製品の概要
qdc EVOLVER Iridescentは、新開発の10.6mmダイナミックドライバーとMST(マグネットスタティック)ツイーターを組み合わせた、ハイブリッド型の有線イヤホンです。日本代理店アユートとの共同企画・開発によって誕生したコンセプトIEMで、ブランドのエントリーモデル「SUPERIOR」からのステップアップを想定しています。
独自の複合同軸構造ドライバーによる広帯域のフルレンジ再生に加え、光の当たり方や見る角度によって色合いが変化する「Magic Powder」フェイスプレートを採用。サウンドステージや音の距離感、音量による帯域バランスの変化など、イヤホンの音響特性をより深く理解するための設計が特徴です。
- ブランド名: qdc
- モデル名: EVOLVER Iridescent(QDC-EVOLVER-ID)
- 発売日: 2026年10月24日
製品の特徴
新開発の10.6mmダイナミック+MST複合同軸構造ドライバー
左右のイヤホンに、10.6mmダイナミックドライバーとMST(マグネットスタティック)ドライバーを一体化した、独自の複合同軸構造ドライバーを搭載しています。2種類のドライバーを同軸上に配置することで、それぞれの特性を組み合わせたフルレンジ再生を目指しています。
ダイナミックドライバーには20μmのアルミニウムダイアフラムを採用し、躍動感のあるサウンドと低音域の再生を担当。MSTドライバーにはアモルファスFeSiBCuNbダイアフラムを採用し、中高音域の高レスポンスな再生を担います。
2種類のドライバーの長所を生かし、10Hz~50kHzの広い再生周波数帯域に対応しています。
サウンド体験の向上を目指したコンセプト設計
EVOLVERは、qdcのサウンド設計や音響技術をより深く理解してもらうことを目的としたコンセプトIEMです。
エントリーモデルのSUPERIORからのステップアップを想定し、サウンドステージの広がりや音の距離感、音量による周波数帯域のバランスの違いなどを体感できるように設計されています。単に音楽を再生するだけでなく、イヤホンによる音の聴こえ方の違いを学びたいユーザーにも向けられたモデルです。
光の角度によって表情が変わる「Magic Powder」デザイン
フェイスプレートには、進化と変化をテーマにした独自の「Magic Powder」デザインを採用しています。
光の当たり方や見る角度によって色合いが変化するため、一般的な単色のフェイスプレートとは異なる外観を楽しめます。音響性能だけでなく、デザイン性にもこだわった製品です。
人間工学に基づくユニバーサルシェル
シェルには、qdcが蓄積してきた耳型データや装着に関する研究を生かした、人間工学に基づく形状を採用しています。
カスタムIEMのようなフィット感を目指した設計で、耳に沿いやすい形状と角度付きのコネクターカバーによって、耳掛け部分の装着性にも配慮しています。
3.5mmと4.4mmに対応する交換式マルチプラグ
付属ケーブルには、4芯銀メッキ銅線を採用しています。ブラックカラーの被膜を施した約120cmのケーブルで、プラグ部分には3.5mmアンバランス接続と4.4mmバランス接続を切り替えられる、スクリューロック式の2in1マルチプラグを搭載しています。
再生機器の出力端子に合わせてプラグを交換できるため、一般的な3.5mmイヤホンジャックを備えた機器から、4.4mmバランス出力を搭載したポータブルオーディオ機器まで幅広く対応できます。
イヤホン本体側のコネクターには、0.78mmのカスタムIEM 2pinフラットタイプを採用。ケーブルの選択肢を広げやすい仕様です。
なお、リケーブルを行う場合は、0.78mm径に対応した適合ケーブルを使用する必要があります。径が合わないケーブルは、脱落やコネクターの破損につながる可能性があるため注意が必要です。
イヤーピースや専用ケースなどの付属品
付属品には、持ち運びに便利なセミハードタイプのオリジナルキャリングケースを用意しています。
イヤーピースは、装着時の負担軽減を考慮したソフトフィットタイプと、外れにくさを重視したダブルフランジタイプの2種類を同梱。それぞれS・M・Lの3サイズが付属するため、耳の形状や使用環境に合わせて選べます。
このほか、クリーニングツールも付属しており、日常的な持ち運びやメンテナンスにも配慮されています。
製品のスペック・製品仕様表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ブランド | qdc |
| モデル名 | EVOLVER Iridescent |
| 型番 | QDC-EVOLVER-ID |
| 発売日 | 2026年10月24日 |
| 製品タイプ | 有線イヤホン(IEM) |
| ドライバー構成 | 10.6mmダイナミック+MST複合同軸構造 |
| ドライバー数 | 片側2ドライバー(1DD+1MST) |
| ダイナミックドライバー | 10.6mm、20μmアルミニウムダイアフラム |
| MSTドライバー | 10.6mm、アモルファスFeSiBCuNbダイアフラム |
| インピーダンス | 13Ω |
| 音圧感度 | 105dB SPL/mW |
| 再生周波数帯域 | 10Hz~50,000Hz |
| ケーブル素材 | 銀メッキ銅 |
| ケーブル構成 | 4芯 |
| ケーブル長 | 約120cm |
| 本体側コネクター | カスタムIEM 2pin(0.78mm)フラットタイプ |
| プラグ | 交換式マルチプラグ(3.5mm/4.4mm、ストレート) |
| 付属品 | 4芯銀メッキ銅ケーブル、3.5mmアンバランス変換プラグ、4.4mmバランス変換プラグ、ソフトフィットシリコンイヤーピース3ペア、ダブルフランジイヤーピース3ペア、クリーニングツール、オリジナルキャリングケース |
どんな人におすすめか
qdc EVOLVER Iridescentは、エントリークラスのイヤホンからステップアップしたい方や、ドライバー構成の違いによる音の再現性を追求したい方に適した有線イヤホンです。
- SUPERIORからのステップアップを検討している方: qdcのサウンド設計をさらに深く体験したい方に向いています。
- ドライバー技術にこだわる方: ダイナミックドライバーとMSTを組み合わせた独自の複合同軸構造に興味がある方に適しています。
- 音の広がりや距離感を重視する方: サウンドステージや音量による帯域バランスの違いなど、音響面の特性を重視する方に向いています。
- リケーブルを楽しみたい方: 0.78mm 2pinコネクターを採用しているため、対応ケーブルへの交換を楽しめます。
- 接続方式を使い分けたい方: 3.5mmアンバランス接続と4.4mmバランス接続の両方を利用したい方に適しています。
- デザイン性も重視する方: 光の角度によって色合いが変化する「Magic Powder」フェイスプレートを楽しみたい方にもおすすめです。
独自の複合同軸構造ドライバー、交換式マルチプラグ、人間工学に基づくシェル形状を組み合わせたEVOLVER Iridescentは、音響技術と使い勝手の両方を重視するオーディオ愛好家に向けたコンセプトIEMです。


