製品の概要
64 AUDIO Oceanは、同ブランドのフラッグシップIEM「tia Fourté」の技術と設計思想を継承し、ポータブルハイエンドオーディオの新たな基準を追求したユニバーサルIEMです。
6ドライバー・4ウェイ構成のハイブリッド型で、低域にはアイソバリック構成のダイナミックドライバーを2基搭載。中域から高域には複数のBAドライバーと独自のtiaドライバーを採用しています。
さらに、メタマテリアルを組み合わせた「tia waveguide」や、低域・高域を調整できるPassive Acoustic Controlなど、64 AUDIO独自の音響技術を搭載。apex®、tia®、LID®といった独自技術も採用し、音質、装着時の快適性、再生機器との相性に配慮した設計となっています。
シャンパンカッパーカラーのアルミニウム筐体には、風紋から着想を得た切削加工のフェイスプレートを採用しています。
- ブランド名: 64 AUDIO
- モデル名: Ocean
- 発売日: 2026年10月30日
製品の特徴
6ドライバー・4ウェイのハイブリッド構成
6基のドライバーを組み合わせた4ウェイ構成を採用しています。
- Low:ダイナミックドライバー×2
- Mid:BAドライバー×2
- Mid/High:BAドライバー×1
- tia High:tia BAドライバー×1
低域には、2基のダイナミックドライバーを組み合わせたアイソバリック構成を採用。力強さと透明感を両立した低音再生を目指しています。
中域は豊かで存在感のある表現を追求し、中高域は音の埋もれや過度な強調を抑えたバランスに調整。広いサウンドステージや優れた音の分離、全帯域にわたる明瞭な再生を特徴としています。
メタマテリアルを採用した進化版「tia waveguide」
64 AUDIO独自の音響技術「tia waveguide」に、新たに特許を取得したメタマテリアルを組み合わせています。
メタマテリアルを活用した音響設計により、高域の音響エネルギーをコントロール。高域用のtia™ドライバーと組み合わせることで、楽器やボーカルの細かな表現を支える、自然でリアリティのある高音域を追求しています。
Passive Acoustic Controlによる音質調整
付属のフィルターやスクリーンを交換することで、低域と高域の特性を調整できる「Passive Acoustic Control」を搭載しています。
低域は4種類のバックベントフィルターを交換することで、遮音性を維持しながら約8dBの範囲で感度を調整できます。
高域は、着脱可能なステンレス製「tia」スクリーンを採用。感度の異なる2種類を交換することで、耳の形状や音源の特性に合わせた高域の調整が可能です。
電子回路やアプリを使用せず、物理的なパーツの交換によって音質をカスタマイズできる点が特徴です。
tia®(Tubeless In-Ear Audio)
tia®は、不要な共振や歪みを抑え、透明感とリアリティのある音を目指す64 AUDIO独自のIEM設計技術です。
主に以下の3要素で構成されています。
- オープン型バランスド・アーマチュアドライバー
- シングルボア構造
- 専用アコースティックチャンバー
Oceanではtiaドライバーとシングルボア設計を採用し、音の通り道をシンプルにすることで、自然で開放的な音響表現を追求しています。
apex®(Air Pressure Exchange)
apex®は、イヤホン装着時に密閉された耳道内の空気圧を適切に解放しながら、高い遮音性を維持するための独自技術です。
耳道内の空気圧を調整することで、長時間のリスニングにおける疲労を軽減し、自然で広がりのあるサウンドステージを目指しています。
Oceanには、遮音性や音響特性の異なる4種類のモジュール(m20、m15、m12、mX)が付属し、用途や好みに応じて交換できます。
LID®(Linear Impedance Design)
LID®は、複数のドライバーを搭載したイヤホンで発生しやすい、再生機器の出力インピーダンスによる周波数特性の変化を抑える独自回路技術です。
スマートフォン、DAP、DAC/アンプなど、異なる出力インピーダンスを持つ機器に接続した場合でも、周波数特性の変動を抑制し、安定した音質を維持することを目指しています。
風紋をモチーフにしたアルミニウム筐体
筐体にはシャンパンカッパーカラーのアルミニウムを採用。切削加工を施したフェイスプレートは、風によって砂などの堆積物に形成される波状の模様「風紋」から着想を得ています。
64 AUDIOのブランドアイデンティティを反映した、ミニマルで洗練されたデザインが特徴です。
3.5mm・4.4mm対応の高品質ケーブル
付属ケーブルには、24 AWGの4芯銀メッキUP-OCC銅リッツ線を採用しています。
イヤホン側の接続端子はCustom 2Pinで、3.5mmアンバランス端子と4.4mmバランス端子の両方が付属。接続する再生機器に合わせて使い分けられます。
製品のスペック・製品仕様表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ドライバー構成 | ハイブリッド型 |
| ドライバー数 | 6ドライバー・4ウェイ |
| Low | ダイナミック型×2(アイソバリック構成) |
| Mid | BA型×2 |
| Mid/High | BA型×1 |
| tia High | tia BA型×1 |
| インピーダンス | 9.5Ω(1kHz) |
| 音圧感度 | 103.7dB(1kHz、1mW) |
| 再生周波数帯域 | 5Hz~22kHz |
| ケーブルコネクター | Custom 2Pin |
| ケーブル線材 | 24 AWG 4芯銀メッキUP-OCC銅リッツ線 |
| ケーブルプラグ | 3.5mm、4.4mmバランス |
付属品
- 64 AUDIO Premium Leather Case
- 24 AWG 4芯銀メッキUP-OCC銅リッツケーブル(3.5mm・4.4mm)
- TrueFidelity Foam Tips(S/M/L)
- Silicone Ear Tips(S/M/L)
- Low-Profile Silicone Ear Tips(S/M/L)
- 高域調整用tiaスクリーン(2種類)
- 低域調整用バックベントフィルター(4種類)
- 交換用ツール&ホルダー
- クリーニングツール
- クリーニングクロス
- クリップ
- apex®モジュール(m20/m15/m12/mX)
- 保証書(1年間)
どんな人におすすめか
64 AUDIO Oceanは、複数のドライバーを組み合わせたハイエンドIEMを探している方や、広いサウンドステージと高い音の分離性能を重視する方におすすめです。
また、4種類のバックベントフィルターと2種類のtiaスクリーンによって低域・高域を物理的に調整できるため、再生する音楽や自身の聴こえ方に合わせて音質をカスタマイズしたい方にも適しています。
apex®による耳道内の空気圧調整や、LID®による再生機器とのインピーダンス相性への配慮など、独自技術を重視するオーディオファンにも適したモデルです。
3.5mmと4.4mmの両方に対応するケーブルも付属するため、スマートフォンやDAP、バランス出力対応のポータブルアンプなど、複数の再生環境で使用したい方にも向いています。
