概要
こんにちは。今回は、AVIOT(アビオット)から発売された完全ワイヤレスイヤホン
TE-U1-PNK(通称:ピヤホン9)をレビューしていきます。

本モデルは、ロックバンド凛として時雨のドラマーである
ピエール中野氏が音質監修を担当していることで話題の「ピヤホン」シリーズ最新作です。
これまでのピヤホンシリーズは、ミドル〜ハイエンド価格帯が中心でしたが、
本作は税込9,980円という1万円未満のエントリー価格帯で登場。
現在この価格帯は、中華オーディオブランドを中心に
高音質・高機能モデルがひしめく激戦区です。
その中で、国内ブランドが音質重視のモデルを投入してきた点に、大きな期待を寄せていました。
製品スペック・仕様
| 項目 | AVIOT TE-U1-PNK(ピヤホン9) | EarFun Air Pro 4+ | SOUNDPEATS Air5 Pro+ | QCY MeloBuds N70 |
|---|---|---|---|---|
| ドライバー方式 | φ10mm ダイナミックドライバー | 10mmダイナミックドライバー+BA | MEMSドライバー+ 10mmダイナミックドライバー | MEMSドライバー+ 10mmダイナミックドライバー |
| 対応コーデック | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC、LC3、LDAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless | SBC、AAC、LC3、LDAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless | SBC、AAC、LDAC |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 6.0 | Bluetooth 5.4 | Bluetooth 6.0 |
| 最大持続時間(単体) | 約9.5時間(ANC ON時記載無し) | 12時間(ANC ON時8時間) | 6時間(ANC ON時記載無し) | 10時間(ANC ON時7時間) |
| 最大持続時間(ケース込み) | 約41.5時間 | 54時間 | 30時間 | 50時間 |
| 充電形式 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C ワイヤレス充電 | USB Type-C | USB Type-C ワイヤレス充電 |
| 急速充電 | 対応(10分で約1.5時間) | 対応(10分で約3時間) | 対応(10分で約2時間) | 対応(10分で約2時間) |
| 内蔵マイク | 合計4基 | 合計6基 | 合計6基 | 合計6基 |
| ANC(アクティブノイズキャンセリング) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| マルチポイント | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 専用アプリ | - | 〇 | 〇 | 〇 |
| サウンドモード切替 | 〇 | - | - | - |
| ゲームモード | - | 〇 | 〇 | 〇 |
| 立体音響モード | - | - | - | 〇(疑似拡張) |
| 装着検出 | - | 〇 | - | 〇 |
| 防水性能 | IPX4 | IP55 | IPX5 | IPX5 |
| 通常価格(税込) | 9,980円 | 13,990円 | 15,380円 | 9,980円 |
内容物

- イヤホン本体+充電ケース
- イヤーピース3サイズ(1組装着済み)
- 充電ケーブル
- 説明書類
外観・装着感


充電ケースは卵型の丸みを帯びたコンパクトデザイン。
マット仕上げで指紋が目立ちにくく、ロゴも控えめです。

カラビナ付きの専用キャリングケースが付属するので傷から守りながらすぐに携帯できます。

イヤホン本体はスティック型で、ブラック×ゴールドのカラーリング。
スティック上部がセンサーになっています。


- イヤホン重量:約4.4g
- ケース込み:約37.8g
イヤホン本体、充電ケース共に非常に軽量です。


耳に入る部分はやや大きめの設計ですが、装着していくうちに馴染みやすい形状です。
非常に軽量で、長時間装着しても疲れにくい印象です。
ただし、音響設計の関係で
耳に入る部分はやや大きめの作りのため、
人によっては装着初期に窮屈さを感じる可能性はあります。
サウンドモードについて
TE-U1-PNKは専用アプリには非対応ですが、
代わりに本体操作で切り替え可能な3つのサウンドモードを搭載しています。
これらはすべてピエール中野氏監修の特別チューニングです。
ミュージックモード
高域のキレと低域のアタック感・沈み込みを楽しめる、
いわゆる王道のドンシャリ寄りバランス。
ロックやポップスなど、ノリの良い楽曲と相性抜群です。
ボーカルモード
ボーカルが一段前に出て、
音像が頭の中心に近づくような定位感が特徴。
ボーカル重視の楽曲を好む方におすすめです。
グルーヴモード
個人的に最も印象的だったのがこのモード。
低音の量感と立体感が非常に豊かで、
他のイヤホンではなかなか味わえない深みのある低域表現が楽しめます。
豪快なサウンドながら、低音の作り込みが丁寧で濁りが少なく、
低音好きにはかなり刺さる仕上がりです。
音質レビュー総評

正直に言って、想像以上の完成度でした。
1万円未満の価格帯では、
音質面で中華ブランドの競合モデルが非常に強く、
国内ブランドが並ぶのは難しいと思っていましたが、
TE-U1-PNKは十分に対抗できる音質を持っています。
本モデルは、比較した競合機の中で
唯一のダイナミックドライバー単機構成ですが、
その良さがしっかりと活かされています。
- クリアで解像度が高い
- 鋭すぎず、耳にスッと入ってくる聴き心地
- 高域のキレと低域の沈み込み、立体感のバランスが秀逸
特に低域の立体感は、
ピヤホンシリーズならではの独自性を強く感じました。
ロック、バンドサウンド、EDM系の楽曲は
非常に気持ちよく楽しめると思います。
通話音質・マイク性能
通話音質は、やや加工感のある音ではあるものの、
実用上はまったく問題なしという印象。
多少こもり気味には聞こえますが、
会話が聞き取りづらくなるレベルではありません。
ノイズキャンセリング・外音取り込み
ノイズキャンセリング性能は、
音質重視モデルとしてはかなり優秀です。
- 十分な減衰量
- ノイキャン特有の閉塞感が少ない
- ホワイトノイズをほとんど感じない
ノイズキャンセリングが苦手な方でも、
違和感なく使える仕上がりだと思います。
外音取り込みも非常に自然で、
実際に耳で聞いている感覚に近い印象でした。
マルチポイント・遅延性能
- マルチポイント:LDAC併用可能
- 切り替えレスポンス:約3秒
LDACとマルチポイントの併用が可能なモデルはまだ少なく、
これは大きな強みです。
遅延テスト結果(簡易)
- LDAC:約272ms
- AAC:約250ms
ゲーム用途には厳しいですが、
動画視聴であれば、最近の主要アプリでは
自動同期されるため、実用上は問題ありません。
気になった点
- 専用アプリ非対応
- コントロールカスタマイズ不可
- 操作割り当てがやや独特で慣れが必要
ただし、多くの操作をイヤホン単体で完結できるため、
アプリを使わない派の人にはむしろ使いやすいとも言えます。
総合評価・おすすめポイント

AVIOT TE-U1-PNK(ピヤホン9)は、
- 1万円未満で音質を重視したい人
- 専用アプリをあまり使わない人
- ワイヤレスイヤホン単体で操作を完結させたい人
に特におすすめできるモデルです。
国内ブランドでこの価格帯、
これだけの音質・機能・完成度を実現したのは本当に見事。
「音質重視の1万円以下ワイヤレスイヤホン」を探している方は、
ぜひチェックしてみてください。
より詳しいレビューはこちら↓(バーチャル試聴有り)

