概要
こんにちは、あらげです。
今回は、TRNの新作インイヤーモニター「TRN MTX」をレビューしていきます。

TRNといえば、コストパフォーマンスの高いイヤホンを数多く展開しているブランドですが、今回のMTXはその中でもかなり低価格なモデル。
AliExpressでは2000円未満で購入できるほど手頃な価格ながら、実際に使ってみると「本当にこの価格でいいの?」と思ってしまうほど、音質面での完成度が高いイヤホンでした。
スペック・製品仕様
| 項目 | TRN MTX |
|---|---|
| ドライバー | 10mm ダイナミック |
| 振動板 | ベリリウムコーティング |
| 磁気回路 | デュアル磁気回路 |
| 周波数特性 | 20Hz~20kHz |
| インピーダンス | 32Ω ±15%(@1kHz) |
| 感度 | 120dB/Vrms(@1kHz) |
| THD | ≤0.5%(@1kHz、94dB) |
| コネクター | 0.78mm 2pin |
| プラグ | 3.5mm |
| ケーブル | 着脱式・編組ケーブル |
| 装着方式 | イヤーフック |
| 重量 | 7.5g(イヤホン) / 10.5g(ケーブル) |
| カラー | Cool Black / Pure White |
内容物
- イヤホン本体
- イヤーピース 3サイズ
- イヤホンケーブル
- 説明書
付属ケーブルについては、線材などの詳細な情報は確認できませんでした。

コネクターは2pin、プラグは3.5mm L字プラグを採用。
ケーブルの被覆はPVC製で、柔らかくしなやかなため、取り回しは良好です。
また、従来のTRN製品で見られたカバー付き2pin(qdc)タイプではなく、今回は標準的な2pin仕様になっています。

外観・デザイン

MTXのフェイスプレートには、非常にシンプルなデザインで「X」の文字がプリントされています。
余計な装飾をほとんど排除したデザインは独特の存在感があります。
カラーバリエーションは、
- ホワイト
- ブラック
の2種類。
筐体にはポリカーボネート複合素材を採用しており、片側わずか約3g台という非常に軽量な設計になっています。

サイズも比較的コンパクトです。
また、今回のMTXでは付属イヤーピースも従来のTRN Tipsとは異なる一般的なさらっとしたシリコンタイプが採用されています。
デザインや付属品など、これまでのTRN製品とは少し方向性が異なるモデルという印象を受けました。
装着感


MTXは筐体が小型かつ軽量で、耳甲介の形に沿うように設計されています。
そのため、フィット感はかなり良好です。
筐体自体が非常に軽いため、装着していても負担を感じにくく、さらにイヤーピースとイヤーフックによってしっかり固定される印象があります。
安定感はかなり高く、イヤホンがズレにくいのも好印象です。
また、筐体が小型で圧迫感も少ないため、長時間の装着にも向いていると思います。
音質レビュー
それでは、ここから音質について見ていきます。
動画版ではバイノーラルマイクで録音した音声を使い、他のイヤホンとの比較試聴も行っています↓
比較対象として、TRNの人気モデルであるTRN ConchやTRN Starfishを使用しています。
パワフルなミッドベースが印象的
実際に聴いてみて最初に印象的だったのは、力強いミッドベースです。
中域から高域にかけては高い解像度はありながらも雑味、きつさの無いクリアなサウンドに仕上がっています。
全体のバランスとしては低域がやや強め。
一方で、ボーカルもやや近めでしっかりと存在感があり、聴いていて楽しいサウンドに仕上がっています。
音場
音場は、縦方向がやや広め、横は普通という印象。
ボーカルは比較的近めに感じられます。
TRN Conch・Starfishとの比較
TRNのヒットモデルであるConchと比較すると、音の傾向には明確な違いがあります。
Conchでは、金属筐体ならではの響きや鋭さを感じる部分があります。
それに対してMTXは、樹脂筐体の特性もあってか、中高域の響きがかなり自然で、耳当たりの良い音に仕上がっています。
一方で同じ樹脂筐体を採用しているStarfishと比較すると、MTXのほうが音の輪郭が引き締まっているように感じられます。
今回比較したConchとStarfishのサウンドを、ある意味で中間的にまとめたようなキャラクターとも感じました。
2000円以下とは思えないコストパフォーマンス
TRNのエントリー製品は、もともと価格以上のコストパフォーマンスを持つ製品が多いですが、その中でもMTXは特に印象的でした。
もちろん、付属品の充実度などでは上位モデルに及びません。
しかし、サウンドクオリティに関しては、エントリーモデルとは思えないレベルです。
何より、AliExpressで2000円未満という価格を考えると、その音質にはかなり驚かされます。
低域がやや強めで、ボーカルも近め。
それでいて全体としては聴きやすく、ジャンルを選ばず気軽に音楽を楽しめるサウンドに仕上がっています。
こんな人におすすめ

TRN MTXは、特に以下のような人におすすめです。
- できるだけ安く有線イヤホンを試してみたい人
- 低音がしっかりしたサウンドが好きな人
- 普段使いできる低価格イヤホンを探している人
特にイヤホンにあまりこだわりがない人や、これから有線イヤホンを試してみたい人にもおすすめしやすいモデルです。
TRN MTXは、2000円以下という価格からは想像できないほど高いサウンドクオリティを持った有線イヤホンでした。
正直、普段からイヤホンをレビューしている立場でも「この価格でここまでやるのか」と感じるレベルです。
付属品やケーブルなどは価格相応にシンプルですが、イヤホンで最も重要な音質については、十分に満足できる仕上がり。
また、2000円以下という価格なら、傷や故障をあまり気にせず、ポケットやカバンに入れて持ち歩いたり、外出時に気軽に使ったりできるのも大きなメリットです。
高価なイヤホンだとどうしても取り扱いに気を使ってしまいますが、MTXなら気軽かつ豪快に使える普段使いイヤホンとして活躍してくれます。
「とにかく安くて、音の良い有線イヤホンが欲しい」という人には、ぜひチェックしてほしい一台です。
・Aliexpress TRN公式ストア↓



