ND LEO レビュー FPS特化小型軽量IEMの使用感を徹底チェック

ND LEO レビュー FPS特化小型軽量IEMの使用感を徹底チェック イヤホン
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概要

今回はNDより発売のIEM『LEO』(3.5mm/マイク有)をレビューしていきます。

提供:CCA HiFi

こちらのIEMは公式資料を確認したところ音楽向けや音楽・FPS向けとは表記されておらず、完全なFPS向けをコンセプトに設計されているようです。

スペック・製品仕様

項目内容
モデル名ND LEO
ドライバー10mm ダイナミックドライバー
周波数特性20-20000Hz
感度106±3dB
インピーダンス18Ω
ピンタイプ0.75mm (C 2ピン)
ケーブル高純度OFC(無酸素銅)ケーブル
コネクタ3.5mm / Type-C

内容物

  • イヤホン本体
  • イヤホンケーブル
  • イヤーピース3サイズ(1組装着済み)
  • 保証書

イヤーピースはシリコンタイプ。

付属のケーブルはKZ系ではお馴染みのOFCケーブルです。
被覆がやや硬めで少々ごわつきがあります。

プラグは汎用性の高いⅬ字プラグ。
インラインマイクはリモコン付きで通話だけでなく、音楽のコントロールも可能です。
※リモコンは使用デバイスやアプリにより非対応の場合があります。

コネクタは一般的な0.78mm2PINではなくKZ系に多い0.75mm C 2PINなのでリケーブルをカスタムする際は規格に注意してください。

外観・デザイン

筐体はほぼ樹脂製。フェイスプレートにはレコード盤のような装飾にブランドロゴがあしらわれておりデザインはシックでかっこいいですね。何気にフェイスプレートはねじ止め式なので接着剤の経年劣化で分離する事は無さそうです。

シェルは黒みがかった半透明で内部のドライバー等がうっすらと見えます。
ワントーンで統一しつつ装飾や細部の質感の違いでメリハリをつけ、安価ながらオシャレにまとまっている印象です。なんとノズルは金属製です。

ノズル外径は5mm(最大部6mm)、ノズル長は4mmです。
イヤーピースをカスタムする場合は口径が大きめな有線向けの物を選びましょう。

サイズ感は100円玉に収まるぐらい非常にコンパクトで、平均的なサイズ感のIEMと比較してもひと回り小さいです。

重さの実測値は本体片側で3.7g、左右、イヤピ、ケーブル込みでも23.1gと非常に軽量です。

使用した感想

装着感について

筐体がかなりコンパクトなので、耳甲介で支えるというよりはイヤーピースとイヤーフックのみで支えるような装着感です。

写真で見ても、人の耳が忠実に再現された耳型に装着した場合でも自甲介周りに隙間が空いているのがお分かりいただけると思います。

耳が小さい方はこの耳甲介周囲のサイズ感が大きいと窮屈に感じたり、痛みを感じる場合もありますがシェルはコンパクトな為耳甲介への負荷は一切かかりません。その為、全員とまではいかないでしょうがイヤホン筐体のサイズ感はほぼ心配しなくても大丈夫だと思います。

とても軽い為、長時間の着用でも重さによる疲れは一切感じませんでした。

音質について

  • 高域
    • 非常に解像度が高くクリアで忠実。視界が開けるような見通しの良さ。
  • 中域
    • こちらも解像度が高く厚みがある。刺さる程では無いが中域から高域にかけてがやや音圧強めで強調されている印象。
  • 低域
    • サブベースは輪郭がはっきりしていて明瞭。ミッドベースはタイトかつ弾力のあるリズミカルな音
  • サウンドステージ
    • 縦:普通
    • 横:広め

FPSゲーム用途と音楽用途両方で使用した感想です。

  • FPS用途
    • 足音、リロード音等の効果音が鮮明に聞こえて分かりやすい。
    • 定位感は立体的で前後左右の方向・位置関係が分かりやすい
    • 定位感は良いが誇張されすぎておらず実際に耳で聞くような自然な音場
  • 音楽用途
    • 解像度が非常に高く見通しが良い明るめのモニターサウンド
    • ボーカル(特に女性ボーカルの声を張るハイトーン)はガツンと来る厚み
    • サブベースは輪郭がはっきりとしていて余韻の少ないタイトな低音だがミッドベースは弾力のあるリズミカルな音でノリの良い楽曲も気持ちよく聴ける

FPSの効果音に合わせて中高域が強調されたチューニングとなっており、リロード音や足音等の効果音は音楽鑑賞用イヤホンと比べ輪郭が非常にはっきりしていて聞き取りやすく、前後左右の位置関係も明瞭でゲームにおいては恩恵を強く感じる事ができました。

低音は存在感はありつつも強調しすぎず銃声や爆発音等も邪魔にならない程よいバランスです。FPS特化としか謳われておらず音楽用途においては特に公式からは触れられていませんが、出力高めの中高域と明瞭で弾力のある低域により突き抜けるような明るく気持ちの良いサウンドを楽しむ事ができます。

ただ中高域の出力高めなので長時間の音楽試聴は聴き疲れしやすいと思います。音楽鑑賞においては私は中高域寄りでシャープなチューニングが好きなので気持ち良く感じましたが、普段低域寄りやナチュラルチューニングを好む人には中高域がくどく感じられる可能性も考えられます。

  • 通話音質
    • インラインマイクから録音した音声を聞いたところ及第点ぐらいかなといった印象。めちゃくちゃクリアという訳ではないがボリュームは十分で通話・ボイスチャット用途では問題無く使えると思う

総評

ND LEOは、FPSゲーム向けとして設計されたIEMらしく、足音やリロード音などの効果音の聞き取りやすさ、自然で分かりやすい定位感が魅力のモデルでした。

特に印象的だったのは、前後左右の位置関係の把握しやすさ。定位感を必要以上に誇張した“作られた音場”ではなく、実際に耳で聞く感覚に近い自然な空間表現となっており、敵の方向や距離感を掴みやすく感じました。足音や細かな効果音の輪郭も非常に鮮明で、FPSゲームにおいては明確な恩恵を感じやすいチューニングです。

また、装着感も優秀です。筐体は非常にコンパクトかつ軽量で、耳甲介への負担が少なく、長時間のゲームプレイでも疲れにくいのは大きな魅力でしょう。耳が小さい方でも装着しやすそうなサイズ感も好印象でした。

音楽用途については、公式では特に触れられていないものの、実際に聴いてみると高解像度で見通しが良く、中高域のエネルギー感が気持ち良い明るめのモニターサウンドを楽しめます。女性ボーカルのハイトーンやギターなどは存在感が強く、タイトながら弾力感のある低域によってノリの良い楽曲とも相性は良好です。

一方で、FPS向けに中高域が強調されたチューニングのため、長時間の音楽鑑賞ではやや聴き疲れしやすい印象もありました。低域重視やナチュラル系のサウンドを好む方には少し刺激が強く感じられる可能性があります。

総合的には、「FPSで足音や定位感を重視したい」「軽くて長時間使いやすいIEMが欲しい」という方に特におすすめできる1本です。加えて、中高域寄りのシャープで明るいサウンドが好みなら、音楽用途でも十分楽しめるポテンシャルを持ったモデルだと感じました。

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