TRN Dolphin/SHELL レビュー IEM優秀エントリーモデル/豪華ハイコスパモデル

TRN Dolphin/SHELL レビュー IEM優秀エントリーモデル/豪華ハイコスパモデル イヤホン
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概要

今回は、TRNの有線イヤホン「Dolphin」と「SHELL」をレビューしていきます。

提供:TRN

どちらも金属製の筐体を採用していますが、ドライバー構成や音の傾向は異なります。実際の装着感や音質を中心に、それぞれの特徴を紹介します。

スペック・製品仕様

項目TRN DolphinTRN SHELL
ドライバー構成10mmダイナミック型 × 1ダイナミック型 × 3
(10.5mm + 8mm + 6mm)
+
6mm平面駆動型 × 1
再生周波数帯域20Hz~20kHz20Hz~20kHz
感度106dB110dB
インピーダンス32Ω16Ω
筐体液体金属液体金属
装着方式耳掛け式耳掛け式
ケーブル銀メッキ無酸素銅4芯銀メッキハイブリッドケーブル
ケーブル長約1.2m約1.2m
ケーブル接続0.78mm 2ピン0.78mm 2ピン
接続プラグ3.5mmマイク無/3.5mmマイク有/USB Type-Cの選択肢3.5mm/4.4mm 同梱
カラーブラックシルバー/虹色
価格(AmazonTRN直営店参考)3,150円~8,950円~

Dolphinは10mmの液晶ポリマー振動板を採用したシンプルな構成です。一方、SHELLは3基のダイナミックドライバーと1基の平面駆動型ドライバーを組み合わせた、複数ドライバー構成となっています。

内容物

TRN Dolphin

  • イヤホン本体
  • イヤホンケーブル
  • 交換式プラグ
  • イヤーピース
    • TRNチップス×Ⅿサイズ1ペア
    • 標準シリコンイヤーピース(3サイズ各1ペア)
  • 収納ポーチ
  • 説明書

Dolphinは購入時に3.5mmプラグまたはUSB Type-Cプラグを選択できます。プラグは交換可能ですが、別タイプのプラグは付属しません。

TRN SHELL

  • イヤホン本体
  • イヤホンケーブル
  • 交換式プラグ(3.5mm/4.4mm)
  • 交換用ノズル3種類
  • イヤーピース(5種類・合計13ペア)
  • 収納ケース
  • ストラップ
  • 説明書

SHELLには3種類のノズルが付属しています。ノズルを交換することで、音の傾向を調整できます。

(※私のセットではイヤーピースがたまたま1種類欠品していた為、写真では4種類10ペアになっていますが、正規は5種類13ペア付属します。)

外観・デザイン

TRN Dolphin

Dolphinは、ブラックを基調としたシンプルな金属製筐体です。

装飾を抑えた落ち着いたデザインで、全体的にすっきりとまとまっています。派手さはありませんが、金属筐体ならではの質感があります。

TRN SHELL

SHELLも金属製の筐体を採用しています。

Dolphinと比べるとデザインに個性があり、貝殻を思わせるような形状が特徴です。パール加工が施された特別なカラーバリエーションも発売されているようです。

装着感

Dolphinは、イヤーピースや筐体の形状、イヤーフックによって耳に安定して収まります。装着時のフィット感も良好で、比較的安心して使用できます。

SHELLは、主にイヤーピースとイヤーフックによって固定するタイプです。

どちらも金属製ですが、長時間使用しても重さによる疲れは特に気にならなかったとのことです。装着直後は金属の冷たさを感じますが、使用しているうちに気にならなくなります。

遮音性については、イヤーピースによってある程度周囲の音を抑えられますが、Dolphinは小型筐体で耳甲介周りに一部隙間が出来、SHELLはそもそも内側シェルで固定するタイプではない為、完全に外部の音を遮断するほどではありません。

音質

動画内ではバイノーラルマイクを用いたバーチャル試聴比較も行っています↓

TRN Dolphin

Dolphinは、全体的にニュートラル寄りで自然な音作りです。

低音は過度に強調されておらず、タイトで控えめな印象です。音楽全体を下支えするような鳴り方で、主張しすぎません。

中音域はボーカルが極端に前に出るタイプではありませんが、細かな表現をしっかりと感じ取れます。自然な厚みや温かみもあり、聴き疲れしにくい印象です。

高音域はすっきりとしていて、過度な刺激を感じさせず、比較的素直に伸びていきます。

全体として特定の音域を強調しすぎないバランスで、ジャンルを選ばず使いやすいイヤホンだと感じました。

TRN SHELL

SHELLは、Dolphinとは対照的に、広がりや空気感を重視した元気のあるサウンドです。

低音にはパンチと深みがありますが、必要以上に強調されているわけではありません。ミッドベースは立体的で小気味良く、サブベースは包み込むような一体感があり音全体の空気感を演出しています。

中音域は厚みがあり、ボーカルにも力強さがあります。音に立体感があり、勢いのある楽曲との相性も良好です。

高音域は明瞭で、伸びやかさも感じられます。音場は広めで、開放感のある鳴り方が特徴です。

また、付属のノズルを交換することで音の印象が変わります。

  • グリーンリング: 基準となるバランス型のサウンド
  • ブラック: 透明感や明瞭感を重視したサウンド
  • レッド: 温かみや空気感を感じやすいサウンド

個人的にはブラックノズルが好みで、中高音域の見通しがよく、すっきりとした印象になりました。

また、4.4mmバランス接続では音場が広がり、ボーカルがより前に出てくるように感じられたとのことです。

特にシティポップやライブ音源など、空気感や広がりを楽しみたい楽曲との相性が良いです。

なお、動画内の録音サンプルやバイノーラル録音では、実際に耳で聴いたときよりも粗く感じられる場合があります。音質の判断は、実際の試聴を基準にするのがよいでしょう。

総評

TRN DolphinとTRN SHELLは、同じ金属製筐体を採用しながら、音の方向性が異なる2機種です。

Dolphinは、自然でニュートラル寄りの音作りが特徴です。低音を過度に強調せず、ボーカルや高音域も素直に鳴らします。シンプルで扱いやすく、幅広いジャンルを楽しみたい人に向いています。

一方のSHELLは、複数ドライバー構成を活かした、広がりと立体感のあるサウンドが魅力です。低音のパンチやボーカルの厚み、高音域の明瞭さなど、音にメリハリがあります。さらに、交換式ノズルによって音の傾向を調整できる点も特徴です。

価格差はありますが、両機種は単純な上下関係ではなく、音の好みによって選び分けられる製品だと感じました。

  • TRN Dolphin: 自然でバランスのよい音を手軽に楽しみたい人向け
  • TRN SHELL: 音場の広さや迫力、音の変化を楽しみたい人向け

落ち着いた自然なサウンドを求めるならDolphin、より華やかで立体的なサウンドを求めるならSHELLがおすすめです。

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