概要
こんにちは、あらげです。
今回はKZの新作インイヤーモニター「KZ Sheen」をレビューします。

KZといえば、力強さとキレのあるドンシャリサウンドや、メタル感・機械感のある特徴的なデザインが人気のブランドですが、今回の製品はサウンドからデザインまでこれまでのKZとは異なる「新しいKZ」をコンセプトに開発されているようです。
一体どんな実力を見せてくれるのか、製品の特徴やスペック、実際に使ってみた感想について語っていきますので、ご興味がありましたら是非最後までご覧ください。
スペック・製品仕様
| 項目 | 内容・仕様 |
|---|---|
| モデル名 | Sheen(光輝) |
| ピンタイプ | 0.78mm 2Pin |
| 周波数応答範囲 | 20Hz ~ 40,000Hz |
| インピーダンス | 20 ~ 25Ω |
| 感度 | 104 dB/mW |
| カラー / 音質 | ・シルバー[標準音響版] ・ブラック[低音強化版] |
| 接続プラグ | ・3.5mm(マイクあり / なし) ・Type-C(サウンドカード内蔵・マイクあり) |
パッケージ内容

- イヤホン本体
- イヤホンケーブル
- イヤーピース(装着済みのものを含め、2サイズ各1組)
- 保証書
背景が白で露出補正が高すぎたせいで背景と同化して全然映っていませんが、半透明の白いイヤーピースが2サイズ付属しています。(1組装着済み)

付属ケーブルはいつもの硬めでゴワつくやつではなく、取り回しの良い柔らかめのものに変更されています。コネクターはいつもと同じ2PIN Cタイプです。

また、付属ケーブルのバリエーションとして以下の3種類が用意されています。
- 3.5mmマイクあり/なし
- 最近のスマホに直接挿せるサウンドカード搭載USB-Cプラグマイクバージョン
外観・デザイン

まずこれまでのKZをご存知の方ならこの時点で凄い違和感だと思いますが、光の加減によって7色に光る美しいミラープレートを上品な金属フレームで囲った、これまでのKZとは全く異なる美しさに全振りしたデザインになっています。

内側シェルはとても透明度の高い樹脂製クリアシェルで、カスタムIEMのような起伏のあるデザインになっています。
非常に重要なポイントなのですが、本機はバランスバージョンと低音強化バージョンの2つのチューニングバージョンがあります。今回はバランスバージョンをレビューしていますが、低音強化バージョンは写真を見る限り、パネルやフレームや内側シェルも少し黒っぽくなっていて、カラーリングも異なるようです。

これまでのKZとは全く異なる方向性のデザインですが、付属品込みで雰囲気はまとまっていて、ビジュアルはすごい良いなと思います。

本体片側約5.2gと軽量なので、長時間の着用でも疲れにくいです。
音質レビュー(バランスバージョン)
動画版ではバイノーラルマイクによるバーチャル試聴比較も行っています↓
正直、コンセプトを変えてきたとはいえ、「KZ大丈夫か?」とちょっと微妙じゃない?って思っちゃったんですよね。ハッキリ言ってしまうとこの状態だと全然低域で出ないしなんか厚みがなくて、コンセプト云々とかそういう話ではなくて、単純に音のクオリティ自体が他の製品と比べてちょっと微妙だなと思ってしまったんですよね。
すべてを改善する「最大のポイント」
実はこれ、イヤホン自体の問題ではなく、あるパーツの問題で、それを変えることで全てが改善したので、それについてお話ししたいと思います。

その問題のパーツというのが、この付属のイヤーピースです。この付属のイヤーピースが、このイヤホンのあらゆる性能を下げてしまっている諸悪の根源要因です。
一見普通のイヤーピースだし触り心地もサラサラしていて悪くなさそうなんですけど、一定時間装着して少し耳の中が蒸れてくると、めちゃくちゃ滑って耳からイヤホンが外れることが多々あるぐらいフィット感が低いです。これはサイズの問題ではなく多分素材の問題だと思うんですよね。
フィット感が低いということは低域は逃げるし、中の厚みもなくちゃうわけですよ。そもそもフィットしないせいで装着感は悪いし。
そこで、たまたま手元に余ってたお手頃なイヤーピース(KBEAR 4540)に交換してみたら、低域はしっかり出てバランス良く鳴ったし、中高域の厚みは増して聴き応えが増したし、蒸れてもズレてこないし、フィット感は抜群で、全てが改善されてまるで別のイヤホンのように生まれ変わりました。
4540はコスパの高いイヤーピースではあるのですが、特別このイヤーピースがこのイヤホンの性能を引き上げているというよりかは、付属のイヤーピースによって失われていたイヤホン本来の実力が引き出されたという方が正しいかもしれません。
普段あまりここまで言い切ることはないんですけど、これに関しては100%、付属のイヤーピースから他のイヤーピースへ交換必須です。合っているのはイヤホン本体とのカラーリングだけで、サウンドとか装着感に関してはまるで合っていません。
装着感も付属のイヤーピース込みで判断しちゃうと悪いんですけど、イヤーピースを変えてあげれば内側のシェルの形状と合わせて抜群に安定感が良くなります。

付属マイクの音質
マイクから録音した音声をKZ SAGA付属のインラインマイク録音音声と比較しました。
この価格帯の有線イヤホンのインラインマイクの中だったらかなり性能いい方だと思います。両方とも何も調整していない取った音源そのままの状態なんですけど、今作付属ケーブルのマイクの方が明確にボリュームも取れてできているし、マイクの性能も格段に上がっています。
総評と知っておくべき2つのポイント
KZらしい解像度の高さはありながらも、いつもの元気なドンシャリサウンドではなく、どちらかと言うとモニターに近いサウンドチューニングになっているように感じました。
買う前に必ず知っておきたい2つのポイント
- イヤーピースの交換は必須
付属のイヤーピースで判断してしまうとかなり微妙ですが、本体のポテンシャルは高いです。必ず他のイヤーピースに交換してください。 - チューニングスタイルは2種類存在(バランス版 / 低音強化版)
今回レビューしたのはバランス版です。いわゆる普段のKZサウンドを求める方であれば、おそらく低音強化バージョンのほうが良いのではないかと個人的には思います。バランス版は名前の通り、低域、中域、高域と、かなりフラットに近い状態でバランスがとても良いです。見通しの良いモニター系のサウンドに仕上がっています。
おすすめできる人
- フラット・モニター系のイヤホンが好きな人
- 普段KZ系のイヤホンを集めている方の味変機として
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