概要
こんにちは、あらげです。今回はお手頃な価格帯ながらも非常に高い機能性を備えた製品を展開しているテックブランド「TOZO」から、発売された完全ワイヤレスイヤホン「TOZO NC20 Pro」をレビューしていきます。

今作はパッケージからも分かる通り、充電ケースにスマートタッチディスプレイを搭載した意欲作となっています。実際に使用してみて良かった点や気になった点を詳しく語っていきます。
スペック・製品仕様
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 製品名 | TOZO NC20 Pro |
| ドライバー | 12mm ダイナミックドライバー |
| 最大再生時間(イヤホン本体 / ケース併用) | 12時間 / 60時間 |
| 防水性能(イヤホンのみ) | IPX8 |
| アクティブノイズキャンセリング | 〇 |
| 外音取り込みモード | 〇 |
| 低遅延モード | 〇 |
| 立体音響モード | 〇 |
| ワイヤレス充電 | 〇 |
| 専用アプリ | 〇 |
| 装着検出 | 〇 |
| スマートタッチスクリーン | 〇 |
| AI機能 | 〇 |
IPX8の防水性能。規格における最高等級なので、雨や運動時の汗でも全く気にせずに使うことができます。さらに、この価格帯では非搭載のモデルも多いワイヤレス充電や装着検出にまでしっかり対応。まさに「機能全部盛り」な多能さです。
内容物

- イヤホン本体 + 充電ケース
- 充電ケーブル
- イヤーピース(6サイズ ※1組は本体に装着済み)
- 説明書類
イヤーピースが6サイズも付属しているため、サイズ感が合わないというトラブルが起こりにくいのは嬉しい配慮ですね。
外観・デザイン

充電ケースは丸みを帯びたコロッとしたフォルムですが、他のワイヤレスイヤホンと大きく違うのが前面の黒いタッチスクリーン部分です。

ここをタッチ操作することで、スマホを取り出さずにイヤホンのモード切り替えや設定項目をコントロールできます。画面の動きは非常に滑らかで、フォントやアイコンも綺麗。チープさは一切ありません。

さらに、スマホ内の好きな画像をケースのロック画面(壁紙)として設定できるため、「推し活」なんかにも使えそうです。

1点だけ気になったのは、充電ケースからイヤホン本体が露出している面積が少し少なめなこと。本体が丸みを帯びていることもあり、取り出すときに少し指が滑って掴みにくいかなという印象を受けました。

イヤホン本体は定番のスティックタイプで、スティック部分は短めの作り。上部のタッチセンサーで操作する形状となっています。重量は実測値で片側:約5.5g、ケース合わせ:約54.3gと、平均的な軽さです。
専用アプリについて
専用アプリは大きく分けて5つのタブ(ホーム、AI、コミュニティなど)に分かれており、イヤホンに関する機能は「ホーム」に集約されています。
【アプリ内の主な機能】
聴覚テストによる補正 / ノイキャン(6種類) / イコライザー設定 / 空間オーディオ切り替え / ケースの壁紙変更





- 聴覚テスト:テストを行うことで、自分に最適化されたカスタムイコライザーを作成できます。
- ノイキャンモード:外音取り込みや標準モードを含む6種類が用意されています。
- イコライザーの共有:自分で作ったカスタムイコライザーをアプリ内で公開し、他のユーザーが作ったものをダウンロードして使うこともできる面白い仕組みが備わっています。
使用した感想
装着感


ノイキャン設計を意識してか、耳の内側に接触するシェル部分が少し大きめになっています。そのため、耳が小さい人は少しきつく(圧迫感を)感じるかもしれません。
ただ、その分耳の中でしっかりとフィットするため安定感は高いです。本体は5g台と軽いため、長時間の着用でも重さによる疲れはありませんでした。スティック部分が短めなので、イヤーカフなどのアクセサリー類とも干渉しにくいのはメリットです。
音質
全体的な印象として、「忠実で自然な中高域」と「少し量感があって立体的な低音域」が特徴的です。
実際のところは、芯の震えを感じるしっかりとした低音を体感できます。サウンドステージ(音の広がり)は横に少し広めな印象。デフォルトだとポップスやロックと相性が良いですが、アプリのイコライザーが多彩なのでどんなジャンルでも楽しめます。
また、通話音質も非常に優秀で、マイクから録音した音声はこの価格帯とは思えないほどクリアで音量も十分でした。
主な機能
① 超低遅延(低遅延モード)
遅延測定アプリで簡易計測を行ったところ、オフの状態でも58msと低遅延ですが、オンにすると45msまで短縮されます。動画鑑賞はもちろん、FPSや格闘ゲームも違和感なくカジュアルに遊べるレベルで優秀です。
② 実用的なAI機能(文字起こし・翻訳)

イヤホンのマイクを介して、音声の録音や文字起こし、リアルタイム翻訳、AIチャットが使えます。



試してみたところ、漢字・数字・記号をすべて正確に区別してテキスト化してくれました。英語のスピーチを文字起こしして日本語に翻訳する、といった実用的な使い方が可能です。


他社では月額サブスク(有料)になりがちな機能ですが、TOZOは基本無料。さらにTOZOのワイヤレスイヤホンを1つ購入する毎に有料モードを3か月分使用する事ができます。つまりこのイヤホンを購入した時点で有料モードを3か月分使用する事ができます。※キャンペーン内容や期間は時期により異なる、終了している場合があります。
③ マルチポイント&装着検出
Android端末2台で同時接続を検証。先発デバイスの再生中に後発デバイスの音声を割り込ませるタイプで、切り替えのレスポンスは約1秒と非常に優秀です。装着検出の感度も良く、外すと即時停止、着けると即時再生してくれます。
総評

各機能を一通り使ってみた感想としては、全体的にとても高い水準でまとまっている「同価格帯で敵なし」のワイヤレスイヤホンです。
これだけ高機能なタッチスクリーン付きとなると、大手ブランドでは大体2万円〜4万円クラスが相場ですが、このTOZO NC20 ProはAmazonの参考価格で11,190円。セール時なら1万円未満で買えることもあります。日々イヤホンをレビューしている身からすると、信じられないほどコスパが高いです。
ケースの画面でほぼ全ての操作が完結するため、スマホをカバンから取り出す頻度が激減します。一度使うと手放せない便利さです。
こんな人におすすめ
- スマホを出さずに、ケースだけでノイキャンや設定を完結させたい方
- 1万円前後の予算で、とにかく高機能・全部盛りのイヤホンが欲しい方
- WEB会議や通話が多く、マイク性能やマルチポイントを重視する方
- 文字起こしや翻訳など、最新のAI機能を体験してみたい方

