるスマートウォッチでは結構便利です。

『私の』タブでは活動量の目標設定やヘルプセンターの確認、アカウント関連の設定を行えます。

使用した感想

画面の明るさについて

写真はウォッチを最大輝度にして8月の炎天下で撮影した写真です。
最大輝度600Nitsというのがスペック上はやや不安に感じていましたが、実際外で使ってみるとかなり鮮明で明るく見やすいです。外でも十分な視認性だと思います。

操作感について

ディスプレイの感度・操作性は良好で動きも滑らかです。画面遷移も素早く特にストレス無く使用する事ができました。ショートカットボタンも2種類カスタム可能なのでかなり便利です。
↓操作感の詳細は動画参照

主な機能について

・オフラインマップ機能

専用アプリで指定した地域の地図をウォッチへ転送し、オフラインでもウォッチ側に地図を表示させGPSで位置を照合してトラッキングしてくれる超便利機能です。地図はウォッチ上で拡大/縮小も可能で、主要施設名等も表示されるので普段はスマホを出さなくても地図として使えますし、スマホの電波が入りづらい登山等でも重宝します。地図の転送自体はオンライン環境で行う必要があるので基本的には事前にダウンロードしておいた方が良いでしょう。

また、説明書にも記載がありますがウォッチ側で測位して地図とするのに数分かかる場合があります。使用する場合は早めに機能を起動させておいた方が良いです。

紙媒体の説明書にはオフラインマップにてナビゲーション機能も使用できると記載がありますが、実際にはナビゲーション機能は使用できないのでご注意ください。使用できないというか、機能としては存在するものの使用しても機能しないと言った方が正しいでしょうか。これはAGM Mobile担当者より案内がありましたので仕様です。何故説明書と齟齬があるのかは不明です。

各健康測定機能について

心拍・血中酸素・ストレスは手動/自動どちらでも測定可能です。
睡眠は夜だけでなく昼寝も標準で測定可能です。昼寝は非対応だったり、別途設定する必要があるモデルが多いので生活リズムが崩れている私としては嬉しいです。

各測定結果を実際に使用してみて、概ね精度は十分かなと感じました。特に歩数計に関しては結構いい加減な機種も多いですが、10歩ずつぐらいの間隔で表示更新してくれるウォッチフェイスがあったので試してみたところ実際の歩数とほぼ一致していたので活動量のデータに関しては信頼できるなと思いました。

ただ、あくまで測定結果を表示してくれる基本的な機能という印象です。
具体的に言うと、例えば健康データが危険な状態だったり改善が必要な状態であれば警告を出してくれたり、測定結果から改善方法を提案してくれるような機能はありません。エントリー帯の製品に求めすぎかもしれませんが、個人的にはせめて「睡眠不足」のような簡潔な指標でもあるとより健康管理しやすいかなと思いました。

バッテリー性能について

満充電の状態から各健康モードの自動モニタリング機能をONにして画面輝度60%程度、通知ON、週2、3回運動モード使用で運用したところ約10日間持ちました。また、これはどのスマートウォッチでも同じですがGPS機能を使用すると充電の消費がかなり激しくなるので例えば毎日運動する習慣の方等はもっと短くなると思います。逆に、運動習慣が無かったり、使わない自動モニタリング機能をOFFにしておくことでもっと長く持たせる事も可能だと思います。

良かった点・気になった点

良かった点

・デザインが秀逸/明るく見やすい画面

アウトドア向けウォッチって機能や性能は魅力的だけど、大きくゴツゴツとしたデザインや独特な色使いが個人的にはそんなに好きでは無く、シンプルめなデザインでアウトドア性能のウォッチがあれば良いのになと思っていたのですが、まさにAGM Legion Proがそれに当てはまるウォッチでした。

エントリー帯ながら外で使用しても十分な視認性を確保できる輝度と鮮やかさもとても良いと思います。

約1.5万円でオフラインマップ機能搭載

ミドルクラスのアウトドアモデルでも中々搭載していないオフラインマップ機能をエントリー帯で搭載しているのはかなり凄いと思います。ナビゲーションがあれば尚良かったですが、地図表示だけでも十分すぎるぐらいに実用性が高いです。

ボタンカスタマイズ性の高さ

ショートカットキーに2つの機能を割り当てられる為、いちいちメニューから探さなくてもサッと機能を呼び出す事ができます。初期設定のように運動メニューと設定を割り当てるのは定番でしょうし、オフラインマップを割り当てればすぐに地図を展開でき便利です(最初の測位にはやや時間がかかりますが)。1つでも十分に便利ですが2つ割り当て可能にしてくれた点は素晴らしいと思います。

リマインダー機能搭載

専用アプリからリマインダーへ予定と時刻を記入しておけば、当該時刻になった際にバイブレーションとポップアップで通知してくれます。仕事のスケジュール管理や趣味の予定等幅広いシーンであるとなにかと便利な機能です。コレがあるだけでQOLがぐんと上がります。

気になった点

バイブレーションはやや弱め

設定からバイブレーション強度を3段階で調整できますが、一番強いものに設定してもやや弱いかなという印象を受けました。気付けない程弱い訳ではありませんが、もう少し強くても良いかなと感じました。

・GPSの測位はやや時間がかかる傾向

ウォーキング、ランニング等のGPSを使用する運動種目やオフラインマップでは機能使用時にGPSで測位しますが、大体2~4分程度かかりました。地域や環境によって測位時間は前後するとは思いますが、これまで試してきたGPS内蔵ウォッチと比較するとやや遅めかなという印象を受けました。一度測位してしまえばその後はスムーズに使用できるのでGPS機能を使用する予定がある場合は外出した時点で一度測位しておくと良いでしょう。

総評

AGM Legion Proは、約1.5万円という手頃な価格ながら、オフラインマップ機能を搭載している点が最大の特徴です。アウトドア向けのタフネス設計でありながら、ゴツすぎないシンプルで洗練されたデザインも魅力。明るく見やすいAMOLEDディスプレイ、複数の機能を割り当てられる便利なボタンカスタマイズ機能、長めのバッテリー持ちなど、エントリーモデルとしては非常に充実した機能を備えています。

一方で、バイブレーションがやや弱い、GPSの測位に時間がかかるなどの気になる点もあります。しかし、全体的にはコストパフォーマンスが高く、アウトドアから日常使いまで幅広く活用できるスマートウォッチと言えるでしょう。


こんな人におすすめ

  • 登山やキャンプなどのアウトドアが好きな人:オフラインマップ機能があるので、スマホの電波が届かない場所でも地図を確認できます。
  • タフネス性能とデザイン性の両方を求める人:アウトドア向けの堅牢な造りでありながら、シンプルで洗練されたデザインなので、普段使いでも違和感がありません。
  • コストパフォーマンスを重視する人:1.5万円程度で多機能なスマートウォッチを探している人にとって、非常に魅力的な選択肢です。

AGM公式ストア:

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